社会人なら知っておきたいトイレのマナー
普段、話題に出すことがなかなかないお手洗いに関するマナー。みなさんはお手洗いをどう使用されていますか? 気をつけたい5つのポイントを押さえましょう!
◆1:トイレットペーパーの三角折りは清掃完了のしるし
トイレットペーパーを三角形に折るのはトイレ清掃完了のしるしです。次にお手洗いを使用する方がトイレットペーパーを引っ張りやすくするためではないんですね。そのため、お手洗いを使用したあとに三角折りはしません。三角折りにするのは担当してくださった清掃員の方のみです。
お手洗い後の手で三角折りをしないで欲しいという声もよく聞きます。次に入る方が不快に感じないためにも三角折りはしない、が正解です。
◆2:トイレットペーパーがなくなったら交換する
トイレットペーパーを使い切ってしまったら新しいトイレットペーパーに交換しましょう。
お手洗い後の手でトイレットペーパーを三角折りされているのは抵抗があるのにトイレットペーパーを交換するのはいいの? と疑問に感じる方もいるかもしれません。
三角折りをしないのは、そもそもお手洗を使用した際に三角折りをするのは本来の目的とあっていないから。くわえて、お手洗い後の手で触るのは必要最低限にしましょう、ということです。
トイレットペーパーを交換するのは、次に入った方が気持ちよくお手洗いを使うことができるようにするためにおこなうことであり、トイレットペーパーがない! という緊急事態を招かないためにも、トイレットペーパーをかえることはお手洗い後の手で行う必要最低限の範囲内、ですね。
◆3:使用後は便座のフタを閉めてながす
便座のフタがないトイレも増えていますが、実は流す際に菌やウイルスが飛び散ってしまうので、フタを閉めてから流します。ノロウィルスなどが流行る時期にはフタを閉めてから流すよう注意書きが貼られていたりするのは、このためなんですね。
フタを閉めてから流すことで、知らず知らずのうちに自分が菌やウイルスを撒き散らしてしまっていた! なんてことを防ぐことができますよ。
◆4:流れているか確認する
最近は自動で流れるトイレも増えていますが、時にレバーが重く流れが悪かったりすることがあります。少しでもいつもと違う違和感を感じ、流れたかな? と気になる状況の時はきちんと流れているか確認しましょう。
お手洗いに入って蓋を開いたら、流れていなかった状況を目にしたときのショックは計り知れませんもんね…。
◆5:個室から出る前にぐるっと再チェック!
なんらかの拍子に汚してしまったり、トイレットペーパーの切れ端を落としたままにしてしまっていないか、ぐるりと最終チェックをしてから出るようにしましょう。もし、汚してしまったところがあれば、さっとトイレットペーパーでひと拭きし、流してから出ましょう。
お手洗いは衛生面の観点からも、特に配慮したいもの。しっかり気を配ってみんなが気持ちよく使用できるようにしたいですね。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!