“let”を使った英語の表現
英語対訳で読む禅入門の本でふと目にした言葉、「Let it go.」。
禅の言葉では、「放下著」(ほうげじゃく)、つまり、悟りを開くために迷いや執着などを捨て去ることを言うそう!
映画『アナと雪の女王』の歌詞では、「ありのままに」と訳されていましたが、実際の意味としては「何もしない」「放っておく」「諦める」というようなニュアンスです。
ということで今回は、“let”を使った英語の表現をいくつかご紹介!
前回の記事はこちら>>英語で「敵の様子は?」と聞かれたら? どう答える?
まずは、タイトルの答えから。
・“let ~ down”
:~を失望させる
ex. 「Don’t let me down.」(がっかりさせないで)
・“let ~ alone”
:~に干渉しない
ex. 「Let me alone!」(放っておいて!)=「Leave me alone!」
・“let ~ go”
:~を行かせる、~を解放する、解雇する
ex. 「I’ll let you go.」([電話中に]もう切るよ、手を離すよ)
最後に、“let”を使ったちょっとおもしろい表現を。
“let the cat out of the bag”
直訳すると「猫をカバンから出す」ですが、会話の途中で突然こんなことを言われても困惑してしまいますよね。
ではどのような意味になるのでしょうか?
正解は……
“let the cat out of the bag”で「うっかり秘密を漏らす」という意味。
語源になっているのは、昔、市場で、袋に入れた猫を「豚が入っている」と嘘をついて売ろうとしたところ、袋から猫が出てきて嘘がばれてしまったという話。
そこから転じて、「うっかり秘密を漏らす」という意味で使われるようになったよう。
ex. 「Who let the cat out of the bag?」(誰が秘密をバラしたの?)
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。