健康でいるためには栄養に関する正しい知識が必須!
健康や美容への関心が高まっている昨今、さまざまな健康情報があふれていますが、なかには科学的根拠のはっきりしないものや、SNSで広がった半ば都市伝説のような、信ぴょう性の低い情報も含まれているのが実情。
怪しい健康情報に踊らされたいためには、まずは栄養に関する正しい知識を得ることが不可欠!
そこで書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』の中から、意外と知られていない栄養素にまつわる話をご紹介! 計4回にわたるプチ連載形式でお届けするので、健康な体をつくるヒントを見つけてみて!
前回の記事はこちら>>知らないと大損! ほうれん草はアレをするとビタミンが激減!
にんじんは皮ごと食べなければ無意味?
にんじんを調理するとき、皮をむいて使っている人が多いはず。でも実はこれ、せっかくの栄養素をムダにしてしまう食べ方なのです!
にんじんに含まれる主な栄養素は「β-カロテン」。体内で「ビタミンA」にかわり、光を感知する網膜の色素をつくったり、皮膚や粘膜の細胞の再生をサポート。さらに高い抗酸化作用があり、生活習慣病の予防にも役立っています。
このにんじんのβ-カロテンの含有量は、芯の部分よりも外側に近くなるほど多くなります。にんじんを丸ごと加熱してみるとよくわかりますが、にんじんの表面はごく薄い膜のような表皮で覆われており、この付近にβ-カロテンが豊富に含まれているのです。
そのためにんじんを調理するときは、よく洗って皮ごと使うのがベスト!
どうしても気になる場合は、皮むきグローブなどを使ってできるだけ薄く表皮だけを落とすようにすれば、栄養素の損失を少なくできます。
そして調理法を工夫することでβ-カロテンの吸収をさらにアップさせることも。β-カロテンは熱に強く、油との相性もよい栄養素。
生の場合と、油で調理した場合の体への吸収率を比べると、その差はなんと8倍以上! にんじんのしりしりやグラッセなど、油を使ったメニューで皮ごと食べるのがオススメです。
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栄養素に関してもっと詳しく知りたい方は、ぜひ書籍でチェックしてみてくださいね!
トップ画像/(c)shutterstock.com
『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』
著者:牧野直子/日本文芸社
シリーズ累計発行部数80万部突破! 栄養素をテーマに、健康・実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作! 人体に必要な栄養の種類から、どの食べ物にどんな栄養が含まれているのか、また、栄養素の働きまで栄養素に関する情報を図解でわかりやすく解説します。体を作るのに欠かせない、糖質、たんぱく質、脂質の三大栄養素の話から、意外と知られていない栄養素の話を幅広く紹介。この一冊でいつもの食卓が栄養バランス満点の超健康食に変わります。自分や家族が一生健康でいるための「食と栄養」に関する情報が満載の一冊です。
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