“white hope”ってどんな意味?
日本語でも「赤の他人」や「黄色い声援」など、色にまつわる慣用句があるように、英語でも色を使った言い回しというものがたくさん存在します!
ただし同じ色は色でも、日本語と英語で同じようなイメージで使われることもあれば、まったく別のイメージで使われることもあるところが言語のおもしろいところ。
ここOggi.jpでも以前、“white elephant”について「無用の長物」という意味になると解説しましたが、今回も“white”を使った興味深い表現をいくつか取り上げたいと思います。
まずはこちら。
“white hope”
直訳すると「白い希望」ですが…… それでは意味が通じませんよね。一体どのような意味をもつのでしょうか?
前回の記事はこちら>>【英語】that that that that that ←これ、どういうこと!?
正解は……「大いに期待される人」という意味!
“white hope”で(ある特定の分野で)大いに期待される人、いわゆる期待の星という意味。
その他の“white”を使った表現についてもいくつかご紹介。
◆white-faced
:(病気、恐怖などで)青ざめた(同:pale)
【例】Her face went white with fear.(彼女の顔は恐怖で青ざめた。)
◆a white space
:余白
◆white glass
:透明のガラス
◆a white Christmas
:雪の降ったクリスマス(対:a green Christmas)
◆white coffee
:ミルク入りコーヒー(対:black coffee)
◆white coal
:エネルギー源としての水、水力
◆a white lie
:罪のない嘘(同:a social lie)
◆white goods
:シーツ、タオルなどの白い織物、冷蔵庫などの大型家庭電気器具
◆whiter-than-white
:清廉潔白な
このように見ていくと、英語の“white”には、「清らかさ」というニュアンスが中心にあることがうかがえます。これは日本語と同じですよね! 次は別の色を使った言い回しについてご紹介したいと思います。
こちらの問題もチェック!
今更聞けない!「question」と「problem」の違い、言える?
「Money talks」の意味は? お金がしゃべる…って、え!?
machi
小学生~社会人を対象とした英語教室を運営する英語講師。英検1級/国家資格・通訳案内士/TOEIC 900点以上
生徒のリクエストによっては、数学や化学まで教えることも。○十年前の記憶を引っ張り出し奮闘中。
ただいま周回遅れで韓ドラがブーム! 本当は仕事も家事もせず1日中韓ドラを観てぐ~たら過ごすのが理想。韓国語も習得したい。