【33歳・7歳年上の不倫彼に精神的にも依存したケース】
元モデルの冬香さん(仮名)は、飲み会で知り合った男性・松尾さん(仮名)と不倫をしていました。最終的に冬香さんが松尾さんに精神的に依存しきってしまい、破局を迎えました。
「不倫を始めた当時は私も仕事がうまくいっていて余裕があったんですけど、コロナ禍に入って仕事が激減し、精神的にも経済的にも苦しくなってきたあたりから松尾さんに依存するようになっていきました」
フリーランスでモデルや俳優をしていた冬香さんはもともと容姿には自信があり、松尾さんも「容姿に惹かれて付き合い始めたのは間違いない」のだそう。不倫とはいえ、旅行にも出かけるなど華やかな交際をしていたそう。
しかし思ったよりも長引くコロナ禍で冬香さんの生活はどんどんキツくなっていき、それと並行するように松尾さんに心の癒やしも求めるようになり精神的に依存してしまったのだとか。
「エステや美容にお金がかけられないから、どんどん自信を失ってしまって。外食も控えないといけないご時世だったので家でジャンクフードばかり食べていたら太ってしまったし、松尾さんもそんな私を見て呆れているのがわかりました。だけど私にはもう松尾さんしかいないと思っていたので、彼に対して『早く奥さんと離婚して、私と結婚して』などと伝えるようになってしまったんです」
「君の良かったところはカラダだけ」一方的に別れを告げられ…
冬香さんが容姿の自信を失っていくにつれ松尾さんはよそよそしい態度をとるようになり、ある日いきなり「もう終わりにしよう。君の良かったところはカラダだけだ」と、松尾さんは冬香さんに対して残酷な言葉を口にします。
「え? という感じでしたけど、彼は真面目な顔で『もう無理。容姿がいいから付き合ったのに、最近の君には魅力を感じないんだよ』とため息まじりに言われてしまったんです。そのあとは私が何を言っても変わることはなく、あっさりと振られてしまいました」
松尾さんと別れてからは生活がいよいよ苦しくなり、高額な東京での生活費を支払えなくなった冬香さんは、現在では地方都市にある実家に戻って生活を立て直そうと考えているところだそう。しかし松尾さんから最後に浴びせられた残酷な言葉が心にグサリと刺さったまま、自分に自信を取り戻せずにいるそうです。
「今は実家で生活をしながら、ライブ配信をするライバーとして活動をしていますが、思うほど稼げていません。モデルや俳優の仕事に戻りたいけれど自慢だった容姿にも自信がなくなってしまったし、戻るのは難しそう。
私は松尾さんのことを信頼していたし不倫とはいえきちんと愛し合って交際していると思っていたのに、彼は私のカラダしか見てくれていなかったんだと知り、とてもショックでした。私たちが過ごしてきた時間はなんだったんだろう…。不倫相手に『綺麗だね』と言われて調子に乗っていた自分が情けないです」
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。