カラダの重だるさや頭痛など、急な温度変化によって生じる夏バテは、暑さによる運動機会の減少や自律神経の乱れが、その原因の一部として考えられています。それを解消するためには、背骨を大きく動かすポーズや、大きな筋肉を使ってダイナミックにカラダを動かすポーズが効果的。ヨガのポーズを生活に上手く取り入れて、暑い夏を快活に乗り切りましょう！
夏バテ解消ヨガ【STEP1】イスのポーズ
全身の中で、特に大きな筋肉となる「太ももの筋肉」を使って、しっかりポーズをキープすることで、カラダに熱を生み出し、夏バテからくるだるさや重さをリセットします。暑さでついついだらけてしまう…… でも動かないと！ という時、やる気を起こさせる“スイッチポーズ”として行うのもおすすめです。しかも、太ももやお尻の引き締め効果も期待できるポーズなので、夏バテ解消と同時に下半身シェイプも期待できます。
［1］足を腰幅に開いて立ちます。息を吸って、両腕を前から上げ、肩の高さに伸ばします。
［2］息を吐いて、ひざを深く曲げ、腰を斜め後ろに引きます。この状態で3～5回、呼吸をキープ！
＼ポイント／
・足の付け根を後ろにひいて、つま先よりも膝が前に出ないようにしましょう。
・ひざが閉じて内またにならないよう、ひざは正面に向けたままキープ。
・肩は下げ、胸を大きく開きます。
夏バテ解消ヨガ【STEP2】立位のキャット＆カウのポーズ
背骨を大きく動かすことで、自律神経のバランスを整え、夏バテ特有のカラダの重だるさや食欲不振などの不調を緩和します。背骨を柔軟に動かすので、デスクワークの連続で背中のコリが気になるときや、姿勢の悪化が気になるときにもおすすめ！
［1］イスのポーズの状態から、息を吐いて両手を太ももの上に置きます。下半身はそのままで、息を吸って、背中を反らします。
［2］息を吐いて、背中を丸めます。背中を反らせる・丸める動きを1セットとし、これを5～10回程度繰り返します。
＼ポイント／
・背骨を反らせるときは、骨盤を前に倒して胸を開き、背骨を丸める時は、骨盤を後ろに倒してお腹を縮めるように背中を丸めます。
・動きに慣れてきたら、背骨を反らせるときには目線を斜め上に向け、丸める時には、おへそを覗きこむようにして目線をつけます。
夏バテ解消ヨガ【STEP3】ダウンドッグポーズ
太もも裏を大きく伸ばすポーズで全身の血流を良くします。また、頭の位置を心臓よりも下にすることで、頭部に血流が行き届き、頭がスッキリするのに加え、全身の伸びが感じられ、リフレッシュ感も味わえるはず！
［1］立位のキャットストレッチから、息を吐いて、両手を床におろします。
［2］片足ずつ後ろに引き、足を腰幅に開きます。お尻をななめ後ろに引き上げ、手で床を押し背中を伸ばした状態で、3～5回呼吸をキープします。
＼ポイント／
・背中や腰が丸まる場合は、ひざを軽く曲げ背筋を伸ばしましょう。
・手指を大きく開き、手のひら全体で強くマットを押します。
・首の力を抜いて行いましょう。
■今回のヨガを紹介してくれた先生は…
大城若菜（おおしろわかな）さん
沖縄生まれ沖縄育ちのヨガインストラクター（ホットヨガスタジオLAVA／トップインストラクター2021）。大学時代には、児童劇や創作舞踏の舞台に立ち、日本全国・海外での公演を多数経験。「ホットヨガスタジオLAVA」に2017年新卒入社。フロースタイルを中心としたレッスンを多数考案し、既成概念に囚われないユニークな動きや流れのレッスンを得意とする。オリジナルワークショップは、現在主に活動している神奈川県内において、集客数1位を誇る、人気インストラクター。9月からはレッスン拠点を沖縄に移し、トップインストラクター活動を継続する。
インスタグラム：@wakanaoshiro.lava.wakky
