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「クリスマスリース」を飾る意味や時期とは?
もうすぐクリスマス。お部屋もクリスマス仕様にちょっと模様替え、というお家も多いのではないでしょうか。今回は、クリスマスの飾りのひとつ、リースについて紹介します!
ツリーとともに、クリスマス前になるとさまざまなところに登場するリース。その意味を知っていますか?
◆クリスマスリースを飾る意味
草木や花を丸い輪っか状にして飾るリースは、始まりと終わりの境目がないことから「永遠」のシンボルとされているようです。また「魔除け」の意味もあるとされ、玄関など、外と中との境目に飾ることで、「幸運」を呼び込むお守りになるともいわれています。
クリスマスのリースも同様です。クリスマスリースには一年中葉が落ちない常緑樹を用いますが、これらに寒い冬に打ち勝つイメージがあることから「魔除け」になるといわれています。緑は「希望」を表すともされているようです。
また、クリスマスリースには、松ぼっくりやりんご、ぶどうのツル、麦の穂などを飾ります。これには、来年の豊作を祈る意味があるのだとか。
先述したようにリースの丸い形には「永遠」の意味がありますが、さらにクリスマスリースは特別で「終わりのない神の愛」を表していると言われているのです。
◆玄関やリビングにいつから飾る?
キリスト教では、クリスマスの4週前の日曜からクリスマスイブまでの間を「アドベント期間」と呼び、キリストの降臨を祝うクリスマスの準備期間としています。
外国では、アドベント期間の初日にツリーを飾ることが多いようです。厳密に決まっているわけではありませんが、リースもアドベント期間中に飾るのもいいですね。12月に入ってから飾るという人も多いようです。
「クリスマスリース」を買う場合の選び方とは?
ハロウィンが終わったころから、お店にはさまざまなクリスマスリースが並びます。サイズやライトの有無のほか、形状や素材にもいろいろな種類が。好みや楽しみ方に合わせて購入してみましょう。
◆形状で選ぶ
「永遠」のシンボル、丸い形をしたリースのほかに、常緑樹の枝をざっくりまとめたスワッグタイプもあります。魔除の意味合いであれば、好みで選んでもよさそうです。
◆素材で選ぶ
リースには、生花などフレッシュ素材を使ったもののほかに、アーティシャルフラワー(造花)のもの、プリザーブドフラワーでつくられたものなど幅広く展開されています。
フレッシュ素材のものは、水分が徐々に蒸発します。次第にパサパサした印象になってくるので、そんなときは霧吹きをするのがおすすめ。徐々にその回数を減らしていけば、ドライフラワーになるまでゆっくりとその変化を楽しめるでしょう。
アーティシャルフラワーの魅力はそのクオリティーの高さ。本物さながらの美しさをずっと楽しめます。直射日光による色あせには注意しましょう。
プリザーブドフラワーとは、生花に特殊な加工を施したもの。生花の良さと、造花の良さを両取りしたような感じです。通常、3年から5年は楽しめるといわれています。
「クリスマスリース」を製作してみよう
クリスマス前には、リースづくりのワークショップが開かれたり、簡単に制作できるキットが販売されたりすることも。友人や家族と一緒につくってみるとクリスマス気分も盛り上がりそうです。さらに、手軽につくる方法もあります。
◆クリスマスリースの製作方法【100均の素材】
お手軽に100円ショップでそろうアイテムでリースをつくることもできます。
〈用意するもの〉
・ポインセチアの造花
・リース
・リボン
・ベル
・わた
・グルーガン
など
ほかにも飾りになるような花や実があると華やかになります。リースをベースに、好きなようにデコレーションしてみるとよいでしょう。
リースにベルやポインセチアを飾る
ポインセチアの造花や松ぼっくりなど、大きめの飾りをリースにつけます。このとき、配置のバランスが腕の見せどころ。自由に思い思いのものをつくってみてくださいね。接着には、グルーガンが便利です。特殊な樹脂を溶かしてものをくっつける道具で、こちらも100円ショップで購入することができます。
リボンを全体に巻きつける
飾り付けが終わったら、リボンをらせん状に巻き付けましょう。リボンは、赤と緑を組み合わせたり、キラキラしたものを使ったり、リボンでリースの表情が大きく変わります。これで土台が完成。ここで完成としてもOKです!
細かな飾り付けをして完成!
完成した土台にわたをのせたり、木の実やフルーツを飾ったりして、さらに華やかに仕上げていきます。中央にポプリ袋を垂らせば、いい香りも楽しめそう。
「クリスマスリース」の製作方法【折り紙8枚】
折り紙でリースを作ることも可能です。簡単なので、寒い冬に家族や友人、パートナーとリースづくりをするのも楽しそうです。
立体感を思わせる簡単クリスマスリース
〈用意するもの〉
・折り紙 8枚
・のり
*装飾用
・リボン
・デコレーション用の折り紙
など
作り方
折り紙を、横長の長方形になるように半分に折る。
折りすじを付けたら開き、折りすじの左端を頂点にして、折り紙の左側の角を中央に向かって折り込む。
最初に付けた折りすじで再び半分に折る。
8枚同様に折る。
2:のりで貼り付けながら、丸くつなぐ
赤い線の部分を合わせるように、でき上がったパーツの三角の角を差し込んで貼り付ける。
差し込んだ部分の表側(黄緑のパーツ)にものりを塗布し、ベースの折り紙(緑のパーツ)を折り線に合わせて折る。
次々に差し込みながら丸くつなぐ。
土台が完成。
3:デコレーションする
小さい折り紙や好きな配色で作ったり、クリスマスモチーフをのせてデコレーションしたりしてもかわいい!
2つ三角を作ってつなげるだけの簡単クリスマスリース
〈用意するもの〉
・折り紙 8枚
・のり
*装飾用
・リボン
・デコレーション用の折り紙
など
1:パーツをつくる
対角線の点を合わせ、三角形になるように折る。
右側の角を中央に向かって折り込む。
8枚同様に折る。
2:のりで貼り付けながら、丸くつなぐ
先端の表裏両面にのりを塗布。
折り重なった部分を開き、のりを塗布した先端を差し込んで接着する。
残りのパーツも同様につなげていく。
完成!
3:飾りつけをする
ぶら下げる時に頂点になる部分にリボンを飾ったり、折り紙でサンタクロースやブーツなどをつくって飾りつけるのもよいでしょう。自由につくってみてください。
+ひと手間で変形!
点線部分が重なるように折っていくと、ギザギザしたリースに早変わり。
完成!
形違いのものを複数飾るもよし、お好みの形を飾るもよし。
最後に
ハロウィンが終わると、街はいよいよ本格的にクリスマスシーズンに突入です。イルミネーションがきらめく通りを歩いていると、気分も高まりますね。感染症なども気になるこの季節。魔除けの意味もあるというリースを飾って、楽しいクリスマスを過ごしましょう。
トップ・記事内折り紙工程、完成カット撮影:黒石あみ