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子から親、子から義理の両親、孫から親に送るメッセージカード

長年、家族や社会のために尽くしてきた年長者を労い、長寿を祝う「敬老の日」。今年の敬老の日は、プレゼントと一緒に手書きのメッセージカードも贈りませんか?
おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に住んでいる人もいれば、遠方に住んでいる人もいるでしょう。なかなか思いを伝えるタイミングがない人も、敬老の日には感謝の気持ちや長寿の願いを伝えられるといいですよね。
心を込めて綴ったお祝いの言葉は、大変喜ばれること請け合い。幼い頃を思い出して似顔絵を描いたり、折り紙や和紙などを使ってメッセージカードを手作りしても良いですね。しかし、いざメッセージを書こうとすると色々悩んでしまう…そんな人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな祖父母思いのあなたに「敬老の日のメッセージカード」の文例を紹介します。この記事を参考に、最高のメッセージカードを用意してみてくださいね!
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敬老の日・孫から祖父母へ送るメッセージカードの例文

敬老の日にメッセージや手紙を送る際に、どんな言葉を選ぶべきなのか迷う人も多いかもしれません。そもそも、「敬老の日」は、お年寄りなどの年長者の方を敬い、感謝するとともに、長寿を祝うことを趣旨としています。
では、具体的な例文を一緒に見ていきましょう。
・「いつもありがとう。これからも、体に気をつけて元気でいてね。約束だよ」
日頃の感謝と、健康を気遣う言葉は必ず喜ばれます。花束やプレゼントに添えて贈るのにぴったりですね。
・「私たちが元気に心温かく過ごしてこられたのは、おじいちゃん、おばあちゃんのおかげです。これからも、ずっと長生きしてね」
孫からの感謝の気持ちは、どんなプレゼントよりうれしいはずです。あなたのために、これからもずっと元気でいたい! と思ってくれるかもしれません。
・「大好きな、おじいちゃん、おばあちゃん。いつも本当にありがとう。早く会いたいな。近いうちに会いにいくから待っていてね。いつまでも健康でいてください」
祖父母と家が離れていると、会いたくても会えない… という人もいますよね。そんなとき、おじいちゃん、おばあちゃんに「会いたい」という気持ちを伝えましょう。遠く離れていても、自分たちのことを思ってくれる孫の気持ちを感じて、喜んでくれることでしょう。
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敬老の日・子どもから両親(実父母)へ送るメッセージカードの例文

続いては、実の親へ贈る敬老の日のメッセージを紹介します。年齢が若い親の場合は、高齢者として祝われることに抵抗がある人も。あえて「敬老の日」という言葉は使わずに、日頃の感謝や健康を気遣う言葉で構成するといいかもしれません。
・「普段は、なかなか素直に伝えられないけど、いつも本当に感謝しています。まだ若い二人だけど、体には気をつけて、ずっと健康でいてください」
母の日・父の日と同じように、日頃の感謝を伝えましょう。我が子からの「ありがとう」は、いつ言われてもうれしいもの。母の日・父の日を逃してしまった… なんて人も挽回のチャンスですよ。手書きのメッセージカードは、メールやLINEで伝える感謝の言葉とは、気持ちの伝わり方が一味違います。忙しくても、時間を作って手書きのメッセージカードで思いを届けてみては。
・「お父さん、お母さん、いつも本当にありがとう。二人の娘で幸せです。これからも、ずっと元気でいてね」
シンプルですが心に響き「敬老の日」を感じさせないメッセージ。お父さんも、お母さんも、きっと素直に喜んでくれるでしょう。
・「いつも私のことを一番に考えてくれて、ありがとう。世界一のお父さんとお母さんだよ。健康第一、体を大切にして過ごしてください。日頃の感謝の気持ちを込めて花束を贈ります」
我が子からの贈り物は、どんなものでもうれしいはず。明るい色の花束とともに、メッセージカードを贈ってはいかがでしょう。普段、花束をもらう機会は多くないでしょうから、あなたの心遣いに感動するはずです。
敬老の日・子どもから義父母へ送るメッセージカードの例文

続いては義理の親へ贈るメッセージの例文を紹介します。実の親よりも、配慮と気遣いが必要になりますよね。「高齢者を祝う」というよりも、普段の感謝の気持ちを伝えることを意識しましょう。
義理のご両親と仲がいい場合でも、メッセージカードの言葉遣いには気をつけたいところ。礼儀がない! なんて思われては、本末転倒です。
・「お父様、お母様。いつも、私たちを気遣って下さりありがとうございます。お二人からは、常日頃から教わることも多く、感謝の気持ちで一杯です。暑かった夏が終わり、涼しさを感じる季節になりましたが、どうかお体には気をつけてお過ごしください」
長々と書くよりは簡潔に、普段の感謝の気持ちを伝えましょう。これからも付き合いの続く相手ですから、失礼のないようにしたいですね。また、親しき仲にも礼儀ありです。言葉遣いには、くれぐれも注意しましょう。
・「私たちのために、いつも心遣いいただきありがとうございます。日頃の感謝の気持ちを込めて○○を贈ります。喜んでいただけるとうれしいです。これからも、夫婦仲睦まじく、お元気にお過ごしください」
贈り物に添えるメッセージにぴったりですね。感謝の気持ちを伝えることが目的ですから、シンプルな言葉でも十分です。贈り物は、お花やスイーツ、コーヒーや紅茶などでも喜ばれるでしょう。
・「いつも子どもたちのお世話をしていただき、本当にありがとうございます。子どもたちもおじいちゃん、おばあちゃんに会えることを楽しみにしています。毎日、私たちが元気に仕事できるのも、お父様、お母様が支えてくださっているおかげです。いつまでも健やかにお過ごしいただけますよう、心よりお祈りしております」
義理の両親に、子どもの世話のお手伝いをしてもらっている人も少なくないのではないでしょうか。感謝の気持ちを、この機会に改めて伝えましょう。子どもたちと一緒に手紙を書いてもいいですね。
あなたからのメッセージは、これからの関係も良好にしてくれるはずです。
敬老の日のメッセージカードの例文・介護施設など

敬老の日に、デイサービスや介護施設などの職員として、利用者の方にメッセージカードを贈る場合は、どうでしょうか。人によって親密度は異なるので、一般的な敬老の日のメッセージ以上に悩んでしまう人も多いでしょう。
とはいえ、メッセージをもらってうれしくない人はいませんよね。具体的な例文を紹介します。
・「いつも素敵な笑顔に励まされています。感謝の気持ちを込めて、お祝い致します」
敬意をはらって、お祝いする気持ちが伝わってきますね。家族ではないので、失礼のないよう配慮が必要です。また、介護施設などで暮らす方の中には「長生きしてください」や「元気でいてください」という言葉で気分を害してしまう方もいるかもしれないので注意しましょう。
「もう十分長生きしている」、「元気だったら、こんなとこにいない」などと怒らせてしまう可能性も考えられます。
・「毎日みなさんの素敵な笑顔に元気を分けてもらっています。これからも、お互いに笑顔で毎日をすごしましょう」
簡潔ですが、前向きなメッセージが伝わってきますよね。メッセージは、大きな字でハッキリと分かりやすく書くように意識しましょう。
・「厳しい時代を生きてこられた皆様のお話に、いつもたくさんのことを学ばせて頂いております。これからも、いろいろなお話を聞かせてください」
利用者の方たちとお話しをすることは、介護施設職員にとって大切な仕事のひとつです。「さまざまな話を聞くことができてうれしい」という気持ちをこの機会に伝えてみましょう。
敬老の日に送るメッセージカードで注意点は?

基本的には、目上の方へ宛てて書くものですので、封書、そして縦書きがマナーとされています。とはいえ相手との関係によっては、カラフルなメッセージカードや相手が好きなモチーフが描かれたメッセージカードなど、自分流に仕上げたり、LINEなどで想いを伝えてもいいでしょう。
ただし、年寄り扱いをしたり、年齢を強調して、相手に老いを感じさせるのはNG。また、敬老の日や長寿のお祝いの際の、おもな忌み言葉を下記にまとめたので確認しておくといいでしょう。日頃の感謝を伝えて喜んでもらうつもりが、怒らせてしまった… なんてことのないようにしたいですね。
(忌み言葉)死、苦、病気、衰える、曲がる、朽ちる、倒れる、寝る、枯れる、切れるなど。
最後に

以上、敬老の日に贈るメッセージカードの一例を紹介しました。感謝の気持ちや相手を気遣う言葉は、相手の心だけでなく自分自身の心も豊かに、幸せにしてくれます。普段は、照れくさくて言えない気持ちも、敬老の日に思いっきり伝えられるといいですね。
今は、大事な連絡もメールやLINEで済ませてしまう人が多い傾向にありますが、敬老の日くらいは手書きのメッセージを用意してみるのも。「いつもありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人はいません。ただ、目上の方に失礼のないよう、マナーを守って、笑顔溢れる「敬老の日」にしてくださいね。
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