【目次】
・「海の日」2020年はいつ? なぜ今年だけ違うのかも解説
・「2020年の祝日・休日」の一覧
・2020年の祝日で「変更になったもの」は?
・「2020年の連休」もチェックしよう
・「海の日」の意味や由来は?
・最後に
「海の日」2020年はいつ? なぜ今年だけ違うのかも解説
日本の国民の祝日の一つ、「海の日」。毎年「海の日」を境に、本格的な夏の到来を感じる人も多いかもしれませんね。地域によっては「海の日」に合わせて、海開きをするところもありますよね。ところで、みなさんは、2020年の「海の日」がいつなのかを把握出来ていますか?
誰もが知っている祝日ではありますが、意外と日付は忘れてしまいがち。今回は、「海の日」について詳しくご紹介します。これを機に覚えてみてくださいね。
「海の日」2020年はいつ?
1995年に国民の祝日として施行された「海の日」。当初、「海の日」は、7月20日と定められていましたが、2003年に国民の祝日に関する法律が改正され、いわゆるハッピーマンデー制度により、7月の第3月曜日に変更になりました。
通常ならば、今年の「海の日」は、7月の第3月曜日の7月20日(月)であるはず。しかし、今年の「海の日」は7月23日(木)に移動されています。なぜ、今年は「海の日」が移動になったのでしょうか。
海の日が2020年だけ移動になったのはなぜ?
2020年は、東京五輪の開閉会式に合わせて3つの祝日(「海の日」、「スポーツの日」、「山の日」)が移動になりました。「海の日」は通常7月の第3月曜日、「スポーツの日」は通常10月の第2月曜日、「山の日」は通常8月11日です。
しかし、今年はこれらの祝日が移動になったため、「海の日」は東京五輪開会式前日の7月23日(木)、「スポーツの日」は開会式当日の7月24日(金)、「山の日」は閉会式翌日の8月10日(月)となります。
新型コロナウイルスの感染拡大による影響により、東京五輪は来年に延期となりましたが、移動となった祝日に変更はありません。よって今年2020年は、7月23日(木)、24日(金)、25日(土)、26(日)が4連休(夏のシルバーウィーク)となり、8月8日(土)、9日(日)、10日(月)が3連休となります。
5月には東京五輪が開催されることとなった2021年も祝日の移動が決定。今年と同様に「海の日」は五輪開会式前日の7月22日(木)、「スポーツの日」は開会式当日の7月23日(金)、「山の日」を閉会式当日の8月8日(日)となります。
「2020年の祝日・休日」の一覧
2020年の祝日・休日は以下の通りです。
♦︎元旦:1月1日
♦︎成人の日:1月13日
♦︎建国記念の日:2月11日
♦︎天皇誕生日:2月23日
♦︎天皇誕生日の振替休日:2月24日
♦︎春分の日:3月20日
♦︎昭和の日:4月29日
♦︎憲法記念日:5月3日
♦︎みどりの日:5月4日
♦︎こどもの日:5月5日
♦︎憲法記念日の振替休日:5月6日
♦︎海の日:7月23日(通常7月の第3月曜日)
♦︎スポーツの日:7月24日(通常10月の第2月曜日)
♦︎山の日:8月10日(通常8月11日)
♦︎敬老の日:9月21日
♦︎秋分の日:9月22日
♦︎文化の日:11月3日
♦︎勤労感謝の日:11月23日
2020年の祝日で「変更になったもの」は?
上記でも少し紹介しましたが、2020年は、3つの祝日が移動になりました。「海の日」、「スポーツの日」、「山の日」です。
通常、「海の日」は7月の第3月曜日、「スポーツの日」は10月の第2月曜日、「山の日」は8月11日ですが、2020年は、「海の日」は7月23日(木)、「スポーツの日」は7月24日(金)、「山の日」は8月10日(月)に変更されています。
また、「スポーツの日」というと聞き覚えのない人も多いかもしれません。それもそのはず、2020年以降、「体育の日」の名称は「スポーツの日」に改められました。
1964年の東京オリンピック以降、開会式が行われた10月10日が「体育の日」でした(2000年以降はハッピーマンデー制度により10月の第2月曜日)。通常は、10月である「スポーツの日」が7月に移動したため、2020年の10月には祝日がありません。1963年以降、57年ぶりの祝日のない10月になります。
「2020年の連休」もチェックしよう
2020年の連休は以下の通りです。
◆1月11日(土)~13日(月)
1月13日の月曜日が「成人の日」のため、3連休となります。
◆2月22日(土)~24日(月)
2月23日(日)は、「天皇の誕生日」です。月曜日は、その振り替え休日となり、3連休となります。
◆3月20日(金)~22日(日)
3月20日(金)は「春分の日」のため、金曜日から3連休となります。
◆5月2日(土)~6日(水)
2020年のゴールデンウィークは、5連休。
◆7月23日(木)~26日(日)
夏のシルバーウィーク。2020年は東京五輪の影響で「海の日」が7月23日(木)、「スポーツの日」が24日(金)に移動となり、4連休となります。
◆8月8日(土)~10日(月)
2020年は「山の日」が、8月10日(月)に移動になったため、3連休となります。
◆9月19日(土)~22日(火)
9月21日(月)は、「敬老の日」。22日(火)は「秋分の日」のため、4連休となります。
◆11月21日(土)~23日(月)
11月23日(月)は、勤労感謝の日です。そのため、3連休です。
「海の日」の意味や由来は?
さて、2020年のスケジュールが分かったところで、意外と知られていない「海の日」の意味や由来について、ご紹介します。
◆海の日の意味
「海の日」は、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という趣旨で、1995年に祝日として制定されました。世界各国でも、同じように海の日と呼ばれる日はあるようです。
しかし、国土交通省によると、世界の国々で「海の日」を“国民の祝日”としている国は、唯一日本だけとのこと。海に囲まれ、海の恩恵を受けながら発展してきた日本ならではの祝日と言えるでしょう。
◆海の日の由来
「海の日」が制定されるまで、7月20日は「海の記念日」という記念日でした。1876年(明治9年)、明治天皇の東北ご巡幸の際に、軍艦ではなく「明治丸」という灯台巡視船で航海し、7月20日に横浜に無事帰船したことに由来します。
何度か7月20日を祝日にしようと訴える運動が行われたこともあり、1995年(平成7年)に、ようやく「海の日」が祝日として制定されました。
◆海外の海に関わる日
上記でも少し触れましたが、世界各国でも「海の日」と同じように海にまつわる日が設けられています。その中からいくつかセレクトして、ご紹介しましょう。
・アメリカ「国立海洋デー」(National Maritime day 5月22日)
1819年5月22日、ジョージア州で「サバンナ号」が蒸気推進による初の大西洋横断に成功したことに由来しています。毎年、殉職船員等の慰霊祭や、花輪献花式などが行われます。
・カナダ・イギリス「海の日」(Ocean Day 6月8日)
1992年に開催された地球サミットにおいて、海洋の復興及び保護促進のために、6月8日を「Ocean Day」とすることを発表。毎年、色々なテーマを取り上げて、各地で講演会やダイブイベント、ビーチの清掃活動など、様々なイベントが行われます。
・オーストラリア「海をいたわる日」(Ocean Care Day 12月の第1日曜日)
1993年、「海を愛する者が、1年に1度、一緒に海洋環境の保存に協力する日」として制定されました。海に関する様々なイベントが行われます。オーストラリアは南半球に位置するため、オーストラリアでは夏とされる12月に定められているんですね。
最後に
いかがでしたか、今年、2020年の「海の日」はいつなのか分かりましたか? また「海の日」の由来や意味についても伝わったでしょうか。毎年決まって「海の日」には、海へ出掛ける! なんて人も多いかもしれません。
その際は本来の「海の日」の意味を思い出して、海に感謝し、来たときよりも少しでも綺麗にして帰りましょう。当たり前であったことが、当たり前ではなくなってしまった今、日本について、また地球について考える時間なのかもしれません。
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