季節の変わり目に体調を崩しやすい…「秋バテ」に要注意
夏が終われば秋。今回は、気温や気圧の変化が起こりやすい季節の変わり目に起こりがちな「秋バテ」にフィーチャーします。
ロッテがおこなった調査「自律神経に関する意識調査(n=172)」では、自律神経の乱れを感じたことがあると回答したうち、約9割の人が季節の変わり目に「自律神経の乱れ」を感じていることがわかり、その対処法について紹介。Oggi.jpでは、一部抜粋してお届けします。季節の変わり目に体調を崩しやすい方は必見です。
夏から秋の季節の変わり目に自律神経が乱れる原因
自律神経とは、私たちの体にある神経系の一部で、意思とは無関係にはたらき、体内をベストの状態に保ち続ける神経の総称。そのため、「自律神経」の乱れが体の不調に繋がってしまうことがわかっています。
夏から秋の季節の変わり目では、朝と晩の寒暖差や気圧の変化などの気象変動、夏に冷たい飲み物を飲むことや過度な空調使用などの夏の生活習慣、夏場の外出によるエネルギー・体力消費などの影響で起こる自律神経の乱れに注意が必要です。
自律神経のスペシャリスト監修! “自律神経ととのえメソッド”4選!
そんな「秋バテ」に打ち勝つための“自律神経ととのえメソッド”を紹介します。これらのメソッドにトライしてみて、自律神経をととのえましょう!
◆1. 入浴をする
忙しく時間に余裕がないとシャワーですませがちですが、適切な入浴で副交感神経を高められます。
副交感神経には心身をリラックス状態にして休息させる働きがあり、おすすめの入浴法は寝る時間の1~2時間程度前に、少しぬるめのお湯(40℃程度)に、ゆったり湯船につかること。
熱いお風呂に浸かってしまうと、交感神経が高くなり、身体が興奮状態になってしまうので気をつけましょう。たまには湯船に浸かり、心身共にリラックスしてみて。
◆2. ストレッチやマッサージなどをする
自律神経の乱れを抑えるためには、マッサージとストレッチがおすすめ。全身の血のめぐりが良くなり、体の調子が好転することも。身体が整うと、心も健やかに保つことができます。
簡単な「足の指を開くだけ」のストレッチでも、ふくらはぎなど足全体の筋肉に効きます。首や肩を回したり、伸ばしたり、手軽なストレッチから取り入れてみましょう。
◆3. 寝る前にスマホから離れリラックスする時間をとる
寝室の電気を消した後、寝る直前まで、スマホをいじってしまっていませんか? 寝る前にスマホの明るい画面を見ていると、夜なのに交感神経が活性化されてしまい、自律神経の乱れを引き起こしてしまいます。
寝る1時間前までには、スマホを見ることをやめ、音楽を聞いたり、読書をしたり、リラックスした時間を過ごすようにしましょう。深い眠りに繋がり、翌朝すっきり目覚めることが期待できます。
◆4. 「歩行」や「噛む」などリズム運動を行う
自律神経を整える方法として、リズム運動が良いことがわかっています。リズム運動には「呼吸」、「ウォーキング」、「サイクリング」、「噛むこと」などがあります。
「噛む」ツールとして「ガム」を用いることで、日常生活の中でリズム運動を取り入れやすくなるのでおすすめ。また、「ガムを噛むこと」にはさまざまないい機能があることもわかっています。
ガムの「継続摂取」により、自律神経・ストレスが改善。ネガティブな気分に働きかけ、唾液中の免疫物質濃度が増加することを発見。そこで、簡単手軽にできるガムを使ったトレーニング、“ガムトレメソッド”を紹介します。
この調査に関して、自律神経のスペシャリスト・小林弘幸教授がコメント。
「リズム運動は幸せホルモンともいわれるセロトニン分泌を高め、自律神経を整えることが報告されています。いつでも手軽に行えるリズム運動として、深呼吸、ウォーキング、ガムを噛むことがおすすめです。
私たちの最新の研究で、日常生活の中にガムを噛むことを取り入れると、気分がよくなったり自律神経のバランスが改善され、唾液中の免疫物質濃度が増加することがわかっています。
ガムは自律神経を整えるだけではなく、脳血流を増加させたり、集中力を高めるなど、様々なよいことがありますので、日常生活にぜひ取り入れてみてください」(小林先生)
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バテない体づくりは、プライベートにも、仕事のパフォーマンスにもつながりますね。今日から少しずつ生活リズムをととのえていきましょう。
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