【目次】
・初対面でも会話が続くコミュニケーションのポイント
・相手が異性ならこんな会話術もアリ!
初対面でも会話が続くコミュニケーションのポイント
はじめが肝心! 挨拶をしっかり行う
現役ホテルマン・マナー講師の古岡めぐみさんによると、たった一言の挨拶が、その後の人間関係に大きく影響するのだそう。
しっかり相手に伝わる挨拶は、人の感情を動かすコミュニケーション方法なのだとか。
「挨拶はただすればいいのではありません。アメリカの心理学者メラビアンによるコミュニケーションの法則をご存知でしょうか? 人は視覚、聴覚、言語で相手の情報をキャッチするのですが、なかでも印象強いのが、視覚と聴覚とされています。つまり表情や声の調子が重要ということ。
誰かにうつむいてボソボソ『かわいいですね』と褒められても『え? 本当に?』って思いますが、逆に笑顔で明るい声で『かわいいですね!』と褒められたら『素直に嬉しい』と思えるはず。
つまり声のトーンやスピード、表情が違えば、同じ言葉でも受け取り方が変わるのです。その割合は視覚55%(例:表情)、聴覚38%(例:声のトーン)、言語7%(例:言葉自体)とメラビアンは唱えています。
ですので、暗い表情で小さな声での挨拶ではいつまで経っても相手に伝わらないばかりかよい印象にはつながらないのです。
挨拶はコミュニケーションのひとつです。『あなたに心を開いていますよ』『あなたと仲良くなりたいです』という想いは挨拶の一瞬で伝わるのです。小さい頃教えてもらったように、『相手の顔を見て、明るく笑顔で元気よく』が相手に伝わる好感度の高い挨拶。とてもシンプルです。
恋愛でも同じ。男性は女性の笑顔が大好き。視線に弱いので、アイコンタクトをしてニコッと笑顔で挨拶すると、意中の相手に好意を伝えることができます。
そのくらい、相手の顔を見て笑顔で明るく元気のいい挨拶は人の感情を動かすコミュニケーション方法なのです。」(古岡さん)
なるほど、まずは「相手に伝わる挨拶」を意識! その後の会話がスムーズにいくかいかないかのカギも、挨拶が握っているのですね。
相手の名前を呼ぶ
吉岡さんによると、相手の名前を呼ぶことで相手は自分のことを認めてくれている、と認識するそう。
「自分の名前は、その人自身にとって世界で最も響きのいい言葉だといわれています。どんなに騒がしい場でも、自分の名前が聞こえると、つい顔を上げたり、振り返りますよね? それくらい自分の名前は特別なのです。あなたが『◯◯さん、おはようございます』と相手の名前とともに挨拶をすると、相手は『自分のことを認めてくれている、大切にされている』と感じるのです。」(吉岡さん)
初対面でも相手の名前を会話に出すことで、相手の緊張もほぐれ、お互いに気持ちのいい会話のキャッチボールを続けることができそうですね。
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相手に興味を持つ
アムール法律事務所の代表弁護士、大渕愛子さんによると、初対面の人とでも打ち解けるコツは、相手に好意や興味を持つことだと言います。
「人は自分に好意をもっている人を好きになるというのが絶対的にあります。ですので私は相手に興味をもっています、あなたのことが知りたいです、ということを態度や言葉でお伝えできるように努めます。法律相談に来られる方は皆さん緊張され、不安な面持ちの方がほとんどです。ですから私の方から歩み寄っていくことがまずは大切だと実感しています。
具体的には、出身地やお住まいの場所など踏み込み過ぎない程度にバックグラウンドをお聞きしたり、その方の興味があることを伺うことで、緊張を緩和できたらと思っているんです。
また法律の専門家としてアドバイスするだけでなく、相談に来られる方の『あなたの味方、理解者になります』というスタンスでお話をして、その方が抱える悩みや不安の解消の手助けができるようにしています」(大渕さん)
たしかに好意的に見てくれる人や、興味を持ってくれる人をこちらも好意的に見ますよね。会話の内容よりも、そういった気持ちを態度や言葉で示すことが、相手と打ち解けるコツかもしれませんね。
共通点を探す
元AKB48の高橋みなみさんは、会話の中から共通点を探すことで、打ち解けやすくなると言います。
「打ち解けるコツといえるかどうかわかりませんが、人を知ろうという努力はしたいと常に思っているんです。会話の中から、その人との共通点みたいなものなどもわかるので、そうすると打ち解けやすいのかな? と思っています。」(高橋さん)
相手を知ろうとすることで共通点が見つかれば、無理に話題のネタを探さなくても、自然と会話が弾みそうですね。
実は話の聞き方も重要
現役ホテルマン・マナー講師の古岡さんによれば、聞く側の態度もコミュニケーションにはとても大切な要素だと言います。
「足や手を組んでいたり、背もたれにドカッともたれていたりすると、どんなに真剣に聞いていたとしても、話し手からはそうは見えませんよね。猫背でうつむいてばかりいたり、何か違うものを見ていたり、スマホをいじっているのは論外ですよ! 話す気がなくなります。
自分が話すときは、ちゃんと聞いてもらいたいと思っているはずです。美しい姿勢で、笑顔で頷きながら聞いてくれると、嬉しくてもっと話したくなります。逆に、美しい姿勢でも、ずっと真顔で話を聞かれると『つまらないのかな?』と不安な気持ちにも。」(古岡さん)
聞いている側の態度もコミュニケーションには大きく関係しているのですね。たしかに、相手が話しやすいような雰囲気を作ることで、相手は気持ちよく話せるし、自分が話すときも気持ちよく聞いてもらえそうですね。
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相手が異性ならこんな会話術もアリ!
褒め言葉のあいづちを打つ
相手が男性の場合、ただ会話を聞くだけでなく“褒め言葉さ行活用”が効果的!
さ・・・さすがですね~♡
し・・・知らなかった~♡/信じられな~い♡
す・・・すっご~い♡/素晴らしい~♡
せ・・・センスある~♡
そ・・・そうなんですか~♡/そうなんですね~♡
ただし、本当にこれらのセリフだけで会話すると世間知らずの女になってしまうので、ある程度男性または違う世代の人達と話を合わせることのできる教養も身につけるべきでしょう。
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