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新しい価値やライフスタイルを一緒に考える、プラットフォーム型のブランド
この春スタートしたばかりの「ビオロジックフィロソフィ」は、サーキュラーエコノミー(循環型経済)をコンセプトにしたオンラインストアだけで展開するブランドです。
サーキュラー・エコノミーについては、以前この連載で詳しく紹介しているのでこちらもぜひご覧ください。
▶︎おしゃれが好き! ファッションが好き! ならば実践すべきサーキュラー・エコノミーって?
その記事で、すぐ実践できるサーキュラー・エコノミーなアクションを以下のようにお伝えしました。
✔︎ 土に戻る天然素材や再生循環が可能な素材、再生素材を意識して選択する。
✔︎ 長く使用できるしっかりしたモノづくり、デザインを選ぶ。
✔︎ リメイクやリフォームのサービスを活用する。
✔︎ 使わないものは再販や寄付をする。
✔︎ 最後の最後、一般ごみではなく、リサイクル回収にだす。
このサーキュラー・エコノミーをユーザーと共に実践していこうとスタートしたのが、今回ご紹介する「ビオロジックフィロソフィ」です。
そのプラットフォームとなるのが「ビオロジックフィロソフィ」の公式サイトとオンラインストア。公式サイトでは連携している内外の素材メーカーや協力企業のこと、素材の制作過程ムービーや再生素材についての詳細、サステナブルなアクションなどが紹介されています。
これはデニムに使用されているISKO社の紹介ページ。持続可能なものづくりで世界をリードするグローバルデニム生地メーカーです。オンラインストアではアイテム毎に、素材の詳細、洗濯方法なども掲載されています。
モノを長く大切に使用することはサステナブルなアクションですから、お洗濯の仕方は重要ですね。服を「売って終わり」「購入して終わり」でなく、丁寧に長く使用し、最終的には回収までを目指すプロジェクト。
サーキュラー・エコノミーが実現し、地球の資源や自然が豊かに存続する未来のために。ぜひ一緒に、できることから始めてみませんか。
レディスもユニセックスも… ジェンダーレスにファッションを楽しむ
このプロジェクトは展開するアパレルのコレクションが、レディスとユニセックスに分かれているのも特徴です。
松島花さんがショートカットで着こなしているスタイリングも、デニムジャケットやパーカーやTシャツなどユニセックスのコレクションが多く登場しています。
この写真、同じユニセックスのデニムジャケットを女性と男性のモデルで着用。女性の着こなしはゆったりと、男性はフィットシルエットになります。
パーカーもユニセックス コレクションサイズ3(L)。女性モデル、男性モデルともに似合うフィット感にこだわったパーカーなので、着たいボリューム感でサイズを選べばOKです。
前回のコラムでもジェンダーレスのビューティー売場やコスメブランドをご紹介したように、ジェンダーにとらわれずにファッションを楽しむこともニューノーマルですね。
サーキュラー・エコノミーをユーザーと共に実践していく新ブランド「ビオロジックフィロソフィ」いかがでしたでしょうか。私は、ファッションとは着飾ることだけでなく、ライフスタイルそのものだと考えています。
新しい価値やライフスタイルを一緒に考え、実践していく新しいカタチのブランド。
ぜひインスタグラムなどを通して、今後の活動にも注目してみてください!
大島文子 BLOOM&GROW INC 代表取締役/ブランディングコーチ
日本発ブランド及びセレクトショップのブランディングや広告宣伝・マーケティング担当に長らく従事。ファッション分野にとどまらずライフスタイル雑貨・ショップ等をプロデュースする。2016年、大人女子に素敵な時間を提供するブランド育成のための、ブランディング&プロモーションコンサルティング会社 (株)ブルーム&グローを設立。
宝塚歌劇とコスメ、美味しいモノが趣味。インスタグラムはこちら。