美容師101人が回答! 夏にやってはいけない、頭皮に悪い習慣とは?
◆シャンプーの自然乾燥は、髪がにおう原因に
まず、「美容師が思う、頭皮に最も悪い習慣」を聞いてみると、「シャンプー後の自然乾燥」(70%)が最多回答に。その後、「熱すぎるお湯でシャンプー」(9%)、「朝夜2回のシャンプー」(9%)が続きました。
第1位の「シャンプー後の自然乾燥」は、暑い夏についやってしまいがちな“臭慣”。夏場はシャンプー後に髪をドライヤーの温風にあてるのは、出来るだけ避けたいのが本音。しかし自然乾燥では菌が繁殖しやすいため、髪がにおう原因に。
シャンプーのあとは、出来れば吸水性の高いタオルで、ゴシゴシこすらずに優しく揉み込むように、タオルに水分を移しこませるようなイメージで、短時間でタオルドライをしましょう。タオルを巻いたままテレビをみたり、そのまま寝込んでしまうと雑菌が繁殖するもとなのでNG。
タオルドライをしたあとは、乾きにくい根元部分から完全に乾いてしまう一歩手前まで高温風で、一か所に集中させないよう熱を分散させながらドライヤーを当てていき、その後仕上げ前に低温でしっかりドライ。最後に冷風で仕上げれば、スタイルが整いやすくツヤのある髪に仕上がります。
第2位の「熱すぎるお湯でのシャンプー」は、高温のお湯は頭皮や髪のダメージの原因にも。頭皮を保護するためにも38℃前後のぬるま湯で洗い流すのがおすすめ。
同率第2位の「朝、夜2回のシャンプー」は一見清潔なのでは? と思われるかもしれませんが、夜1回、きちんとシャンプーで頭皮や髪を優しく洗い流すだけでOK。過度なシャンプーは、頭皮や髪のダメージにつながりやすいため、避けた方が良いかもしれません。
◆頭皮マッサージは、眼精疲労・肩こりの緩和効果にもつながる
次に、「お客様におすすめした頭皮ケア」を質問したところ、第1位「マッサージシャンプー」(62%)、第2位「UVケア」(43%)、第3位「低刺激性のシャンプー使用」(20%)に。
頭皮マッサージには血行を良くする効果があり、また人間の体は全身が一枚の皮膚でつながっているため、固くなった頭皮をマッサージでやわらかくほぐすことによって顔のリフトアップや小顔効果が期待できたり、眼精疲労や肩こりといったさまざまな不快な症状の緩和にも効果が期待できます。
また、頭皮や髪も紫外線にさらされていると、日焼けやパサつきなどの原因に。帽子をかぶらない場合は、紫外線防止効果のあるスタイリング剤がおすすめ。
第3位の「低刺激性シャンプー」とは、頭皮、髪、肌への刺激になりやすい成分の配合が少ない商品。とくに洗浄成分にアミノ酸系成分を使用しているシャンプーは、頭皮を刺激する合成香料などの添加物が入っていない、穏やかで優しい洗い心地のシャンプーが多いです。
抜け毛が多い、フケやかゆみに悩んでいるなど、頭皮にトラブルのある場合は、通常のシャンプーでは刺激が強すぎて頭皮に炎症を起こしてしまい、頭皮環境を悪化させてしまう可能性があるため、低刺激性シャンプーを使用することがおすすめ。
夏は暑くてドライヤーを使いたくないから、自然乾燥に…。それがにおいの原因になってしまうのですね。面倒にならず、きちんとヘアケアをして夏も美髪を保ちましょう♡
【調査概要】
調査:株式会社ビューティーエクスペリエンス
調査期間:2019年5月1日~5月31日
調査方法:インターネット調査
対象:美容師101人
情報提供/株式会社ビューティーエクスペリエンス