三角関係とは? どんな関係をいう?
三角関係とは、3人の間で恋愛関係が複雑に交差することを指します。男女にかぎらず同性同士でも、2人が同じ人を好きになることや3人がお互い一方通行であるなど恋愛関係が複雑に絡んでいる場合は三角関係と呼ぶようですね。
三角関係のパターンと対処法
三角関係はいろいろなパターンがあります。友達同士が1人の人を好きになったり、兄弟で同じ人を好きになったり、なかには友達の元彼を好きになってしまったなど現在進行形の恋でないけれど複雑な関係に陥ってしまうこともあります。
三角関係のパターンと対処法をいくつかご紹介します。
◆友達と同じ男性を好きになった
三角関係のなかでも多いのは、友達と同じ男性を好きになったというケースではないでしょうか。恋を貫く場合は友達との関係が拗れることを覚悟をした方がいいですし、もし好きな人が友達を選んだ場合には友情を続けていけるのかという部分も悩ましいところです。友情を選ぶなら恋は諦めなくてはいけなくなり、どれを選んでもメリットとともにデメリットもついて回ります。
友達と同じ男性を好きになった場合、恋も友情も全て手に入れるのは非常に難しいと考え、恋か友情どちらかを選ばざるを得ないと覚悟をしておいた方が良いかもしれません。
◆2人の男性に同時に好かれた場合
先ほどとは逆のパターンで、2人の男性から同時に好意を示された場合、その2人が仲が良ければ仲がいいほど複雑になります。どちらのことも選ばなければ問題はありませんが、どちらかを選べば2人の関係を壊してしまう恐れがあります。
男性同士の友情にヒビが入っても構わないならどちらかを選んでもいいですが、もし2人の友情を壊さないようにしたいなら、どちらとも付き合わず身を引くというのも一つの方法です。
◆友達の彼を好きになってしまったパターン
友達の彼に恋心を抱いてしまったというパターンもよくありますよね。友達の彼を好きになるなんて、友達からしてみれば腹立たしい以外の何者でもないので、恋していることが友達に知られた時点で友情にヒビが入ってしまう可能性大です。
略奪してしまうという方法もありますが、もし友情を壊したくないのであれば恋心は誰にも打ち明けず、そっと心の中にしまっておいた方が良いかもしれません。
◆3人の思いが一方通行の場合
AさんがBさんを好きで、BさんがCくんを好きで、CくんがAさんを好きという一方通行状態のケースも三角関係にはあります。
誰かが恋を諦めても解決する問題ではなく、非常に複雑です。異性3人なのか、同性3人なのかによっても状況は変わるので難しい問題ですが、やはり友情が立ち消えてしまう覚悟で思いのままに進むか、複雑な関係が悪化しないよう恋は諦めるかという選択肢が考えられるでしょう。自分が諦めたからといって、他の2人が結ばれるわけでもないので、流れに身を任せて過ごすのが良いのかもしれませんね。
◆友達の元カレといい感じになってしまった場合
後味が悪いのがこのパターン。元カレといえど、一度恋人だった人と仲の良い友達が恋愛関係になるのは複雑な気持ちですし、手放しで喜べるようなものではありません。それどころか、付き合っている時から狙ってたんじゃないの……? とあらぬ誤解をかけられたり、とにかくスムーズに行かないもの。
友情に何らかの亀裂が生じることは間違いないので、友達の元彼との恋愛は覚悟して臨んだ方がいいでしょう。
三角関係になりやすい人の特徴
三角関係になりやすい人はどんな人でしょうか。特徴を挙げていきます。
◆男性ウケがいい
単純にモテる人はそれだけ異性に好かれる機会が多くなります。ということは、恋のトラブルに巻き込まれる可能性も高いということ……。気がついたら2人の人に同時に好かれていたとか、彼の友人が自分に好意を持っているとか、知らず知らずのうちに三角関係に陥ってる場合もあります。
◆押しに弱い
恋人がいるのにもかかわらず、押しが弱い故に強引な人の誘いを断りきれなかったり食事につきあったりして、恋人に誤解されるパターンも。
◆他人のものを欲しがる
他人のものを欲しがるタイプの人は、不倫や浮気をしてしまいやすい人。相手がいる人を好きになってしまうあたり、三角関係になりやすい人の典型といえそう。
◆寂しがり屋
寂しがり屋の人も三角関係に陥りやすいタイプです。恋人と会えない寂しさを紛らわせるために他の異性と連絡を取ったり、会うようになってしまうのです。寂しさから他の男性の方に目を向けるタイプなので、なかなか恋愛もうまくいきません。
◆情熱的
好きになったらとことん突っ走ってしまうタイプの人も三角関係になりやすい要注意なタイプ。友達の好きな人や彼のことが気になっても普通は好きにならないように気持ちをコントロールしようとしますが、情熱的であるが故に恋心が燃え上がり、歯止めが効かなくなってしまうのです。
三角関係を英語でいうと?
日本よりももっともっとドラマチックな海外の人たち。英語にももちろん「A love triangle(三角関係)」という言葉はあります。
「私たちは三角関係です」と言う場合には“We are in a love triangle.”。
「三角関係に巻き込まれたくない」だと“I don’t want to be involved in a love triangle.”となります。
また、人に三角関係になった経験を聞く場合には(あまり聞くことはないでしょうけれど)、“Have you ever been in a love triangle?”が正解です。
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3人の気持ちが交差する三角関係は、ときには知らない間に巻き込まれてしまうことも。三角関係に陥った場合、多くは恋か友情どちらかが拗れてしまう可能性が高いので、十分気をつけたいですね。
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ライター/コラムニスト コマツマヨ
WEBサイトライティングをメインに、インタビュー、コラムニスト、WEBディレクション、都内広報誌編集、文章セミナー講師など幅広く活動。