肌が乾燥してシワが目立ち始めた…という人も多いかも。アラサー世代の乾燥は、保湿が足りないせいであることも多いのです。デイリーケアを見直して、潤いに満ちたシワのできにくい肌に!
10年後の肌を見据えたケアでシワができにくい肌に
教えていただいたのは・・・
銀座ケイスキンクリニック院長 慶田朋子先生
【1】良質な潤いの化粧水&クリームを選ぶ
「ベタつくのが苦手だから…とクリームを避ける人も多いようですが、肌の自活力が衰え始める30歳以降は、お手入れの最後にクリームを使いましょう。油分と保湿成分が与えた潤いをしっかり抱え込んでくれます。サラサラの保湿アイテムは、逆に潤いが足りない可能性も。多少ベタつくくらいがちょうどいい、という考え方にシフトして」(慶田先生)
【潤いとハリを与える実力派のベストセラー】
エスティ ローダーの化粧水
肌にぐんぐん浸透し、乾燥ダメージを受けにくい状態に整える化粧水。エスティ ローダー マイクロ エッセンス ローション 150ml ¥12,000
エスティ ローダーのクリーム
心地よい軽やかさでハリ肌に導くクリーム。エスティ ローダー シュープリーム プラス トータル クリーム 73g ¥15,500
【和漢植物エキスの潤いと発酵の力で、肌に活力を】
雪肌精の化粧水
エイジングを感じ始めた30代の肌を積極ケア。コクのある潤いで乾燥肌にうれしい。コーセー 雪肌精 MYV アクティライズローション エンリッチ 200ml ¥5,000(編集部調べ)
雪肌精のクリーム
コーセー 雪肌精 MYV アクティライズ クリーム 40g ¥8,000(編集部調べ)
【真皮まで潤いを巡らせて、イキイキと元気な肌に】
オルビスの化粧水
肌の奥まで潤いで満たすことで細胞の代謝を促し、小ジワのできにくいハリ肌へ導く新シリーズ。オルビス オルビスユー ローション 180ml ¥2,700
オルビスのクリーム
オルビス オルビスユー モイスチャー 50g ¥3,000
【2】惜しみなくたっぷり使う
「肌に十分な潤いを届けるために、化粧品は表示されている〝適量〟よりもやや多めに使いましょう」(慶田先生)。肌が乾燥しやすい冬場は、表示の倍量くらい使ってもOK。1品の化粧水やクリームを3か月以上もたせていたら、明らかに使用量が足りません。シワのない肌を育てるために、ここはケチらず贅沢使いを!
化粧水はたっぷりの量を2回重ねる
コットンでつけるなら、面全体が裏までしっかりぬれる量を。手ならくぼみにいっぱいの量を。どちらも1回なじませた後、同じ量を再度重ね、潤い満タンに。
これはNG!な化粧水の量
クリームはベタつくくらいがちょうどいい!
朝は直径1.5cmくらいのひと粒(写真)を、夜はこの1.5~2倍量を使用。まったくベタつきが残らないほど少量を薄くつけるだけでは、潤いを守る膜がつくれないのでNG。
【3】細かい部分まで丁寧につける
「先日、一般の方のお手入れを見る機会があったのですが、皆さん驚くほど雑でした(笑)。シワは凹凸のある細かい部分にできるので、指の腹で丁寧につけて」(慶田先生)。化粧水もクリームも、顔全体になじませた後、指の腹で細かい部分に、シワの中まで入れ込むようになじませます。仕上げに首筋にもなじませ、首の乾燥ジワをふっくらと。
目元の小ジワを埋めるように塗り込む
化粧水やクリームを指の腹に薄くとり、目尻や下まぶたのシワの内側まで届くようになじませる。
ほうれい線は引き上げるように
目元と同様に指に化粧品をとり、ほうれい線のくぼみに押しあて、引き上げるようになじませる。
首筋を包み込むようになじませる
両手に余った化粧水やクリームを、首筋を包み込むようになじませる。前はもちろん、後ろ側のうなじにも。
Oggi1月号「30歳からのシワ消し」より
撮影/小山奈那子(人物)、西原秀岳(TENT/静物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/角田かおる(人物)、柿原陽子(静物) モデル/田辺かほ デザイン/髙橋桂子 構成/大塚真里
再構成/Oggi.jp編集部