「つぶらな瞳」とは?
皆さんは「つぶらな瞳」と聞くと、どのような目を思い浮かべますか? 小さい目やクリクリとした目、黒目がちの瞳、または子供や小動物の目など、人によってさまざまなイメージがあるかもしれません。
ずばり「つぶらな瞳」とは、目がまるくてかわいらしい瞳のこと。「つぶら」は漢字で「円ら」と書きます。
つぶ‐ら【▽円ら】
[形動][文][ナリ]まるくて、かわいらしいさま。「—な瞳 (ひとみ) 」
小学館『デジタル大辞泉』より引用
辞書にもあるように、「円ら(つぶら)」の意味は「まるくて、かわいらしいさま」です。「つぶらな瞳」というと、先述のように「小さい目」を思い浮かべる方も多いですが、基本的には「まるくてかわいらしい瞳」のことです。「つぶら」という言葉が「粒」を連想させてしまうため、小さい目というイメージにつながっているのかもしれませんね。
「つぶらな瞳」は、主に子供や動物といった、かわいらしい目を表現するときに使われる言葉。そのため、人からそう言われた際は褒め言葉と受け取っていいでしょう。
「つぶらな瞳」の類語や使い方
歌詞に出てきたり、小説や映画の中で使われることもある「つぶらな瞳」ですが、会話ではなかなか使う機会の少ない言葉かもしれません。もし、相手の瞳を「素敵だね」と褒めたいときには、ほかにどのような表現があるでしょうか。「つぶらな瞳」の類語や使い方を紹介します。
「つぶらな瞳」の類語
「つぶらな瞳」によく似た言葉には、「クリクリした目」「丸い瞳」「まんまるな目」などがあります。いずれもかわいらしい印象のある、丸い目を表現するときに使われる言葉です。会話の中では、「まるくてクリクリした目だね」「まるくて綺麗な目だね」といった言い方ができます。
「クリクリした目」「まんまるな目」は、小さい子供を褒めるときに使う方も多いのではないでしょうか? 自分の好意が伝わる表現を選んで使ってみましょう。
「つぶらな瞳」の使い方
言葉を耳にしたことはあっても、実際に口にする機会は少ないのではないでしょうか。主な使い方を紹介します。
・あの子のチャームポイントは、つぶらな瞳だよね。
・つぶらな瞳で孫に見つめられると、何でも買ってあげたくなってしまう。
・ハムスターのつぶらな瞳を見ていると癒やされる。
・子供はつぶらな瞳のクマのぬいぐるみがお気に入りだ。
例文のように「つぶらな瞳」は、自分が愛らしいと感じている対象によく使われる言葉です。
「つぶらな瞳」には、どのような特徴がある?
クリっと丸い目に魅了される人も多いはず…ですが、もっと具体的には、どのような目を「つぶらな瞳」と表現するのでしょうか? 主な特徴を紹介します。
目がキラキラと輝いている
「つぶらな瞳」の人を思い浮かべるとき、目がキラキラとしていませんか? 人は自分の好きなものや憧れているものが目に入るとパッと表情が明るくなり、目もキラッと輝きますよね。「つぶらな瞳」を持つ人は、常にそんな輝いた瞳をしているのです。見ているだけで元気がもらえるような瞳や、人を惹きつける魅力的な眼差しは、「つぶらな瞳」の特徴のひとつといえます。
黒目の割合が大きい
「つぶらな瞳」といえば、黒目がクリっと大きいことがいちばんの特徴です。白目より黒目の割合が多い人は、小動物のようなかわいらしい印象があります。人懐っこく親近感があることから、性別を問わず慕われている人が多いでしょう。また、黒目の割合が多い方が目が大きく見えるため、メイクやカラーコンタクトを使って黒目を大きくみせる人も多いですね。
うるっとした目をしている
丸い黒目がうるっと輝いていることも「つぶらな瞳」の特徴のひとつ。まるで泣いた後のように潤んだ目で見つめられたら、守りたくなってしまいますよね。無邪気で素直な子供の目や純粋な動物の目など、きれいに澄んだ目には人の心を動かす魅力があるようです。
「つぶらな瞳」になる方法とは?
うるっとした「つぶらな瞳」には守りたくなる魅力があり、モテる要素のひとつ。かわいらしい印象もあるため、自分も「つぶらな瞳」になりたい! と思う人も多いのではないでしょうか? 目は人それぞれ、大きさや形など異なるものですが、メイクや物の見方によって「つぶらな瞳」に近づくことはできます。おすすめの方法を紹介します。
まっすぐに見つめる
「つぶらな瞳」には、内面的なものも影響しています。何とも思っていない相手にでも、じっと見られると「もしかしたら自分に気があるのでは?」とドキドキしてしまう人は少なからず存在します。まっすぐに相手を見つめることで瞳の印象がより強く感じられるので、やさしい眼差しで見つめてみましょう。
目薬やカラーコンタクトを使う
自分は「つぶらな瞳」から程遠い… という人でも、工夫次第で演出することができます。目をうるうるさせるために目薬を使ったり、黒やブラウンのカラーコンタクトを使って、黒目を大きく見せる方法も! アイメイクをすると、派手な印象になってしまう人におすすめのアイデアです。
アイシャドウで涙袋をつくる
「つぶらな瞳」を目指すための、いちばんのポイントがアイメイク。ふんわりとやさしい印象の瞳にするため、アイシャドウはナチュラルなブラウン系カラーを選びましょう。また、涙袋をつくることで目が大きく見え、かわいらしさが増す効果も。パール系の光沢感があるアイシャドウを涙袋に塗って、薄づきのブラウンカラーで陰影をつければ、うるっとした瞳に仕上がります。
アイラインは目尻を下げて引く
目の印象を変えるには、アイラインも重要なポイントです。目尻を上げるとキリッとしたメイクになるため、アイラインは目尻を下げて引いてみましょう。カラーも黒より、ブラウン系がおすすめです。まつ毛もくるっとカールさせて、おっとりとした、やさしげな雰囲気を演出してみましょう。
工夫次第で「つぶらな瞳」になれる!
「つぶらな瞳」は、「まるくてかわいらしい瞳」のこと。かわいらしさと純粋さを併せ持った魅力的な目です。「目は心の窓」という言葉がありますが、単なるかわいらしさだけでなく、その人の素直な気持ちに引き寄せられるのかもしれませんね。
また「つぶらな瞳」は、恋愛面でもその効力を発揮します。見つめられたらキュンとしてしまうような「つぶらな瞳」を目指したい人は、ぜひ本記事で紹介した方法を参考にしながらアイメイクに挑戦してみてください。
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