本当に正しいスキンケアできている?
「毎日一生懸命お手入れしているのに、どうしてなのか、肌がこたえてくれない……」そう感じている人も多いのではないでしょうか。また、日々、化粧品や美容に関する情報が私たちの耳に入ってきて、何を信じていいのか…… と混乱している人もいるはず。
でも、肌のメカニズムやスキンケアの原則をきちんと知っていれば、氾濫する情報に惑われることもほとんどなくなるのです! そこで、書籍『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典』(高橋書店)の中から、計6回にわたるプチ連載形式で、美肌の近道になる正しいスキンケア方法をお届けします。
■日焼け止め化粧品は、塗る量に注意!
肌の老化を確実に進行させるのが紫外線。対策をしているかしていないかで、5年後、10年後の肌は大きく変わってきます。
日焼け止め化粧品の効果は、塗る量が少ないと当然下がります。たとえばSPF値20のものを塗っても、量が少なければSPF値10程度の効果しか得られないことも。
日焼け止め化粧品のSPF値は、実際に人間の皮膚を使って測定します。その際に使用される量は、皮膚1平方cmあたり日焼け止め化粧品2mg。つまり、日焼け止め化粧品に表示されているSPF値は、そのぐらいの量を塗った場合の数値です。
ところがこれはかなりの量で、実際に女性が使っている量は、平均的にその約4分の1といわれています。その場合、効果は約20分の1に下がります。
ただし、日焼け止め化粧品はたくさんつけすぎるとべたついてイヤという人もいると思います。その場合は、頬骨あたりだけ少し厚めに塗りましょう。紫外線によるシミは、頬骨あたりからでき始めることが多いからです。
■日焼け止め化粧品の上には、パウダーファンデを重ねる!
より確実に紫外線をカットするには、日焼け止め化粧品の上に、パウダーファンデーションを重ねると効果的。
というのも、ファンデーションの色粉は、紫外線散乱剤と似ているから。たとえば、レーザー治療をするときに、ファンデーションが肌に少しでも残っていると、レーザー光が跳ね返されてしまうほど。
パウダーファンデーションは、とくに日焼け止め効果をうたったものでなくても、UVカット効果があるといわれています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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日焼け止めに関する詳細はもちろん、その他の正しいスキンケア方法については、書籍『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典』でチェックしてみてくださいね!
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『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典』(監修:吉木伸子・岡部美代治・小田真規子/高橋書店)
「肌の中ってどうなっているの?」「私の洗顔って、ホントに正しいのかしら…」「ニキビができちゃった!ああどうしよう」肌の悩みはつきることがありません。今までどおりなんとなく化粧品を選んだり、なんとなくケアを続けたりするだけで、本当にいいのでしょうか。もし「今までどおり」に違和感を感じているなら、それは「正しい知識」を身につけるタイミングにさしかかっているということ。本書で肌のしくみをしっかり押さえ、本当のスキンケアにぜひ目覚めてください。
詳細はこちら>>素肌美人になれる 正しいスキンケア事典