急遽、会社を休むことになってしまったとき、どう連絡する?
起きたら頭痛がする、熱がある、生理痛が重い、吐き気がするなど、朝起きたときに体調が悪くて「仕事に行けそうにない」と思うことは誰にでもあります。
そこで今回は、体調不良で会社を休みたい時の連絡マナーについてお話ししていきます。
◆まずは電話で上司に相談を
朝起きたら発熱していて、起き上がるのもしんどい… 会社をお休みしたい… でも急遽なお休み電話は気が引けるから、会社に行こう… はちょっと待って!
体調不良の原因によってはまわりの方々にうつしてしまったり、無理して出勤したことで体調不良が長引き、仕事に影響が出てしまったりと、きちんと休息をとり、早期回復をはかるべき場合もあります。まわりの方々の迷惑を考えることも大切です。体調不良の状態と仕事の状況を踏まえて、判断しましょう。
お休みすべきと判断したら、まずは電話で直属の上司に相談をします。もう休む! と心に決めていても、まずは相談。「発熱してしまいましたので、本日はお休みさせていただきます」ではなく、「発熱してしまいましたので、本日はお休みしてもよろしいでしょうか?」がスマートではないでしょうか。
会社でもメールやラインを使っての連絡が増えているところではありますが、お休みの連絡はまずは電話が基本です。喉が痛くて声が出なかったり、病院で受診待ち中である、上司も出勤途中であるなど、電話連絡ができない場合には、「本来はお電話すべきところ、声が出ないため、メールで失礼致します」など、電話連絡が難しい理由を付記してメールなどで連絡すると好印象です。
病院の受診待ちなどの物理的事情で今は連絡ができないというケースであれば、「受診が終わりましたら、お電話させていただきます」はパーフェクトです!
◆連絡はいつ入れる?
お休みしたい旨の連絡は始業時間前に入れましょう。始業時間直前よりは始業15〜30分程度前に連絡を入れる方がベターです。自分の状況とお休みしたい旨のほか、今の手持ちの仕事の状況、急ぎの仕事の有無なども伝えましょう。
上司としてはお休みが続いてしまう可能性があるのかどうかも気になるところですので、病状についてはしっかり伝えましょう。また、これは明日出社できるな! と自信を持てる場合以外には、念のため病院を受診しましょう。
万が一、感染性の病気など、出勤停止にあたる病気では困りますし、病名がつくかつかないかでお休みの長期化の可能性もより判断しやすいですよね(筆者も以前、熱も高くなかったため、ただの風邪かと受診したらインフルエンザでびっくりしたことがあります。自身の判断はときに当てにならないので、まわりの方々への影響も考えて、なるべく受診しましょうね。とても具合が悪くても、お医者さんに風邪と診断されたら元気が出てくる場合もあります)。
始業時間前にきちんと連絡することによって、お休み当日にフォローが必要な場合も、始業前に体制を整えやすくなりますよね。また、状況を踏まえた動きをチームの方々もしやすくなります。
体調不良は誰しも起こりうること。起きてしまったときに、いかにまわりにかける迷惑を最小限にできるかがポイントです。また、体調不良の方がいたときには明日は我が身、ですので、フォローを気持ちよくしたいですね。
とはいえ、元気が一番! 体調崩すことなく仕事を続けられるよう頑張っていきましょう♡
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。日本語教師の母からの厳しい指導や幼少期より読書好きだったことが影響し、現在マナー、教育、ライフスタイルなどの執筆に携わっています。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!