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BEAUTY

2022.08.11

【専門家が教える】熱中症予防にヨーグルトが効果的! 話題の「塩ガヨ」レシピも!

信州大学の最新研究でわかった、熱中症予防に効果的な暑熱順化トレーニング「運動+30分以内のヨーグルト」を紹介します。熱中症に負けない体づくりをはじめませんか? 気軽に取り入れられるレシピもお届け!

熱中症対策には「運動+30分以内のヨーグルト」が効果的!

まだまだ暑い夏。外からの熱中症対策として、さまざまな方法があるけれど、内側からのケアを大切にしたいところ。信州大学で明らかになった最新の研究から、熱中症にならない体づくりについて紹介します。

まずは熱中症になる理由から。

◆熱中症を引き起こす要因

熱中症になるのは、体内の熱が逃げずにこもってしまうから。運動をすると体内で熱が発生します。この熱がまったく体外に放散されなければ、中強度の運動を20分するだけで、体温を2度近く上昇させてしまいます。

運動した後に、すぐに涼しい部屋に入って体温を下げれば問題ないのですが、そのまま体温を下げずにいると熱中症になる原因になります。

◆体温を下げるためには「汗」をかくための血流が大事!

私たちは体温を下げるために、皮膚血流を増やし、汗をかくことによって体温を保ちます。実はこの汗の成分は血液から供給されているんです。

つまり、心臓から多くの血流を皮膚に流すことができれば、体温調節機能も高くなるということ。心臓から押し出された血液は、末梢の筋ポンプによって心臓に戻りますが、これらを強化することが大切です。

◆熱中症対策には運動後30分以内のヨーグルト摂取がカギ!

信州大学の最新の研究で、高齢者が真夏の屋外で少しきつい程度の運動をしたあと、すぐにヨーグルトを摂取することにより、心血管系の負担を軽減する可能性があるということを発見。

これには、血液中のアルブミンというタンパク質が関係しているのだそう。

運動後にたんぱく質を含むヨーグルトを摂取すると、血中のアルブミンが増え、血管に水分がたくさん取り込まれて血液の量が増加。これにより血流量が増え、効率よく体温を調整するように。同時に、適度に運動をすることにより体に筋肉が付くため、筋ポンプの作用で末梢から心臓に押し戻される血流量も増え、より暑さに強い体になるのだとか。

今回の研究は高齢者を対象にしていますが、他の研究では若い人であれば5日目から心拍数の低下が見られるという結果がでたそう(これは、アルブミンを作り出す肝臓の働きが、若い人ほどよいということと関係しています)。

朝夕の比較的涼しい時間帯を選んで、運動とヨーグルトを摂取する習慣をつけ、熱中症になりにくい体を目指しましょう。

日傘をさす女性
(c)Shutterstock.com

すぐにできる、塩ガヨレシピ

熱中症対策には、ヨーグルトが効果的とわかりました。ここでは、より効果的にはたらく「塩ガヨ」を紹介。

「塩ガヨ」とは、塩・ガーリック・ヨーグルトの3つの食材でできる万能調味料のこと。いつもの料理に「かけるだけ」「あえるだけ」で、簡単に違った味わいを楽しめると、SNS上でもトライする人が増えているんです。

◆万能調味料「塩ガヨ」

「にんにく」と「ヨーグルト」は、暑い時期に摂取しておきたい食材。にんにくには、疲労回復を助ける作用がある成分(アリシン)が豊富に含まれ、ヨーグルトにはたんぱく質が含まれていて、栄養面でも夏の体づくりをサポートしてくれます。パンチのある味わいも、暑い夏にぴったりですね!

【材料】
・ヨーグルト:100g
・塩小さじ:1/2(約3g)
・チューブニンニク(すりおろし):小さじ1/4杯

これらを混ぜたら完成!

◆使い方は様々! 夏のメニューにも合う!

「塩ガヨ」は、夏の食卓に上がることの多い「カレー」や「そうめん」にかけるだけで、これまでとは違うメニューとして楽しむことができます。

手作り調味料研究家のオザワエイコさんが紹介する、サバサンドやチキンソテーもぜひ試してみてください。

▲サバサンド

▲チキンソテー

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資料監修:信州大学大学員 医学研究科 教授 増木静江先生

奈良女子大学生活環境学部卒業、信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了、信州大学大学院医学研究科修了。米国Mayo Clinic 麻酔科博士研究員、信州大学大学院医学系研究科助教、同研究科准教授を経て、2018年より現職。主な研究分野は「生活習慣病・介護予防のための運動処方」、「トレーニング効果を亢進(こうしん)させるための栄養補助食品」など。

レシピ監修:手作り調味料研究家 オザワエイコさん

自家製調味料の仕込み教室「かもしラボ」主宰。編集者。旬の食材を使った自家製調味料や保存食、果実酒などのレシピを伝えるほか、発酵調味料や発酵食品を仕込むことを得意とする。ライフワークは畑仕事と自然観察。著書に『だからつくる調味料』(ブロンズ新社)、『無印良品「発酵ぬかどこ」徹底活用術』(新星出版社)がある。テレビ、ラジオ、雑誌、webメディアなどでも活躍中。


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