女性活躍推進法について知ってる?
時代の変遷に伴い、働く環境は良い方向へ進んでいっています。女性活躍推進法もそのひとつで、女性が活躍できる場を充実させ、仕事と生活が両立できる体制づくりを企業(301名以上の企業)に求める法律です。2016年に施工され、2022年4月から法改正して、101名以上の企業も対象となりました。
この女性活躍推進法について、認知度はどれくらいでしょうか。「しゅふJOB総研」では、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケートをおこないました(有効回答数:684件)。結果を抜粋して紹介します。
◆女性活躍推進法の対象拡大を「知らなかった」86.3%
8割以上の人が、2022年4月からの女性活躍推進法の対象拡大について知らなかったと回答しました。会社が体制を変えても、個人が実感するまで時間がかかっているのかもしれません。
◆年代別にみると、30代の認知度が低い
次に女性活躍推進法の対象拡大について、年代別にみると30代の認知度が低いことがわかりました。30代は責任のある仕事が増え、結婚や出産などライフスタイルにも変化がある年代。女性活躍推進法はぜひ知っておきたいところ。
女性活躍推進法で何か変わった?
実際に女性活躍推進法が施工されて、何が変わったのでしょうか。女性活躍推進法について思うこともお届けします。
◆女性活躍推進法からの変化:1位は「何も変わらない」、しかし実感している人も増えている
アンケート結果1位は「何も変わらない」でした。しかし1位以降には、働く女性の数が増えた、働きやすい企業・求人が増えた、などポジティブな回答も見られ、徐々にですが、実感している人も増えている模様。「子どもを預ける場所が増えた」という回答から、行政の方針も変わってきていることもわかりますね。
◆女性活躍推進法について思うこと
・「働きたい女性たちの手助けになっているのか、まだわからない」(30代・派遣社員)
・「女性が働きやすい環境が増えた」(40代・派遣社員)
・「女性の社会活躍だけを全面にアピールしますが、子どもがある程度大きくなるまで働かなくても生活できる旦那の収入をあげてほしい。子育てしながら共働き、物凄く大変です」(30代・正社員)
・「時短正社員の働く機会や場所も増やしてほしいです」(40代・正社員)
・「女性が活躍することで男性にもプラスになることを具体的に示す必要があると思います」(40代・パート/アルバイト)
30〜40代を中心にコメントをピックアップしました。働く環境は劇的に変わるものではなく、しだいに変わっていくはず。女性活躍推進法の周知活動はもちろんのこと、パートナーやプロジェクトのチームメンバーとの協力が不可欠。自分ごととして捉えておきたいものです。
女性活躍推進法について▶︎厚生労働省HPより『改正女性活躍推進法が施行されます』
【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:684名 ※女性
調査実施日:2022年3月23日(水)~2022年3月30日(水)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
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