トータル・ファイナンシャル・アドバイザーの石川福美(いしかわふくみ)です。
私たち働くアラサー女性の毎日は、遊びにキャリアに大忙し。思いっきり働き、思いっきり遊ぶために、“かしこく”、“効率的に”おカネに働いてもらう仕組みづくりをご紹介します。ぜひ通勤時間を有効に使って自分のマネーに対して理解を深めてください。
もう言い訳できない! 貯金額に年収は関係なかった!?
「わたしはお給料が低いから、貯金に回すお金がないの。だから貯められなくて当たり前」
みなさんはこんな風に考えたことはありませんか? 私も派遣社員時代、そう考えていました。正確には、そう自分に言い聞かせ、いつまでたっても貯金が貯まらない言い訳にしていました。
今の仕事に就き、たくさんの方の資産状況を見ていく中で、そこにはとんでもない事実が。下の図をご覧ください。
なんでこんなに差がでるのでしょうか…? いろいろな要因はあると思いますが、おカネが貯まる人と貯まらない人とでは、ある明確な考え方の違いがあります!
貯蓄上手は給与を受け取る前に貯金する!?
おカネが“貯まる人”と“貯まらない人”の違いを見てみましょう!
お給料が入ったら、まず使う! 残ったおカネを貯金に回そうと考える方。この考え方では、よっぽどおカネがかからない趣味の方、物欲のない方しか貯まりません…。
対して貯まる人の考え方は…
お給料が入ったら、まずは先に必要額を貯蓄口座に分けてしまいます。企業の財形貯蓄制度などは、お給料から天引きされるので、最初からなかったものとして貯蓄に回すことができます。そして残ったおカネをしっかり支出項目ごとに予算を決め、やりくりをしていくのです。
人の意思は弱いもの、だからこそ意思ではなく、仕組みでしっかりおカネを貯めましょう!
ではどのくらいの貯金があればいいの? については、また別の機会にお話ししますね。
石川福美 ファイナンシャルプランナー
貧困女子出身のアラサーファイナンシャルプランナー。定期的に開催している女性限定セミナーや、各メディアなどで、自身の経験からくる効率的な将来対策・万一のリスク対策の必要性について、多くの女性へ向け発信している。さまざまな金融商品を組合せることによって、“今の充実”と“将来の安心”のバランスを考えたライフプランニングを目指す。株式会社クレア・ライフ・パートナーズ所属。