【目次】
・そもそも「朝シャン」とは?
・朝シャンの「メリット」
・朝シャンの「デメリット」
・朝シャン派の人が注意したいこと
そもそも「朝シャン」とは?
朝シャンプーすること
朝シャンとは一般的に、「朝シャンプーすること」を言います。
夜は疲れてお風呂に入る気力がないからと朝にシャンプーするという人や、夜も洗うけど朝もシャンプーしてスッキリしたいという人が、朝シャンをするようです。
朝シャンの「メリット」
目が覚める
朝、眠気が残ったまま仕事に出発するという人も多いかもしれませんが、朝シャンをすればスッキリと目覚め、快適な一日をスタートさせることができます。
そのため目覚めを良くするために日課にしている人も多いのではないでしょうか。
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寝癖をリセットできる
夜、お風呂の後きっちり乾かしても、朝起きると寝癖でボサボサ… ということもあるかもしれません。スプレーで髪を濡らし、ドライヤーで癖をとり… という工程を、朝またやるのは面倒なものです。
でも朝シャンなら、寝癖がついた髪を朝シャンプーするので、「夜乾かしたのに朝また…」ということになりません。
髪全体が濡れているので、寝癖が取りきれなかった… などということもなく、スタイリングが決まりやすいのも楽ちんです。
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夜の時間を有効に使える
夜、お風呂に入るのが面倒くさい… と感じる方は多いのではないでしょうか。
お風呂に入っている時間はもちろん、髪の長い女性は髪を乾かすのにも多くの時間を要します。
夜のお風呂の時間が必要なくなれば、その分自分の時間にゆっくり当てられ、有効に使うことができますよね。
朝シャンの「デメリット」
すすぎ残しやドライ不足による髪のダメージ
朝は限られた時間で出かける支度をしなければいけません。
朝シャンをする以外にもやることがあるので、ついつい洗い方がおろそかになりがち。
「とりあえず泡はざっくり流したし大丈夫だろう」「どうせ自然乾燥できるし少しくらい濡れていてもいいか」… これらはすすぎ残しやドライ不足が原因で、髪にダメージを負ってしまう可能性が高いです。
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その日ついた汚れが原因で頭皮に炎症を起こす可能性も
シャンプーやコンディショナーの洗い残し、ドライ不足もよくありませんが、その日付着した汚れを落とさず寝てしまうこと自体もあまりおすすめできません。
例えば、朝シャンプーするからと、花粉などが付着した状態で寝てしまうと、アレルギーを起こし夜の間に頭がかゆくなってしまうこともあります。
他にもその日一日溜まった皮脂をエサに、夜寝ている間に雑菌が増え、頭皮に炎症を起こしてしまう恐れも…。
髪の状態は頭皮状態に大きく左右されると言われているので、頭皮環境が乱れるリスクはできるだけ避けた方が賢明です。
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朝と夜両方シャンプーも良くない
ビューティーエクスペリエンスが美容師101人を対象に、「美容師が思う、頭皮に最も悪い習慣」を調査したところ、「朝夜2回のシャンプー」は「シャンプー後の自然乾燥」に次いで第2位に「頭皮に悪い習慣」としてランクインしました。
一見一日2回も洗うなら清潔なのでは? と思ってしまいますが、基本的にシャンプーは夜1回、きちんとシャンプーで頭皮や髪を優しく洗い流すだけでOKだそう。
過度なシャンプーは必要以上に皮脂を洗い流してしまい、頭皮や髪のダメージにつながりやすくなってしまいます。
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朝シャン派の人が注意したいこと
余裕を持って起きる
朝バタバタと時間がない中でシャンプーをしてしまうと、洗い残しやすすぎ残し、ドライ不足などで髪がダメージを負ってしまいます。
丁寧に洗髪やドライをしても十分時間が残るよう、余裕を持って起きることが大切です。
髪ではなく頭皮を洗う
正しい髪の洗い方は、「髪ではなく頭皮を洗う」こと。
まずシャンプー前にブラッシングをして、表面についた汚れや頭皮の角質を浮かせましょう。このひと手間でシャンプーの泡立ちも良くなります。
シャンプーはいきなり泡で洗うのではなく、お湯で1〜2分の〝予洗い〟が大切。分け目を変えて頭皮に直接お湯をかけたり、手のひらにお湯をためてパシャパシャすすいだりして、まんべんなく水分を含ませましょう。
その後シャンプーにお湯を加えてゆるませたら、地肌にしっかり塗り伸ばし、下から上へ小刻みに頭皮をさするようにしながら洗います。指の腹を使って力を入れずに洗いましょう。
頭皮の毛穴にこびりついた汚れは、〝もみ出し洗い〟で皮脂を絞り出して。最後はすすぎ残しがないように、しっかりと洗い流しましょう。
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すばやく完全に乾かす
髪は濡れた状態が一番デリケート。自然乾燥ではなく、完全に乾かしてから出かけましょう。
髪を早く乾かす方法は以下。
【準備するもの】
・ドライヤー
・スポーツタオル
・ヘアオイル
まずはスポーツタオルで頭皮&根元の水気をしっかり取ります。摩擦が起きないよう、指先を少し立てて軽く弾くようにするのが○。
次に髪の中間から毛先をキュッキュッと絞っていきます。きつくやりすぎないように注意して。
目の粗いブラシで髪全体をとかし、根元を避けてヘアオイルなどをなじませたら、ドライヤーで前髪を乾かします。斜め上から温風を当てて、手ぐしで左右に振りながら乾かしましょう。
今度は後頭部の毛束を持ち上げて、根元に斜め上から温風を当てます。
後頭部がまんべんなく乾いたら、トップの毛束を持ち上げて根元に斜め上から温風を当てましょう。その後、耳の後ろから襟足部分の髪の根元に斜め下から温風を当てます。
最後は上から下に手ぐしを通しながらドライヤーを上から当て、しっかり乾かして完了です。