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2022.06.19

「肩書き」とは? 役職との違いや「肩書き」の種類、英語表現を解説

名刺交換や独立の際などに気になる「肩書き」。「肩書き」とは、「その人を特徴づける社会的な地位や称号」のことで、役職に比べるとより自由度の高い名前がつけられます。今回は、「肩書き」の種類や、必要な理由、英語での役職名や自己紹介の時に使えるフレーズなどを解説しましょう。

ビジネスシーンでは欠かせない「肩書き」。働いていると名刺交換や独立する際など、様々なタイミングで「肩書き」を意識することが多いのではないでしょうか。今回は、「肩書き」が必要な理由や役職との違い、海外での自己紹介に使えるフレーズについて解説します。

「肩書き」とは?

「肩書き」とは、「その人を特徴づける社会的な地位や称号」のこと。名刺や印刷物などで、氏名の上部に書かれる、「代表取締役」や「マネージャー」などがそれに当たります。「肩書き」と呼ばれるようになったのは、氏名の「右肩(右上)に書く」ということが由来だそう。普段の会話の中では、「肩書きが物を言う」「肩書きに騙されるな」などと言ったりします。

(c)Shutterstock.com

「肩書き」が必要な理由

一般的に名刺には「肩書き」が記載されていますが、なぜ名刺に「肩書き」を載せる必要があるのでしょうか? その理由を見ていきましょう。

1:役割を明確に伝えるため

理由の一つは、相手に自分の役割を明確に伝えるため。「肩書き」や役職を記載することで、名刺を渡した時に、自分が社内でどのような役割を担っているのかを伝えることができるのです。

会社では、業務内容によって部署が分かれており、個人に与えられている役割も異なります。所属している部署やポジションが名刺に明記されていれば、地位やスキルがひと目で伝わりますよね。そのため、より効率的にコミュニケーションをとることができるのです。

2:相手からの信用を得られる

「肩書き」を記載していることで、自分が社内でどのような評価をされているかを伝えることもできます。「肩書き」が記載されている名刺は、何も記載されていない名刺と比べると、社内で一定の役割を与えられている人物だと伝えることができますよね。そのため、仕事相手からの信用を得やすくなるのです。

「役職」との違いとは?

「肩書き」と「役職」には、どのような違いがあるのでしょうか。「役職」には、「役目とその仕事」という意味の他に、「管理職」という意味も含まれます。具体例を挙げると「代表取締役社長」や「常務取締役」、「事業部長」「課長」「主任」など。

基本的には、役職が上がるにつれて社会的な信用度も高くなり、給与も高くなります。「役職」が上がることでその分責任は大きくなりますが、「役職手当」がつくことも。それをモチベーションに昇給を目指す社員も多いでしょう。

「肩書き」との違いは明確化されていません。しかし、「役職」が企業のポジションを表すものに対して、「ハイパーメディアクリエーター」など、自分の個性やスキルを前面に押し出した、自由度の高い名前がつけられるのが「肩書き」の特徴です。

「肩書き」の種類

近年、よりグローバルな働き方が増えていることから、役職名や「肩書き」も多様化しています。ここでは主なものを3つ紹介しましょう。

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1:CEO(最高経営責任者)

ニュースなどで時々耳にする「CEO(最高経営責任者)」は、「Chief Executive Officer」を省略した言葉。企業や団体の運営に最終的な責任を持つ役職のことで、企業のトップといえるポジションです。「CEO」の主な役割は会社の経営。企業の方針と戦略を考え、資金面での意思決定を行います。

2:ディレクター

「ディレクター」とは直訳すると、「演出家や指揮者」という意味。現在ではテレビ業界や映画、ラジオなどで使われることが多い職業ですね。番組の制作現場における総監督として、メンバーへの指示出しや全体の管理などを行うことが主な仕事となっています。

3:マネージャー

「マネージャー」とは、いわゆる「管理職」のこと。会社の上層部と現場のスタッフをつなぐ役割を担う、マネジメント担当者です。主に現場の管理や運営を行ったり、スタッフが能力を発揮できるようにサポートしたりします。あくまでも、自分が仕事をするのではなく、人に仕事をさせる役職だと考えると理解しやすいでしょう。

社長や主任は英語でなんと言う?

海外でのビジネスシーンやパーティーなどで、英語で自己紹介する機会も多いはず。そんな時になかなか出てこないのが「肩書き」かもしれませんね。「肩書き」に関する主な単語を覚えて、スマートに自己紹介をしてみましょう。

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役職名・「肩書き」

・最高経営責任者… CEO(Chief Executive Officer)
・代表取締役… Representative Director
・社長… President
・取締役… Director
・部長… Manager
・課長… Section Manager
・主任… Section Chief

一般的な「肩書き」

・営業担当者… Sales Representative
・秘書… Office Administrator
・広報担当者… Spokesperson
・人事担当者… Human Resources Representative
・事務員… Clerk
・受付係… Receptionist

主な部署名

・経理部… Accounting Department
・営業部… Sales Department
・商品開発部… Product Development Department
・人事部… Human Resources Department

自己紹介や名刺交換で使える英語表現

では実際に、海外のビジネスパーソンと会話する時に覚えておきたいフレーズを紹介します。

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「肩書き」を相手に伝える場合

A:What are you doing at work?(お仕事は何をされていますか?)
B:I work in sales for a company.(私は会社で営業職をしています)

パーティーなどで初対面の相手に職業を尋ねられた際には、「I work in 〜(私は○○職です)」を覚えておくと便利です。「in」をつけることで、自分の職業や所属している部署などを説明することができますよ。

昇進や独立を伝えたい場合

自分の職業を伝えた後に、より詳しい一言を付け加えたい場合もありますよね。まずは、昇進したことを伝えるフレーズを紹介します。

・I work for a real estate company. I was promoted to chief last month.(私は不動産会社で働いています。先月主任に昇進しました)

続いて、今まで勤めていた会社から独立したことを伝えるフレーズを見ていきましょう。

・I became a freelancer after working at a design company.(デザイン会社を経て、フリーランスになりました)

最後に

仕事をする上で欠かせない「肩書き」には、社内での役割を認識する効果や、仕事相手へ信用を与える役割があります。今までは、「社長」や「主任」などの役職名=「肩書き」となる場合がほとんどでした。しかし、近年働き方が多様化していることで、それに伴う「肩書き」も自由度が増しているようです。この機会に、自分のスキルや個性に合わせた「肩書き」を考えてみてはいかがでしょうか?

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