【目次】
・貯金が苦手な人の特徴
・確実に貯金するための4つのコツ
・貯金が苦手な人でもお金が貯められる方法
・貯金上手が実践している貯金テクも参考に
貯金が苦手な人の特徴
お給料が入ったら即使ってしまう
お金が貯まらない人と貯まる人の違いは「お給料の使い方である」というのは、ファイナンシャルプランナーである石川福美さん。
「お給料が入ったら、まず使う! 残ったおカネを貯金に回そうと考える方。この考え方では、よっぽどおカネがかからない趣味の方、物欲のない方しか貯まりません…」(石川さん)
それではお金が貯まる人の考え方はどうなのでしょうか。
「お給料が入ったら、まずは先に必要額を貯蓄口座に分けてしまいます。企業の財形貯蓄制度などは、お給料から天引きされるので、最初からなかったものとして貯蓄に回すことができます。そして残ったおカネをしっかり支出項目ごとに予算を決め、やりくりをしていくのです」(石川さん)
貯金額に年収は関係なかった!? お金が貯まる習慣を実践!|移動時間で学ぶマネーレッスン#2
確実に貯金するための4つのコツ
貯金額の目標を設定をする
石川さんは、貯金額の目標を先に設定をすることが大切であるといいます。
「『余った分を貯めることにしよう』と考えるから、なかなか貯蓄に回すお金ができないのです。
大切なのは先に貯蓄額に『目標設定』をすることです。いつまでに、いくら貯めたいのかを決める。その上で、毎月の支出額をコントロールしていくことが必要です」(石川さん)
お金を貯めるなら“仕組みづくり”から|元貧困女子FP直伝! 貯金との向き合い方
給料を先取りして貯金する
数円単位で節約するのもOKですが、ある程度満足のいく金額になるまでは時間も精神的負担もかかりますよね…。そこで取り入れたいのが楽にちゃっかり貯めることができる〝先取り貯金〟です。
貯金が上手な人は「お給料が入ったら毎月決まった額を別口座へ」「つみたて定期預金で自動的に毎月定額を定期預金へ」と、お金が貯まる仕組みをあらかじめ作っています。
目標金額を決めたら、収入から先取りで貯金する仕組みを整えましょう。
購入前に本当に必要かを自問自答をする
貯金が上手な人は「思わず買う」「安いから買う」といった衝動買いや、つられ買いをしません。
たとえばショッピングに出かけても、あらかじめ欲しいものはリサーチして行きます。そのため一目ぼれしたものに出会っても、その場では絶対買わずいったん冷静になる時間を持って判断するなど、買い物に非常に冷静です。
どうしても衝動買いをしがちな人は「本当に今の自分に必要?」といったん持ち帰って、最低でも一晩は考えてみるのをおすすめします。
ボーナス月は通常月より多く貯金する
ボーナスを楽しむ用と貯金用に分ける習慣をつけるのも、貯金のコツのひとつです。
たとえばボーナスの月は通常の先取り貯金の金額の最低3倍は貯金に回すなど。残ったお金で買い物を楽しんだり、ご褒美を買ったりしてみてはいかがでしょうか。
お金を貯めることが上手な人は「楽しみ」と「貯金」を上手に両立させています。
ちゃっかり貯蓄で「楽しみながら貯まる♡」4つの習慣|美人のマネースクール【16】
貯金が苦手な人でもお金が貯められる方法
自動積立貯金
ライター・コラムニストであるコマツマヨさんによると、銀行の自動積立サービスを利用すると簡単に貯金ができるといいます。
「銀行によってサービスの名称は異なりますが、都市銀行やネット銀行、地方銀行など多くの銀行で実施されています。口座にお金さえ入っていればあとは何もしないでOK。寝ていてもお金が貯まっていく、まさにズボラさんにぴったりの貯金方法です」(コマツさん)
満額にならないと引き出せないタイプもあるようなので、引き出してしまうかも… と不安な人にもおすすめ。
「いつでも引き出せるタイプのもありますが、引き出してしまう不安がある人は、満期にならないと引き出せない定期預金タイプを選んでもいいかも。まずは2〜3万程度の少ない額から始めてみて」(コマツさん)
つみたてNISA
もうひとつ「つみたてNISA」もお金を貯める方法としておすすめだとコマツさんはいいます。
「毎月お金を貯めていくなら、つみたてNISAはいかがでしょうか。こちらも、毎月決まった日にあらかじめ設定した金額を積み立てて投資を行うというもの」(コマツさん)
つみたてNISAは〝投資〟なので、今すぐではなく将来のために貯金をしたい人にぴったり。
「あくまでも投資なので運用の仕方や市場次第では元本を下回る可能性もありますが、10〜20年という長期で資産を形成するので株価の下落などの影響を受けにくいこと、利益は非課税であることや、つみたてNISAの銘柄は比較的安定した銘柄が多いことなどメリットも。今すぐではなく、少し先の将来のために貯金をしたいという人にオススメです」(コマツさん)
ズボラさんでもお金が貯まる! 放っておいても貯金できる方法、オススメしない貯金方法
貯金上手が実践している貯金テクも参考に
小銭貯金で無理せず貯める
「コーヒー店で1杯目のレシートを持って行くと、2杯目が100円程度で飲めるサービス。一日に何度もお茶するときに便利!」(愛知県・35歳/一般事務)
「おすすめは50円玉貯金。以前、1000円貯金をやったときは負担が大きすぎて続かず…。50円玉はなくてもそれほど困らないし、生活をおびやかさないのでちょうどいい!」(兵庫県・36歳/公務員)
「500円玉貯金で年間30万円貯めている。最初は面倒に感じるときもあったけれど、慣れてしまえば大丈夫。もう5年続けていて、1年ごとに銀行口座に預けています」(香川県・31歳/コンサルタント)
「夜、財布の小銭を全部出す。500円玉があると結構貯まるし、翌日財布が軽くなってスッキリ♪ 貯金箱に1枚ずつ入れていると『半分残そうかな…』などと迷ってしまうので、箱にザザッと入れるのがコツ」(富山県・28歳/営業)
銀行預金を有効に活用する
「給料から天引きで財形貯蓄。お金が手元にあるとつい使ってしまうけれど、財形貯蓄は知らないうちに貯まっていくので非常にラクです。たまにくる銀行からのハガキを見て貯蓄額にビックリ!」(神奈川県・31歳/公務員)
「給料の振込先を指定できるので、ボーナスだけは違う銀行に。あえて職場や自宅から遠い場所にある銀行を選んだので、お金をめったに引き出さない=どんどん貯まります」(宮城県・29歳/講師)
「毎月、給料の20%を貯金するのがマイルール。○万円と金額を決めてしまうと、収入が減ったときにキツイ…。%なら負担が変わらないので、無理なく貯金を続けられます」(埼玉県・32歳/一般事務)
「やっぱり〝先取り貯金〟が一番! 給料が入ったら先取りで貯蓄用の口座に移し、残りで生活。長期的な貯蓄のほか、旅費や車検、冠婚葬祭費も貯めています。続けるコツは『貯金したお金は最初から無かった』と考え、忘れること(笑)」(千葉県・32歳/経理事務)
自炊をして浮いた食費を貯金に
「洋服代を切り詰めるとストレスがたまるので、貯金したいときは食費を抑える! 私はランチ代を浮かせるため週4日はお弁当を持参。土日につくり置き&冷凍しておけば、忙しい平日でもラクちん♪」(福岡県・30歳/秘書・受付)
「毎朝凝ったお弁当をつくる時間がないので、職場に持って行くのはおにぎり&スープジャーに入れたお味噌汁だけ。これなら無理せず続きます。浮いたお金は貯金しつつ、たまに大好きなコスメを購入♥」(京都府・25歳/一般事務)
「平日は外食が多くなりがちだけれど、週末は必ず自炊。テレビや雑誌でおいしそうな料理を見つけたら、マネしてつくって家族や彼氏にふるまっています。料理の腕を磨きつつ、貯金もできて一石二鳥!」(福島県・28歳/派遣社員)