本当に正しいスキンケアできている?
「毎日一生懸命お手入れしているのに、どうしてなのか、肌がこたえてくれない……」そう感じている人も多いのではないでしょうか。また、日々、化粧品や美容に関する情報が私たちの耳に入ってきて、何を信じていいのか…… と混乱している人もいるはず。
でも、肌のメカニズムやスキンケアの原則をきちんと知っていれば、氾濫する情報に惑われることもほとんどなくなるのです! そこで、書籍『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典』(高橋書店)の中から、計6回にわたるプチ連載形式で、美肌の近道になる正しいスキンケア方法をお届けします。
■「乳液でフタ」には落とし穴があった!
正しい保湿ケアをマスターするには、これまで常識と信じて疑わなかった保湿ケアの盲点について気付くことが大切。
たとえば、「化粧水をつけた後は、その水分を蒸発させないために乳液でフタをする必要がある」という話を聞いたことがある人も多いと思います。でも、実はこの〝常識〟には落とし穴があったのです。
いくら油分を塗っておいても、セラミドや水分保持力のある成分が少なければ、やはり肌は乾きます。なぜなら、水分保持力のない油分を塗っても、その隙間をぬって水分が蒸発してしまうから。
乳液は、約50〜70%の水分と約10〜20%の油分とで構成されています。そもそも水分のほうが多いため、水分の蒸発を防ぐには物足りません。
けれど、セラミドや水分をキープできる保湿成分の入った乳液なら話は別です。それは、乳液でフタをするという働きではなく、セラミドに水分をキープするという働きがあるから。
いずれにせよ、肌の保湿のためには、水分をつかんで離さないということがもっとも大切なのです。
■オイリー肌や大人ニキビ肌にも保湿は欠かせない!
オイリー肌や大人ニキビ肌の人は、「ベタつくのがイヤ」とか「油分は必要ない」と思って、化粧水だけですましてしまう人が本当に多いもの。でも、保湿をおざなりにすれば水分まで不足してしまいます。
水分不足の肌は逆にテカリが目立つうえ角層のバリア機能が低下して、大人ニキビもよりできやすくなるのです。
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その他の保湿に関する盲点は、書籍『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典』でチェックしてみてくださいね!
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『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典』(監修:吉木伸子・岡部美代治・小田真規子/高橋書店)
「肌の中ってどうなっているの?」「私の洗顔って、ホントに正しいのかしら…」「ニキビができちゃった!ああどうしよう」肌の悩みはつきることがありません。今までどおりなんとなく化粧品を選んだり、なんとなくケアを続けたりするだけで、本当にいいのでしょうか。もし「今までどおり」に違和感を感じているなら、それは「正しい知識」を身につけるタイミングにさしかかっているということ。本書で肌のしくみをしっかり押さえ、本当のスキンケアにぜひ目覚めてください。
詳細はこちら>>素肌美人になれる 正しいスキンケア事典