「冷たい人」の特徴
「冷たい人」の言い換え表現には冷淡な人、冷酷な人、薄情な人などが挙げられます。そもそも、冷たいと思われる基準は何なのでしょうか。「冷たい人」とは、以下のような人柄を指す場合が多いです。
無感情
無感情、もしくは感情が薄いと「冷たい人」と思われるでしょう。例えば、サプライズでプレゼントを用意しても、あまり喜んだ感情を見せなかったり、楽しいスポットに遊びに来ても全く楽しそうな表情を見せなかったりすると、周りからは冷たいと感じられてしまいます。
距離感が遠い
実は外国人にとって、日本人はたまに冷たく感じるようです。その原因は、距離感の遠さ。日本特有の気遣いが、外国人にとっては他人行儀に思えてしまい、冷たいと感じるそう。よそよそしさや、そっけなさは冷たいと判断される基準となるようです。
他人に無関心
例えばアクシデントが起こった時に、すぐ助けようとしてくれる人に対しては優しいと感じます。それとは反対に、周りが困っている時に手伝ったり助けたりしてくれない人は、冷たいと判断されるでしょう。これはある意味自己中心的とも言えるかもしれません。
「冷たい人」の英語表現
ここでは、「冷たい人」を英語で表現したフレーズを4つ紹介します。それぞれ少しニュアンスが異なってくるので、細かな意味合いで使い分けるようにしましょう。「冷たい人」は“〜person”よりも“〜is/are…”と表現するのが一般的です。早速簡単な例文とともに見ていきましょう。
cold(冷たい)
天候を示す時に使う“cold”は、性格の冷たさを表現する際にも使います。幅広いニュアンスとして使えるため、「冷たい」の種類にかかわらずどのシーンでも使いやすいでしょう。「she is cold(彼女は冷たい)」と表すことで、「冷たい人」と表現できます。
chilly(冷淡)
“cold”は「冷たい」という大まかなニュアンスを表すものでしたが、こちらは「冷淡」という少し具体的な意味で使います。よそよそしい態度や、冷ややかな性格を表す時に使うと良いでしょう。「I feel you are chilly(私はあなたが冷淡だと感じる)」のような例文が挙げられます。
〜 is/are short with …(冷たい態度をとる)
「〜は …に対して冷たい態度をとる」という表現。機嫌が悪い、気が短い、という表現にも使えます。例えば、「He is short with his sister(彼は妹に冷たい態度をとる)」というように使うことができます。
「冷たい人」と言われる人へ
冷たくしているつもりはないのに「冷たい」と言われてしまうことはありませんか? そんなあなたは、無意識のうちに相手を傷つけてしまっているかもしれません。以下のことを心がけて、「冷たい人」というイメージから脱却しましょう。
言葉でのコミュニケーションを大切に
まずは「ありがとう」や「ごめん」など、礼儀としての言葉をはっきり相手に伝えましょう。それだけで元気な印象を与え、冷たさが軽減されるはず。挨拶も同じです。「おはよう」や「おつかれさま」などと声をかけることを意識していれば、自然と相手に良い印象を与えるでしょう。
相手の目を見て話す
「目は口ほどにものを言う」ということわざがありますが、何事もコミュニケーションをとる時は目を見て話すことが大切です。そうでないと、相手にぶっきらぼうな印象を与えかねません。
また、目を見て話すと距離感が縮まりやすいです。「冷たい人」の特徴である距離感の遠さもこれによって改善できるでしょう。
自分の話or相手への質問をする
「この人は他人に無関心なのだな」と思われてしまうと「冷たい人」だと認識されてしまいます。そこで、会話の中で、相手の趣味や好きなものについて質問してみると良いでしょう。また、自分の話を聞いてもらうのも効果的です。そうすることで、心を開いていることをアピールでき、距離も縮まりやすいはずです。
「冷たい人」との恋愛
自分のことを想ってくれる優しい男性がいいと思いつつも、なぜか素っ気ない「冷たい人」を好きになってしまうことはありませんか? 「冷たい人」との恋は、上手くいかず傷つくこともあるでしょう。ここでは、「冷たい人」に惹かれる心理と、「冷たい人」との上手な付き合い方を解説していきます。
「冷たい人」に惹かれる心理とは?
1:追いかけていたい
追われるより追いたい派の人は、「冷たい人」に惹かれやすいでしょう。「冷たい人」は他の人に比べて、振り向かせることができた時の達成感があります。その喜びを求めて「冷たい人」を追いかけたくなるのでしょう。この場合、その人というよりも恋をしている自分自身を好きになっている可能性があるので、振り向かせることができたら冷めてしまうこともあるかもしれません。
2:たまに見える優しさに余計惹かれる
「冷たい人」がたまに見せる優しさは、とてもレアなものです。そのギャップに惹かれてしまう女性も少なからずいることでしょう。それも、自分だけがその優しい一面を知っているのであれば、余計他の人にはとられたくないと思うのかもしれません。
3:他の一面を知りたいと思う
「冷たい人」はある意味ミステリアスです。距離感が遠いため、何を考えているのか分かりづらいところもあるでしょう。でも、それが彼を知りたいと思う原動力に繋がるのです。知りたいと思うことで、彼のことを考える時間が長くなり、気づいたら惹かれていたというケースはよくあるようです。
「冷たい人」との上手な付き合い方
1:干渉しすぎに注意
「冷たい人」は積極的に他の人と交流しようとはしません。どちらかというと1人の時間を大切にしていることが多いでしょう。そのため、予定についてなど干渉されると嫌がる可能性があります。ある程度なら良いですが、極度の干渉には気をつけましょう。
2:ストレートな言葉が効きやすい
「冷たい人」には回りくどい言葉ではなく、ストレートな言葉をしっかり伝えるのが効果的です。そうでないと相手の心は動かせないでしょう。最初のうちは思うような返事が返ってこないかもしれませんが、だんだんと心を開いてくれるはずです。
3:ほどよい距離感が大切
誰に接する時も距離感は大切ですが、「冷たい人」と上手く付き合うには特に距離感を重視する必要があります。その時の関係性に見合った距離感を意識しましょう。まずは友達として距離を縮めてからアタックするのも良いかもしれませんね。
無理なくお互いのペースでお付き合いを
今回は「冷たい人」について解説しました。「冷たい人」と接していると傷つくこともあるかもしれませんが、無理に相手に合わせようとする必要はありません。時間が経てば自然と距離が縮まったり、相手の意外な一面が見えたりするものです。無理せずお互いのペースで付き合っていきましょう。
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