「レスポンス」の意味とは?
「レスポンス」とは、「応答」「反応」「返事」という意味です。外部からの働きに対してすばやく「応答」「反応」をすることを「レスポンスがいい」「レスポンスが早い」などと表現します。「レスポンス」は、英語の「response」が語源となっている外来語。意味は日本語と同じですが、発音が若干異なるため海外で使う場合は注意しましょう。
また、「レスポンス」という言葉は業界によっても意味合いが異なります。例えば、自動車業界では、「自動車の操作に対する反応」を指し、ブレーキやアクセル、ハンドルの操作性が優れた車のことを「この車のブレーキ、レスポンスがいいね」などと表現します。
続いて、IT業界における「レスポンス」とは、「コンピューターの処理のスピード」のことです。パソコンの立ち上がりが遅い、システムが応答するまで時間がかかる、クリックしても反応が悪い場合を、「このPCは、レスポンスが遅い」といいます。ちなみに、システムの応答時間のことを「レスポンスタイム」と呼びますよ。
使い方を例文でチェック!
職場では、「レスポンスがいい」「レスポンスが遅い」などのように使われることが多い「レスポンス」。間違った使い方をして恥をかかないためにも、正しい使い方をチェックしておきましょう。
1:営業部のAさんはレスポンスが早いので、また一緒に仕事がしたい。
メールのやり取りで返信の早さを「レスポンスが早い」「レスポンスが遅い」と表現するのが、最も多い使われ方。ビジネスにおけるコミュニケーションでは、早い対応が評価されることが多く、他社からの質問や問い合わせに対して迅速に対応することが求められます。よって「レスポンスが早い」ビジネスマンほど、信頼度が上がるでしょう。
2:この件に関してできるだけ早くレスポンスが欲しいと上司に頼まれた。
ビジネスシーンでは、「レスポンスが欲しい」というように使われることもしばしば。早く先方から返事をもらいたいという意味で上司からお願いされたり、反応が遅い場合には、「あの件のレスポンスはまだ?」と催促されることもあるでしょう。
3:新商品の発売以降、幅広い消費者層からレスポンスがあった。
「レスポンス」は、「反応」「反響」という意味でも使います。特に商品開発においては消費者やメディアからの反響のことを「今回は、お客さんからのレスポンスが良かったね」などと表現することも。「返信」以外の意味で使われることも覚えておきましょう。
類語や言い換え表現とは?
「レスポンス」の類語には、「反応」や「リアクション」「レス」などがあります。いずれも職場で使われることのある言葉なので、意味を理解しておきましょう。
1:反応
「レスポンス」の言い換え表現として使いやすいのが「反応」です。ビジネスシーンにおいては、「外部からの働きかけによって起きる動きの変化」を表します。例えば、開発した商品の評判が良かったときには「あのアイテムはお客さんからの反応も良かったね」ということができますよ。
2:リアクション
日常生活で馴染みのある「リアクション」にも、「反応」という意味があります。「リアクション芸人」というように、バラエティなどでやや大袈裟な振る舞いをする人を指すことが多いですが、ビジネスシーンにおいて使われることも。例えば、上司が「A社からの電話にリアクションしておいて」と部下に指示する場合は、「電話やメールで折り返し連絡をしておいて」という意味になります。
3:レス
「レスポンス」を略して「レス」と呼ぶこともあります。職場で上司が「このメールにレスしておいて」などと部下に頼む場面がありますが、これは「メールの返信をしておいて」という意味。主に同じ会社の身内同士で使われる言葉ですね。
「レスポンス」が早い人になるには?
メールの返信が早い、相手からの提案にすばやく対応できるなどの特徴を持つ「レスポンス」が早い人は、職場での評価も高いもの。何事にもスピードが重視されるビジネスの世界では、「レスポンスが早い人=仕事ができる人」といっても過言ではありません。ここでは、「レスポンス」が早くなる方法を紹介します。
1:優先順位を明確にする
「レスポンス」が早い人は、仕事の優先順位を意識して動いています。複数の仕事を抱えている場合、それぞれの期限や仕事にかかる時間などを整理し、どれから先に取り掛かるべきかを明確にするのです。メール返信をついつい後回しにしてしまいがちな人は、朝の一番早い時間に終わらせるというルーティーンを作ることも一案。「レスポンス」が遅い人ほど、優先順位を意識して働いてみましょう。
2:すぐに返信できない場合は、その旨をすぐに連絡する
上司や取引先からのメールで、どう返事をしようか迷うこともありますよね。もし、すぐに答えられない場合には、悩んで後回しにするのではなく「答えを出すのに時間が必要な旨」、そして、「いつ回答できるのか」を相手に伝えてみては。「今すぐにお答えすることができないため、1週間ほどお時間をください」などと返信し、相手の了解を得ましょう。
3:相手の話の要点を理解する
上司やクライアントの話の要点を理解することも、「レスポンス」が早くなるための秘訣です。相手からの提案をみて、相手が何を求めているのか、何をいいたいのかを把握できれば、返答に悩んだり、調べたりする時間を短縮できます。相手の話を聞きながら、要点をすばやく掴む癖をつければ、自ずと仕事の効率もアップするはずですよ。
英語表現とは?
職場や取引先に海外のビジネスパーソンがいる場合、「レスポンスが早い」「反応がいい」という意味の英語表現も覚えておきたいところ。日本語で使われる「レスポンス」は、英語の「response」と意味が同じなので、それを応用してみましょう。
・She is quick to respond.(彼女はレスポンスが早い)
・I think that people who respond quickly also do their work well.(レスポンスが早い人は仕事も上手にできると思います)
・He is quick to respond and manages time effectively.(彼はレスポンスが早くて、効率よく時間を使います)
文の内容によっては、動詞「respond」を使う方が適切な場合もあります。また、メールのやり取りでは「返信」という意味の「reply」を使うこともできますよ。
・Thank you for your prompt reply.(即答ありがとうございます)
・Sorry for my late reply.(返信が遅くなりすみません)
・His replies are slow.(彼は返信が遅い)
最後に
ビジネスシーンでは、相手の返答をもらって初めて具体的な作業に進むことも多いため、「レスポンス」の早さは仕事の効率にも直結します。もし、相手からの提案にすぐに答えられない場合には、後回しにせず、とりあえず「今の段階では答えられない旨」と「いつまでになら回答できる」という具体的な期限を伝えると相手も安心するでしょう。
「レスポンス」を早くすることで、相手からもコミュニケーションの取りやすい人というイメージを与えることができますよ。この機会に、「レスポンス」を早くするコツを身につけて、デキるビジネスパーソンを目指してみてはいかがでしょうか?
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