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2021.04.12

検討ばっかしてる人なんて、なーにも進まない。それこそ機会損失!<元テレビ朝日プロデューサー転職実録#29>

仕事と自分の人生を見つめ直す社会人10年目。今回は、私が情報収集をする上で大切にしていることの話。元バラエティ番組の女性プロデューサー 古瀬麻衣子が考える「理想の人生」への近づき方。

古瀬麻衣子

情報もチャンスも取りこぼさないスキルを身につけろ

これまでの連載はこちら

この連載の中でも何度か書かせて頂いたいたのだが、私は女性のキャリア形成に繋がる活動にここ1年重きを置いており、キャリアデザインサロンなるものをして運営しています。

これまでに70名もの方々がなぜか私を頼ってくださり、大学生から50代まで、あれやこれや私なりのアドバイスをしてきて、女の生き方って面白いし、やっぱり皆んな根底では野心的よねと自分と重ね合わせながら、楽しんで継続してきました。

そして回数を踏むほど、経験値も上がり、少しでも求めている答えに近づけたいと頭をひねるわけですが、一方で、相談者70名というデータを見ていくと、相談内容もある一定の傾向を表してきます。

情報収集する上で大切なことは、得ることよりも取りこぼさないこと

(c)Shutterstock.com

先日もある有名外資系IT会社に勤める30代女性から、こんな相談を貰いました。

『まいこさんって、どうやって情報収集してるんですか?』と。私の発信内容を見て、そこが知りたいと思いましたと。

これはよく聞かれます。本当によく聞かれる! そして、聞かれるからこそ、改めて自分のセオリーを言語化する作業に入るわけですが、簡単に答えは出てきます。それを今回はシェアします。

あ、もちろん、単純なネットリサーチとか、関係者を探るとか、SNSから得る情報もあるわけですが、そんなことよりも大事なことがあります。

それは、「何事も検討しようと脇に一旦置かない」ということ。

例えば、何かのイベントが開催されるとか、こんな本が発売されるとか、自分に引っかかってきた情報たちが毎日沢山あると思うのですが、『後で見よう』『参加するか検討しよう』なんて感覚で、脇に置くことは絶対しないようにしています。

(c)Shutterstock.com

その瞬間にアクションしないと、10分後にはすっかりその熱は冷めていたり、もはや忘れてしまったりして、そのうちイベントの日は過ぎ去っていたり、本のタイトルすら思い出せなかったりする。

イベントなんて、予約しときゃいいだけで、気になる本が1冊10万円もするわけではないので、せいぜい2000円くらいなら、とっととAmazonで買うのですよ。

その日が来たら、手元に届いたら、もう一度その興味は蘇ってきます。そこで目を向けることで、急に発見があったり、さらなる情報を得たりすることが頻繁にあるわけです。

『検討します』って顧客に言われたら、二度と考えてもらえないよねって、セールス部門で働く人は経験があると思うのですが、自身の人生においても同じです。

検討ばっかしてる人なんて、なーにも進まないと私は思っています。ただ無駄な時間を過ごして、機会損失を自ら推し進めているだけです。情報を収集するというスキルよりは、取りこぼさないスキルの方が大事ってことです。

未来のチャンスを呼び込むため、先延ばしにしない

(c)Shutterstock.com

これはスケジュール管理にも、同じことが言えます。

「火曜日と金曜日、どちらがご都合いいですか?」と聞かれたら、必ず近い日でスケジューリングします。

ちょっとでも先の未来は空けておいた方が得です。明日、すっごい最高のメンズが集まる合コンに呼ばれる確率はほぼないですが、4日後に行われる異業種交流に急に誘われることはあります。

「うーん、ゆっくり準備したいから金曜日でおねがしまーす」なんて、時間の無駄です。空いてた火曜日だって、結局何にもしないんだから。

私は選択肢がある時は、必ず近い未来に予定を入れることをずっと心がけています。カッコよく言うと、「その次の未来は、次のチャンスを呼び込みたいから」です。

あとは何度も書いてきましたが、自分ひとりの力より、多くの人の力を借りる方が威力は絶大なので、自分が欲しい情報や、繋がりたい情報に関しては、広く公言するようにしています。

「こんな仕事が今後したい」とか、「この分野に興味がある」とか、付け焼き刃で急に誰かに相談しても、有益な情報は簡単に出てこないので、地道な公言活動は今から始めましょう。

と、そんなこんなで29回もこのコラムを書いてきました。よくこんなに書くことがあったなと、自分でも驚きです。次回は30回目。そこではとってもパワフルなエピソードをシェアしたいと思っています。お楽しみに。

◆これまでの連載はこちら

古瀬麻衣子

1984年生まれ。一橋大学卒。テレビ朝日に12年勤務。「帰れま10」などバラエティ番組プロデューサーとして奮闘。2020年、35歳で米国拠点のweb会社「Info Fresh Inc」代表取締役社長に就任。現在NY在住。日本人女性のキャリアアップをサポートする活動も独自に行なっている。

Instagram:@maiko_ok_
HP


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