【元カレとの不倫】30歳・保育士のケース
つい最近、不倫相手との半年間の関係を清算した和香(仮名)さん。
「出会いというか、不倫相手は元カレでした。3年付き合っていた彼と別れ、私はまだ未練があったのですが、彼はその直後に付き合った女性と授かり婚。想定外の妊娠だったようで、結婚が決まったときに私に連絡をしてきて『妻になる女性のことは、そこまで好きではないし愛しているわけでもないけれど、子どもができたから結婚する』と言っていましたね」
その後しばらくは連絡を取らずにいたものの、ある年の年始に「あけおめLINE」をしたことで関係が再開。気づいたら、和香さんは元カレとの不倫地獄にハマっていました。
「彼の言葉を丸々信じていたわけではないけれど、好きって気持ちが強くて不倫を断れませんでした。ただ彼は子どもが生まれたばかりで、家にお金がかかるからとデートはもっぱら私の家。外食デートは金銭的な事情でできずいつもウチで私がご飯を作って、深夜まで彼と過ごし朝になる前に家に帰る… というスタイルでした」
しかしそんな関係は半年でジ・エンド。理由は、和香さんが彼に離婚を迫ったことだそうです。
彼に離婚を迫ると… 態度が豹変。あっさりとジ・エンド
「やっぱり不倫は日陰だし嫌だなって思って、彼に離婚を迫りました。けど、“妻のことは愛していない”とか言っていたくせに、離婚の話になると怒り出して『まだ離婚できないんだから、急かさないでくれ』と不機嫌な顔で言うだけ。だんだんとそんな関係に疲れてきた私が『なら奥様に私から関係をぶちまけるから』って宣言したことをきっかけに、あっさりと彼にフラれました」
その日を境に、彼にLINEや電話をしても一切の反応がなく、完全に終わりを迎えたとのこと。和香さんはそれまで真剣に交際していたつもりだっただけに、彼のこの態度には深く傷ついたと言います。
「せめてきちんとした別れ話くらいしてもらいたかったです。モヤモヤが残る終わり方だったせいか、今でも私は次の恋愛に進めていません。彼のSNSをこっそりチェックしてしまうし、もしかしたら別居とか離婚とかしているかも… って共通の知人に彼の近況を聞いてしまうこともあります。
だけど、友人たちにも不倫をしていたことは言っていないので、誰にも相談できなくて。彼が目の前からあっさり消えてしまって呆然としました。不倫を純愛だと思っていたのは私だけで、彼は遊びのつもりだったんでしょうね。信頼していた人から弄ばれたことで私は自分への自信を失いましたし、新たな出会いにも積極的になれなくなりました」
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不倫をすることで、自分への自信を失う女性は決して少なくありません。信頼心や尊敬心を不倫相手からいとも簡単に裏切られることで、異性への不信感が強まることもあります。不倫は終えたからと言って、すっきりと前を向けるとは限りません。一度でも経験してしまえば、その後の恋愛観にも大きな影を落とすリスクが大きいと言えるでしょう。
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並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。