「神社の本殿の屋根に並ぶ丸太のような木」を何という?
神社の本殿で見かける、屋根の上に並べられた丸太のような木の名称を知っていますか。あまり使わないことばだとしても、社会人なら正しく知っておきたい!
【問題】
「神社の本殿の屋根に並ぶ丸太のような木」の名前は?
1. 鰹木(かつおぎ)
2. 鯛木(たいぎ)
正解は?
1. 鰹木(かつおぎ)
鰹木(かつおぎ)は、神社・宮殿の、棟木(むなぎ)の上に直角に並べた装飾の木のこと。断面は円・角・五角形などになっています。中ぶくれの円筒形の形が、かつお節に似ているところから名づけられました。
家形埴輪(はにわ)に鰹木のあるものが見られるように、古墳時代にすでに棟飾りとして用いられていたことが知られています。本来は棟の補強材として使われ、それが首長の住まいを象徴するものになったと思われますが、今日では神の住まいを象徴するものとして神社にのみ用いられているそう。また、同じく神社建築などに見られる屋根の両端で交叉させた部材は千木(ちぎ)といいます。
かつお‐ぎ〔かつを‐〕【×鰹木】
神社・宮殿の、棟木の上に直角に並べた装飾の木。断面は円・角・五角形など。形がかつお節に似ているところからいう。
(小学館デジタル大辞泉より)
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