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2020.11.05

「拝読させていただきます」は誤り?「拝読」の意味や使い方の例文とは? 拝見との違いや使う時の注意点などもご紹介

「拝読」とは、読むという言葉の謙譲語で、ビジネスシーンでもよく使われる表現のひとつですよね。しかし、実際には正しく使えていない人もちらほら見受けられます。そんな使用頻度の多い「拝読」という言葉の正しい意味や使い方まで、本記事で解説していきます。

【目次】
「拝読」の意味や拝見との違いとは?
「拝読」の使い方の例文
「拝読」の類語や言い換え表現にはどのようなものがある?
「拝読」の対義語にはどのようなものがある?
「拝読」を使う時の注意点
「拝読」の英語表現も知ろう
最後に

「拝読」の意味や拝見との違いとは?

(c)Shutterstock.com

ビジネスシーンでよく使われる言葉のひとつ、「拝読」。あなたはこの「拝読」を、正しく使えていますか? 「拝読」は、言葉の響きから敬語だとわかっていても、実は正しく使えてない、という方が多い言葉です。今回はそんな「拝読」の正しい意味や使い方、「拝読」を使うときの注意点についてご紹介したいと思います。

◆拝読の意味

「拝読」の読み方は「はいどく」。「拝読」は、「読む」の謙譲語であり、「慎んで読む」という意味です。ビジネスシーンでは主に、目上の人から送られたメールや資料を読んだときに使われますよ。

「拝読」の「拝」という字には、「お辞儀をする」や「頭を下げて敬礼をする」、「ありがたがる」という意味があります。つまり、「拝」は、「相手に対して敬意を払う言葉」。そんな「拝」と「読」を組み合わせることで、「読む」という自分の動作をへりくだって伝えるときに使う言葉となります。

◆拝読と拝見の違い

目上の人からのメールを読んだときの表現として、「拝見」という言葉を使う人も多いと思います。一体「拝読」と「拝見」の違いは何なのでしょうか? 「拝見」は「はいけん」と読む、「見る」の謙譲語です。「見る」という言葉の通り、文章だけでなく、写真や絵、出来事など様々なことに対して使うことができますよ。

メールや資料など、文章に対して「拝見」を使う際の意味は、「拝読」と同じ「読む」「目を通す」という意味の他に、「内容を理解した」というニュアンスも含まれています。つまり、メールや文章を読んだこと自体を伝えたいときは「拝読」、内容や目的について理解したことを伝えたいときには「拝見」と、目的によって言い換えることができますよ。

「拝読」の使い方の例文

(c)Shutterstock.com

「拝読」の意味について、ご紹介しました。続けて、実際にどのようにして「拝読」を使うのか、例を挙げてご紹介したいと思います。

1:「先程山田さんからいただいたメールを拝読しました」

ビジネスシーンでよく「拝読」を使用する場面です。「拝読」は、上司や取引先など、目上の人からのメールや資料を読んだことを、相手に伝えるときに使われます。

2:「先日いただいた資料を拝読したところ、お尋ねしたい点があったのでご連絡いたしました」

「拝読」は、目上の方に対して読んだことを前提として、指摘や疑問点がある場合などにも使うことができます。その場合は、「拝読したところ」や、「拝読しましたが」という表現を使うことが多いです。

3:「いつも先生の本を拝読しています」

「拝読」は、ビジネスシーン以外でも使うことができます。それは、本や小説など、読み物を書いた著者に対してです。実際に著者と会ったときだけでなく、手紙やメールを送るときにも使うことができますよ。

「拝読」の類語や言い換え表現にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

「拝読」には、「拝見」以外にも類語が存在します。様々な言い換え表現を覚えて、より的確な言葉を使えるようにしましょう。

1:拝受

「拝受」は「はいじゅ」と読みます。「拝受」は「受ける」の謙譲語です。ビジネスシーンでは、メールや資料などの郵便物を受け取ったときに使うことができますよ。メールなどを受け取った報告を相手にしたいときは、「拝読」ではなく「拝受」を使うのが一般的です。

【こちらの記事もチェック】「拝受」「拝受いたしました」の意味とビジネスでの正しい使い方は? 御礼と連絡の仕方をチェック! 文例・類語・英語表現も

2:閲読

「閲読」の読み方は「えつどく」です。「閲読」の意味は、「書物などの内容を、調べながら読むこと」。「読む」を丁寧に言い換えた言葉ではありますが、「拝読」のような謙譲語ではありません。目上の方に使うときには注意しましょう。

3:披見

「披見」は、「ひけん」と読みます。「披見」は、「折られたもの、封のされた書物等を開けて読むこと」という意味です。ビジネスシーンでは書簡や手紙を読むときに使うことができますよ。こちらも「閲読」と同じく謙譲語ではないため、目上の方に使う際は、謙譲表現と合わせて使うようにしましょう。

「拝読」の対義語にはどのようなものがある?

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実は、「拝読」という言葉には、対義語がありません。それは、「読む」という言葉に対する対義語が存在しないからです。そのため、今回は「拝読」の意味に対する対義語と、謙譲語としての対義語について、ご紹介したいと思います。

◆意味の対義語

「拝読」の「読む」という行為に対する対義語は、「書く」です。そのため、「拝読」という意味の対義語は、「書く」の謙譲語である「お書きします」になります。

◆謙譲語という意味の対義語

「拝読」は、「読む」という言葉の謙譲語です。謙譲語は、自分をへりくだる表現です。そのため、謙譲語そのものの対義語は、尊敬語や丁寧語が当たります。「拝読」という謙譲語の対義語は、尊敬語なら「お読みになる」、丁寧語なら「読みます」です。

「拝読」を使う時の注意点

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先述した通り、「拝読」は誤った使い方をしやすい言葉です。「拝読」を使う際に間違えやすいポイントを2つ、ご紹介したいと思います。

1:二重敬語で使わない

「拝読」を使う際、「拝読させていただきます」という表現をよく見かけると思います。実は、この表現は二重敬語になるため、正しい敬語表現ではありません。

それは、「拝読」という謙譲語に対して、「○○いただきます」という謙譲表現を使っているからです。「拝読」を使う際は、「拝読します」のように、謙譲表現の含まない言葉と組み合わせるようにしましょう。

2:相手の行為に対して使わない

謙譲語は、あくまでも「自分の行為をへりくだって伝える言葉」です。そのため、相手の「読む」という行為には使うことができません。相手が読む場合は、尊敬語の「お読みになる」を使うようにしましょう。

「拝読」の英語表現も知ろう

最後に「拝読」の英語表現についてです。実は、英語の表現には「謙譲語」という考えが存在しません。そのため、「拝読」の英語表現は、「読む」と同じ「read」になります。

最後に

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「拝読」についてのご紹介でした。いかがだったでしょうか? 「拝読」は、上司や取引先など、目上の方からのメールや資料を読んだときに使える言葉です。ただし、誤った使い方をしていると、失礼な印象を与えかねません。正しい使い方を覚えて、適切に使えるようにしましょう。

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