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2023.07.18

「亭主関白」とはどんな意味? モラハラとの違いは? 特徴や対応を紹介

あなたのパートナーは「亭主関白」なタイプですか。「亭主関白」とは、偉そうな夫のことを意味する言葉です。「亭主関白」な人をパートナーに持つと結構面倒ですが、うまくやっていくにはどうすればいいのでしょうか。本記事では「亭主関白」の特徴や対応について解説します。

「亭主関白」の意味とは?

「亭主関白」とは、偉そうな夫のことをいいます。「亭主」とは「夫」のこと、「関白」とは中古期に天皇を補佐していた国の重役のことです。

笑顔で会話をする男女
(c)Shutterstock.com

シンガーソングライター・さだまさしさんの歌に、「関白宣言」というものがありますが、この歌は偉そうなことを言いながら、実は「ずっとそばにいて欲しい」と甘えている、かわいらしい男心が歌われています。

「関白宣言」は1979年に発表された楽曲でミリオンセラーを記録する大ヒットとなり、この楽曲を元にした同タイトルの映画作品も製作されました。

「亭主関白」と「モラハラ」との違いは?

「モラハラ」とは、モラルハラスメントの略です。モラル、すなわち倫理や道徳に反して嫌がらせを行うことをいいます。「モラハラ夫」というのは、家庭内でモラルハラスメントをする夫のことです。

「亭主関白」と「モラハラ夫」の区別は難しいのですが、妻の側が言われなき抑圧で苦しんでいれば、それは「モラハラ」ではないでしょうか。

女性を抑圧する男性
(c)Shutterstock.com

もし「モラハラ」だなと感じることがあるのであれば、まずは信用のおける友人に相談してみて。家庭の中は他人からは見えにくいので、ひとりで苦しむ人が多いのです。なかなか言いにくいかもしれませんが、見えにくい部分だけにひとりで抱え込むのは危険です。

「亭主関白」の特徴

さだまさしさんの楽曲「関白宣言」の歌詞にはいろいろな指示が出てきますが、「亭主関白」とはどういう男性のことをいうのでしょうか。

常に偉そう

「亭主関白」な人は、常に偉そうにしています。人に指示を出されることを極端に嫌い、家では「縦のものを横にもしない」態度でふんぞりかえっています。「飯」「お茶」「風呂」と昔はよく言いましたが、最低限の言葉しか言わず、「黙っていてもわかるだろう」と面倒を見てもらうことを当然だと思っています。

「ありがとう」は言わない

「亭主関白」な人は、根拠のない自信でみなぎっています。なので、人に何かをしてもらうのは当たり前。夫は家の中で一番偉いと思っていて、夫の世話をするのが妻のつとめ。ゆえに、妻が夫の世話をするのは当たり前のことで、お礼などは言いません。

仕事最優先

一家の長である亭主の一番のつとめは、「女房、子どもを食わすこと」だと思っています。そのため、「亭主関白」な人はとても仕事熱心。休みの日でも必要とあらば会社に行きますし、家族との約束があっても仕事が入ればそっちのけということも。

仕事をする男性
(c)Shutterstock.com

口やかましい

「亭主関白」なひとは、「こうあるべき」という固定観念が強固にあります。自分の思うように人が動かないと、結構口やかましくなることも。生活のことから妻の服装まで、事細かに注意します。これは亭主になる前、恋人同士の間でもよく見られる傾向です。

間違いを認めない

「亭主関白」な人はプライドが高く、些細な間違いでも決して自分のせいだとは言いません。「お前があの時こう言ったからだ」とか、「お前がきちんと言わないのが悪い」だとか言って、自分以外の人のせいにする傾向があります。

「亭主関白」への正しい対応は?

「亭主関白」な人をパートナーに持つと結構面倒ですが、一方で昔ながらの男らしさを追求するわかりやすい人だともいえます。そんな「亭主関白」タイプとうまくやっていくには、どうすればいいのでしょうか。

基本的には面倒を見てあげるスタンスで

そもそも、「亭主関白」タイプと付き合う人は、身のまわりの世話を焼くのが好きなのだと思います。なので、彼や夫に甲斐甲斐しく尽すこと自体苦にならないのではないでしょうか。やって欲しい人とやってあげたい人の組み合わせであれば、お互いに気分良く関係を育んでいけるように思います。

何か言われた時には、一度肯定してあげる

「亭主関白」タイプは、人に批判されたり評価されたりすることが嫌いです。かといって、何もかも「YES」とは言えないですよね。でも、ものは言いようです。「もう少し地味な服を着るようにしろ」と言われたら、「え? そうかな。気にしてくれてありがとう」と、彼の言うことを否定せず、感謝の気持ちを加えて返事をしましょう。実際の服装が地味にならなくても、それだけで彼は満足なのです。

親しそうに話をする男女
(c)Shutterstock.com

できないことは相談する

「亭主関白」な人は、往々にして、「家事や子どもの世話は女性がするもの」という考えを持っています。ですが、実際問題ひとりで両方をやるのはたいへん。「亭主関白」だとはいっても、助けて欲しいと思うこともありますよね。そんな時は、「私ができればいいんだけど…」と、相手の考え方を汲んだ上で、相談するようにしましょう。「亭主関白」タイプは頼られると俄然やる気を出しますよ。

「亭主関白」の対義語は?

女性の訴えを聞かない男性
(c)Shutterstock.com

ちなみに、「亭主関白」の対義語は「かかあ天下」です。関白よりも、天下の方が勢力が強そうなのがおもしろいですね。家庭において、奥さんが権力を持っている場合のことを、「かかあ天下」と言ったり、「あの人は嫁に尻に敷かれているから…」と言ったりしますね。

英語表現は?

「bossy husband」というフレーズを聞いたことがありますか? これが、英語でいう「亭主関白」です。「bossy」とはボス(boss)の形容詞。ボスづらをした夫、という意味ですね。

「bossy」は女性にも使えます。「She is bossy in his family.」といえば、「彼女は家で威張り散らしている」と訳すことができます。

最後に

ダイニングテーブルで話し合うカップル
(c)Shutterstock.com

最近では「亭主関白」というと「古い」「面倒」と、どちらかといえばネガティブにとらえられがちですね。けれども、自分の意思をしっかり持った人だともいえます。人の性質に関することは、多面的に見てみましょう。短所も長所も実は紙一重なのです。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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