そもそもクッションファンデにコンシーラーは必要?
カバー力に優れていると言われるクッションファンデ。コンシーラーを使う必要は、あるのでしょうか。クッションファンデ自体のカバー力が高いぶん、コンシーラーとの相性が悪いのでは? という不安もあるかもしれません。実際のところ、クッションファンデ&コンシーラー使いはアリなのか、ナシなのか。プロの意見を聞いてみましょう。
濃い色ムラにはコンシーラーを使うべき
クッションファンデーションはカバー力が高いことで知られていますが、コンシーラーを併用したほうが美肌仕上げが目指せます。
「薄い色ムラなら重ねづけでカバーできますが、濃いものは何度も重ねて厚塗りになるよりはコンシーラーで部分カバーするほうがうまくいきます」(ヘア&メイクアップアーティスト・北果 果さん)
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クッションファンデはピンポイント使いすればコンシーラー代わりになる
カバー力が高いクッションファンデとはいえ、厚塗りは避けたいので隠しきれない肌ムラはコンシーラーを使うべき。でも、クッションファンデをピンポイントで使いこなせれば、部分的に重ねてコンシーラー代わりとして機能させることもできます。
「指で液をとってつければ、指の皮脂でしっとりとなじみもよく。ピンポイント使いすればコンシーラー代わりにもなり、お直しに便利」(ヘア&メイクアップアーティスト・林 由香里さん)
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順番は? コンシーラーはクッションファンデの前? 後?
クッションファンデとコンシーラーの併用はおすすめだとわかったところで、どう使うのが正解なのでしょうか? コンシーラーはクッションファンデの前なのか後なのか、順番を間違えると仕上がりに大きな差が出てしまうため、ここではっきりさせておきましょう。
基本はクッションファンデの「後」
コンシーラーはクッションファンデの「後」に使うのが基本です。
クッションファンデは使い方がその他ファンデーションと異なるものの、中身はリキッドファンデーションやクリームファンデーション。
コンシーラーのタイプや使う目的にもよりますが、コンシーラーを先につけてしまうとクッションファンデーションに含まれる水分や油分によって、コンシーラーがヨレてしまう恐れがあるからだとされています。
基本的には、リキッドファンデーションやクリームファンデーションを塗るときと同じ順番でコンシーラーを塗布するのがよいでしょう。
透明感を仕込む場合は「前」に使用することも
ピンポイントで色ムラをカバーするのではなく、ハイライト効果や肌色補正効果を狙って広範囲にコンシーラーを塗布する場合は、クッションファンデの「前」に使うことも。
下地を塗った後、肌の透明感をアップさせる目的で目の下や小鼻脇、あご先に寒色カラーを混ぜたコンシーラーをのせます。
その後、クッションファンデを薄く塗布しましょう。
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クッションファンデとコンシーラーで作る美肌STEP
実際にどのような手順でメイクをしていけばよいのか、クッションファンデの正しい塗り方〜クマの隠し方、ピンポイントの色ムラカバー方法を見ていきます。まずはこの手順をお手本に、クッションファンデとコンシーラーの使い方に慣れていきましょう。
クッションファンデの正しい塗り方
まずはクッションファンデの正しい塗り方からおさらい。美肌仕上げを叶えるためにおさらいです。
下地を塗ったら、スポンジの2/3程度ファンデをとります。
顔の内側のみにポンポンとなじませましょう(外側まで塗らないことでナチュラルに仕上がる)。
スポンジに残ったファンデで小鼻など細かいパーツを。
クッションファンデをのせていない顔まわりには、フェイスパウダーをのせます。
コンシーラーでカバーする場所がなければ、Tゾーンにもパウダーをのせてテカリをオフしておきましょう。
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コンシーラーで目の下のクマをカバー
クッションファンデを塗ったら、目の下のクマをカバーしましょう。クマのカバーには黄みベージュがおすすめ。多色入りパレットのコンシーラーで、ちょうどクマが隠れる色をオリジナルでブレンドするのが◎
小さめのブラシを使って目の下3箇所ほどコンシーラーをのせましょう。スポンジや指を使ってファンデーションがヨレないように、やさしくトントンとなじませたら完成です。
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ピンポイントで濃いシミをカバー
ピンポイントで濃いシミがある場合は、クッションファンデで色ムラを薄くした後、少し硬めなテクスチャーのコンシーラーを使って、部分的にカバーしましょう。
明るめの色でシミを隠したいと思うかもしれませんが、明るすぎると逆にその部分だけ目立ってしまうことも。色味は肌の色よりやや暗めをセレクトするのがポイントです。
小さめのブラシや綿棒を使ってシミの位置にピンポイントでコンシーラーをのせたら、肌との境目だけを指やスポンジを使ってやさしくボカします。
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