【目次】
・皮膚科医に教わるスキンケアのポイント
・皮膚科医おすすめ、肌トラブル・エイジング対策のスキンケア
・皮膚科医が開発したスキンケアコスメ
・皮膚科医がおすすめする、ライン使いしたい美白コスメ
皮膚科医に教わるスキンケアのポイント
【1】洗顔でやりがちなNG行為
洗顔は、行い方によって肌に負担のかかるプロセス。しかも、ほとんどの人が正しくできておらず、肌を傷めてしまっている場合も!
・泡立てが足りない
泡の量が少ないと、洗顔料の濃度が高すぎるうえ、肌を傷める摩擦の原因にも!
・ゴシゴシこすりすぎ
洗顔は摩擦で洗うのではなく、泡で汚れを落とすもの。こすって洗うと角層を傷つけるだけです。
・すすぎ不足
生え際やあご下など、泡がついたままだと、肌への刺激になってしまいます。
・時間のかけすぎ
長々とやりすぎると当然肌の負担に。洗浄剤だということを忘れないで!
・仕上げに冷水
肌を冷やすことで一時的に毛穴が締まったように感じますが、その冷却効果は30分ともちません。また急激な温度変化は、赤ら顔の原因になることも。
・泡立てネットも注意!
洗顔料は、水と空気を含ませながら適正な洗浄濃度にしていくもの。泡立てネットは、スピーディーにたっぷりの泡をつくれるのが便利ですが、実は、水が少なくても泡立つのが盲点。
きちんと適正な水を加えないと、濃度が高いまま肌に触れてしまうので、注意が必要!
【2】化粧水の選び方と、つけ方
■どんな化粧水を選ぶ?
「化粧水=肌のうるおいのもと」というのは間違い。化粧水が、そのまま肌の水分になるわけではなく、また化粧水だけでは充分な保湿はできません。
化粧水は使用感の好みで選んでOK。自分に必要な美肌効果のある化粧水を選びましょう。
いちばんのオススメは、ビタミンC誘導体入りの化粧水。ビタミンC誘導体は、抗酸化や美白、毛穴の引き締めなど、さまざまな効果をもつスーパー成分。クリームなどより水に配合したほうが安定性が高まる成分なので、化粧水が好ましいのです。
■「手」と「コットン」どっちでつける?
どんなに上質のコットンでも、強くゴシゴシこすると繊維の刺激で角層に小さな傷がつきやすいもの。角層が傷つくと、肌のうるおいが蒸発し、外からの刺激が肌内に入りやすくなります。すると肌は乾燥して、老化を招く要因にも。
たまに、手でつけるとムラになる、手が化粧水を吸ってしまうなどと言われるけれど、これらはすべて俗説。手が水を吸ってしまうなら水もすくえないはず。水はしっかりすくえているのだから、手で化粧水をつけても問題ないのです。
結局のところ… 化粧水をつけるのは【手】か【コットン】どっちが正解?
【3】「乳液でフタ」の落とし穴に注意
■乳液で本当に保湿できている?
約50〜70%の水分と、約10〜20%の油分とで構成されている乳液。そもそも水分のほうが多いため、水分の蒸発を防ぐには物足りません。セラミドや水分保持力のある成分が少なければ、いくら油分を塗っておいてもその隙間をぬって水分が蒸発してしまい、肌が乾きます。
肌の保湿のためには、水分をつかんで離さないセラミドや水分をキープできる保湿成分の入った乳液を選ぶのがポイント。
■オイリー肌や大人ニキビ肌の人も、保湿はマスト
「ベタつくのがイヤ」とか「油分は必要ない」と、化粧水だけですませて保湿をおざなりにすれば、水分まで不足して逆にテカリが目立つうえ角層のバリア機能が低下して、大人ニキビもよりできやすくなるのです。
みんな勘違いしがち!【乳液でフタ】にはこんな落とし穴があった…
【4】日焼け止めの使い方
■日焼け止めを塗る量に注意!
日焼け止め化粧品は、塗る量が少ないと当然効果も下がります。
日焼け止め化粧品のSPF値は、実際に人間の皮膚を使って測定したもの。その際に使用される量は、皮膚1平方cmあたり日焼け止め化粧品2mg。でも、実際に女性が使っている量は、平均的にその約4分の1。その場合、効果は約20分の1まで下がっているとか。
ただ、日焼け止め化粧品をたくさんつけすぎると、べたついてイヤなことも… その場合は、紫外線によるシミができやすい頬骨あたりだけ少し厚めに塗るのがオススメ。
■日焼け止めにはパウダーファンデを重ね塗り
より確実に紫外線をカットするには、日焼け止め化粧品の上に、パウダーファンデーションを重ねると効果的。
なぜならファンデーションの色粉は、紫外線散乱剤と似ているから。たとえばレーザー治療をするときに、ファンデーションが肌に少しでも残っていると、レーザー光が跳ね返されてしまうほど。パウダーファンデーションは、とくに日焼け止め効果をうたったものでなくても、UVカット効果があるといわれています。
ほとんどができてない!【日焼け止め】はアレをしないと効果なし!?
皮膚科医おすすめ、肌トラブル・エイジング対策のスキンケア
【1】気になる毛穴の開き! 部位別の予防法
■鼻:黒ずみゾーン
皮脂分泌が多く、もともと毛穴が目立ちやすいゾーン。角栓がつまり酸化した黒角栓、皮脂の酸化や紫外線によるメラニン毛穴(毛穴じみ)が多発。
【予防策】
・毛穴汚れ対策ケア
毛穴を埋めるタイプの下地を使わないなど、毛穴汚れが溜まらないようにしましょう。
・酸化防止ケア
皮脂の酸化を招くオイルの使用はやめて、日焼け止めをきちんと塗ります。
【改善策】
・ビタミンCで皮脂分泌抑制&美白
角栓の元となる皮脂分泌のコントロールと、メラニン生成を抑え還元できる万能成分ビタミンC。ビタミンC誘導体が高配合された化粧水をいつものケアにプラスしましょう。
■頬:ひらき、乾燥ゾーン
乾燥しやすく、スキンケア時の摩擦が多くなりやすい部位のため角質層が傷つきやすいゾーン。脂性乾燥肌やバリア機能が低下した人に多く見られます。
【予防策】
・摩擦レス落とすケア
クレンジングや洗顔は圧をかけずに短時間、乾燥を招く落とすケアをやめましょう。
・化粧水だけ、乳液だけをやめる
皮脂を抑えるためにも、夏こそ化粧水と保護アイテムでしっかり保湿を。
【改善策】
・バリア機能強化ケア
肌の水分保持に関わる細胞間脂質の主成分セラミドを補給。肌の水分保持力をあげ、バリア機能を整えることで、キメを整え毛穴目立ちを改善します。
【2】シワを予防する、日々のお手入れ方法
肌が乾燥してシワが目立ち始めた… という人も多いかも。アラサー世代の乾燥は、保湿が足りないことが原因になりやすい。デイリーケアを見直して、潤いに満ちたシワのできにくい肌に!
【お手入れのポイント】
・良質な潤いの化粧水&クリームを選ぶ
・惜しみなくたっぷり使う
・細かい部分まで丁寧につける
化粧水もクリームも、顔全体になじませた後、指の腹で細かい部分に、シワの中まで入れ込むようになじませて。仕上げに首筋にもなじませ、首の乾燥ジワをふっくらと。
化粧水やクリームを指の腹に薄くとり、目尻や下まぶたのシワの内側まで届くようになじませる。
ほうれい線は引き上げるように
目元と同様に指に化粧品をとり、ほうれい線のくぼみに押しあて、引き上げるようになじませる。
首筋を包み込むようになじませる
両手に余った化粧水やクリームを、首筋を包み込むようになじませる。前はもちろん、後ろ側のうなじにも。
【日々の肌お手入れ】でシワができにくい肌に|10年後の肌のために今できる3STEP!
皮膚科医が開発したスキンケアコスメ
【1】Dr.高須英津子コスメ|タカスホワイト ローション・ミルク
「高須クリニック 名古屋院」院長の高須英津子先生が開発した、低刺激美白ケア「タカスホワイト」。美容医療の現場で蓄積された知見をベースに試行錯誤を繰り返して生まれた、肌をいたわる美白ケア。
刺激を与えずに有効成分を肌に届けることにこだわっていて、美白有効成分・トラネキサム酸がシミ・くすみを防ぎ、肌あれを改善へ導いてくれる。さらにセラミドがお肌のバリア機能を高め、水分や油分をキープしながらふっくら肌を叶える。
マスク荒れにも優しい美白を! 皮膚科医が開発した【低刺激美白スキンケア】
【2】ドクタージャルト|シカペア セラム
シカ再生クリームで人気の韓国コスメ。古くから傷などに良いとされているツボクサエキスが入っていて肌再生を助けてくれるセラム。韓国では、「整形をした後もこのセラムを塗ったりする(=傷が早く治る)」とか!
アラサー敏感肌用【夏のスキンケア】オススメ5選|実際に使った本当にイイモノだけ!
【3】ドクター ウー|マンデリック リニューアル 18% セラム
台湾で話題のドクターズコスメ。週2〜3回のスペシャルケアで、美容液が角層のすみずみに浸透し、肌のキメを整え、トーンアップ効果が期待できる。洗顔や入浴後、一番最初にこの美容液を2滴ほど顔中につけてそのあとは化粧水〜通常通りのスキンケアをおこなうだけ!
アーモンドから抽出したマンデル酸は、擦らずにピーリング効果を促すと言われているので、つけた後にしっかり保湿や日焼け止めを塗ることが必要。
台湾シェアNo.1ドクターズコスメ… その効果は? 美容液をアラサーOLがレポ
【4】CNP Laboratory|グリーンプロポリス アンチ オキシダント アンプル
「チャアンドパク」という、有名な皮膚科がプロデュースするドクターズコスメの美容液。グリーンプロポリスというブラジル産のプロポリスから抽出したエキスが含まれていて、保湿、抗酸化、ハリ、鎮静化が期待できる。
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【5】ドクターフィル コスメティクス|フイルナチュラント IC.U アルジェックス EX
ドクターズコスメ視点の本物志向を追求した美療ケアブランド【IC.U】が開発した、部分用集中ケア美容液。保湿成分DNA-Na、テンニンカ果実エキスなどが、蓄積するエイジングサインにアプローチ。目もとや額、口もとなど、表情によって深く刻み込まれる肌ダメージに集中的に働きかけてくれる。
いかなるシワにも対応可能!【IC.U】のダメージ集中ケア美容液|オフィス美人の偏愛コスメ
皮膚科医がおすすめする、ライン使いしたい美白コスメ
【1】ファンケル|ホワイトニング
頑固なシミをケアしながら、新たなシミも防いでくれる。化粧液と乳液はさっぱりタイプもあり。
(写真:右)ファンケル ホワイトニング 化粧液Ⅱ(しっとり)
(写真:中)ファンケル ホワイトニング エッセンス
(写真:左)ファンケル ホワイトニング 乳液Ⅱ(しっとり)[すべて医薬部外品]
【2】カネボウ化粧品|DEW ブライトニング
メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐとともに、肌表面の光の反射をコントロールして透明感をアップ。
(写真:右)カネボウ化粧品 DEW ブライトニングローション しっとり
(写真:中)カネボウ化粧品 DEW ブライトニングエマルジョン しっとり
(写真:左)カネボウ化粧品 DEW ブライトニングクリーム[すべて医薬部外品]
【3】資生堂|エリクシール ホワイト
化粧水と、朝と夜のお肌の状態に合わせて使い分ける乳液のシンプルケア。
(写真:右)資生堂 エリクシール ホワイト クリアローション T Ⅱ
(写真:中)資生堂 エリクシール ホワイト クリアエマルジョン Ⅱ
(写真:左)資生堂 エリクシール ホワイト デーケアレボリューション T+[すべて医薬部外品]
【4】コーセー|プレディア プティ メール
毛穴の入り口にたまりやすいメラニンをケアし、なめらかで清潔感のある肌に導いてくれる。
(写真:右)コーセー プレディア プティ メール ミネラルコンク ローション ホワイト
(写真:左)コーセー プレディア プティ メール タラソコンク ミルク ホワイト[ともに医薬部外品]