Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

facebook twitter instagram line search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. ビューティ
  3. 健康
  4. 【医師監修】ステイホーム骨折が増加… 疲労骨折・いつのまにか骨折との関連は?

BEAUTY

2020.07.10

【医師監修】ステイホーム骨折が増加… 疲労骨折・いつのまにか骨折との関連は?

国立がん研究センター研究所でがん幹細胞研究分野分野長をつとめる増富先生の健康コラム。福井県の特定医療法人博俊会 春江病院 副院長の岡野先生との「女性と骨」の対談 第2回。今回は、骨粗しょう症と疲労骨折について。

国立がん研究センター 増富健吉/福井県 特定医療法人博俊会 春江病院 副院長 岡野 智

【骨粗しょう症と骨折】中年以降の女性の病気? 若い世代にも関係してるかも!

今回も整形外科医専門医として、日々、患者さんの診療をしている岡野先生とともにお届けします。岡野先生は、スポーツに関わる子ども達の、骨や関節の怪我などの予防と治療が得意分野。その岡野先生が、「新型コロナウイルスによる休校明けに成長期の子ども達の疲労骨折がすごく増えた」といいます。

この短期連載では、「ステイホーム骨折」という言葉で、Oggi.jp読者の皆さんへ「若い女性と骨」に関する提言をします。

まず、前回のおさらいから。女性の骨粗鬆症は、中年期以降の病気と思われがちですが、その予防には、できるだけ若い年齢のときから、「骨の貯蓄」を増やすこと、が大切です。

具体的には、1. 体重の維持 2. 運動 3. カルシウムとビタミンDの摂取、でした。そして、たぶん、皆さんが意外に思われたことは、20代〜30代の「骨の貯蓄」のためには、体重は軽すぎるより、むしろ重い方が良い。運動も、ある程度の強度のある運動がおすすめ。日光浴がおすすめというのも、意外と皆さんには知られていなかったことかもしれませんね。

◆そもそも骨粗しょう症とは?

増富骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は一般的には皆さん良く耳にすると思います。イメージ的には、「骨がスカスカ」になるという感じだと思いますが、正しいですか?

岡野:そういうイメージでよいと思います。骨の強さが損なわれ、骨折のリスクが高まっている病気です。特に女性にとっては、病気というよりも、避けられない加齢による変化でもあります。

増富:骨粗鬆症は、閉経後に「骨の貯蓄」が少なくなることによって起こるという理解でいいですか?

岡野:ほぼその理解でよいと思います。閉経前の女性で骨粗鬆症になっている場合は他の病気が隠れていることを疑う必要もあります。

増富:骨粗鬆症になると、どういう不具合が起こるのですか?

岡野:若い人では考えられないようなわずかな力で骨折したり、まったく心当たりがないのに背骨などが折れる、いわゆる、「いつのまにか骨折」を引き起こします。

増富:今までの、話をまとめると、骨粗鬆症は閉経後の女性に多く見られ、その症状は気付かないうちに折れてしまう「いつの間にか骨折」を引き起こす可能性がある、ということがわかりました。

◆骨粗しょう症と疲労骨折の違い

増富:では、若年者ではこういう骨折は起きないのですか?

岡野:若年者では普通は、外傷がなければ骨折することはありません。ただし、骨には問題がなく、また外傷もないのに、骨折するという「疲労骨折」という状態がみられることがあります。これは簡単にいえば、運動のしすぎが原因の骨折です。

増富:「いつのまにか骨折」と「疲労骨折」の違いをわかりやすく、説明してください。

岡野:「いつのまにか骨折」は、「閉経後の女性を中心に、骨粗鬆症で骨がもろくなったことが原因でおこる骨折」です。そして、「疲労骨折」は、「骨自体には問題はない若い世代でも、運動のしすぎで起こる骨折」です。

次回は、若者にも無関係といえない骨折について。そして、その骨折の原因が、何と、新型コロナウイルスによる自粛生活が影響!? という驚くべき実体をご紹介します!

話し手:特定医療法人博俊会 春江病院 副院長 岡野 智

1995年3月 金沢大学医学部卒業
特定医療法人博俊会 春江病院 副院長
整形外科 関節温存・スポーツ整形外科センター

整形外科医の視点から、関節温存に重点を置いたリウマチ診療と、スポーツに関わる子供たちの問題に取り組んでいる。これらの疾患に対する多職種協働アプローチも模索中。

専門分野は、関節外科、スポーツ障害・外傷、関節リウマチ、骨粗鬆症、リハビリテーション。

資格:医学博士、日本整形外科専門医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター、日本リウマチ学会リウマチ専門医

所属学会:日本整形外科学会、日本リウマチ学会、日本整形外科スポーツ医学会、日本人工関節学会、日本リハビリテーション学会、日本骨粗鬆症学会

聞き手:国立がん研究センター研究所 がん幹細胞研究分野分野長 増富健吉

1995年 金沢大学医学部卒業、2000年 医学博士。
2001年-2007年 ハーバード大学医学部Dana-Farber癌研究所。2007年より現職。
専門は、分子腫瘍学、RNA生物学および内科学。がん細胞の増殖と、コロナウイルスを含むRNAウイルスの増殖に共通の仕組みがあることを突き止めており、双方に効く治療薬の開発が可能かもしれないと考えている。
専門分野:分子腫瘍学、RNAウイルス学、RNAの生化学、内科学。
趣味:筋トレ


Today’s Access Ranking

ランキング

2020.08.04

編集部のおすすめ Recommended

Feature