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2023.04.13

上から目線の人の特徴や心理とは? イラッとせず対処する方法まで紹介

上から目線の人と接していて、ついついイラっとしてしまった経験、ありませんか? この記事では冷静に対処する方法をご紹介すると共に、なぜそうした心理状態になってしまうのかなども含めて、上から目線の人への対処法を学んでいきましょう。

上から目線の人にイラッとすること… ありませんか?

人を見下したような態度や言動、それを『上から目線』と言います。わざとそんな言動をする攻撃的な人もいれば、無意識にやっちゃう人まで。そんな人と接するとイラッとするし、疲れますよね。あなたの周りにも周囲をイラつかせる人、思い当たりませんか?

2019年10月、大学入学共通テストの英語民間試験実施延期問題における、萩生田光一文部科学相(当時)の〝身の丈〟発言が上から目線だと批判が殺到しました。

当事者の受験生やその親だけでなく、多くの国民がその発言を不快に感じ、身内の自民党内からも批判が出たほど。あの一言のおかげで英語民間試験の活用に注目が集まることになったのはケガの功名でしたが、当の本人はイメージダウン、政権にも大きなダメージを与えました。

実生活においてはできればサラリとかわしたい、上から目線の人々。本記事ではその特徴から対処法を紐解いていきます。これを理解しておけば、上から目線のあの人にも神対応できるかも!?

上から目線の人に共通する5つのこと

(c)Shutterstock.com

アドバイスや考えの押しつけが大好き

「既婚の同僚は何かというと服装や髪型について〝こうすると似合うと思う~〟とアドバイスをくれます。そして口癖のように〝あなたもすぐに素敵な相手見つかるから! 大丈夫!〟って誰目線!? 同僚のセンスに1ミリも心を動かされません」(28才女性メーカー勤務)

頼んでもないのに「教えてあげる」とアドバイスしてくるのが上から目線の人の常套手段。「お前に言われたくない」という人に限って「何でも聞いて!」アピールがすごい。親切心からくるのですが、無意識に自分の方が優れてると思っているのかも。

物事の判断が自分基準になっている

自分の価値観や基準が一番だと思っているため、それを否定されることはプライドが許しません。自分の考えが間違っている、問題があるとは夢にも思わず、理解できないのは相手のせいだと考えている傾向に。何事も自分の物差しで測り、それを相手にも押しつける傾向が。正義感が強すぎる一面も。

自分が勝てそうなことはなんでも競争しがち

競争心が強く、良くも悪くも負けず嫌いですが、上から目線の人は自分が勝っていないと気がすまない性格。裏を返せば自分に自信がないため勝つことで安心感を得ようとしている様子。日常の些細なことにもちょっとでも勝てそうと思えばすぐに張り合おうとしてきます。

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相手の揚げ足をとってダメ出ししてくる

「悪くないけど、でも…」、「だから言ったでしょ、そこはもっと…」と相手の言葉やミスの揚げ足をとったり否定してすぐにダメ出しをしている人、いませんか? 自分が優位に立ちたいという思いが根底にあるため、仮に本心では相手のことを認めていても、面と向かっては相手を否定することで、その思いを満たしているよう。

他人に厳しく自分に激甘

自己評価が極めて高く、自分の能力に絶対的な自信があるため自分には激甘。そのため、間違っていても自分の理論を正当化し、他人のせいにさえすることも。自分が常に正しいと自信があるだけに客観性に乏しく、他人に厳しくなるようです。

上から目線の人の話し方の4つの特徴

(c)Shutterstock.com

相手の話に自分の意見をねじ込む

「私の時は〜」、「前に同じようなことがあって〜」相手の話を聞くふりをしながら相づちにそんな言葉をねじ込み、自分の話題にすり替えていきます。会話の中心に自分がいないと気がすまないのです。「自分が、自分が」の自己主張が人一倍強いです。

「でも」や「だって」と反発の言葉が多い

「でも、これって○○ですよね」、「だって○○って言ったから」、「いや私はこうだった」負けず嫌いな性格ゆえに、相手の意見やアドバイスは聞きません。それを聞き入れることは負けとさえ思っている節があります。否定語を多用し、自分勝手な意見を並べ立てることで相手よりも優位に立てたと満足しています。

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やたら英語や専門用語を使いたがる

「そのタスクはマストで」、「シナジーが得られるよね」、「アサインする」、「ペンディング」、「プラスかい離で」などなど、日本語で言えよ! と突っ込みたくなりますが、横文字や難しい言葉をわざわざ使うことで自分の知性や教養をアピールしているのです。相手がその言葉を知らなければさらに優越感が増し、「え? 知らないの?」と頼んでもないのに言葉の解説をすることも。しかし、使っている本人も意味がわかっていないときもあるからあえて質問してみるのもありかも。

人の気持ちを傷付けることも平気で言う

「そろそろ管理職?」、「彼氏いないってどんな感じ?」、「結婚してないと不安じゃない?」、自分中心で生活しているので、相手の立場や気持ちを思いやることができず、普通なら躊躇するような発言も悪気なくしてしまいます。相手の気持ちより自分が上の立場でいることを優先するため、自分の一言で相手がどれほど深く傷つき、苦しむかを想像すらできないのです。

上から目線の人の隠れた心理とは? 3つの意外な心理

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小心者の自分の本当の姿がバレたくない

これまで紹介した特徴から、上から目線の人はどれほど自信過剰で、自己評価が高いのかと思われた方も多いでしょう。しかし、実は極度の小心者というケースも少なくありません。『弱い犬ほどよく吠える』ということわざの通り、自分に自信がないからあえて大きく見せようとする、実は臆病ということを見抜かれないように虚勢を張り、偉そうに振る舞うのです。

 人の上に立つことで安心できる

人から馬鹿にされたりなめられたり、コンプレックスや辛い経験から、周りから見下されることを極度に嫌う傾向に。ある意味、自分を守るために上から目線になっているとも言えます。人の上にいれば、尊敬されたい、褒められたいという気持ちを満たされ安心できるのです。

他人を憐れむ自分に酔っている

自分大好きですから相手に寄り添いながらも、内心は相手のことよりもそんな自分が素敵だとしか考えてない言動。「自己愛が強い=ナルシスト」の傾向が強いです。ナルシストの場合は上から目線を自覚していないため、無意識に〝上〟に立ち、どんな状況でも自分目線で行動します。

上から目線の人にイライラせずに上手に対処できる3つの方法

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相手のイラッとする言葉はスルー

とにもかくにもスルーが肝心。上から目線の人はその言葉の通り上から言いたいのです。自分が満足するために上に立ち相手を見下す。会話の中心に無理矢理入ってきては自慢話を延々とする。そんな相手に「すごいですね」や「さすがですね」と褒めようものなら調子に乗ります。逆に「でも」と反論や否定したり、正論をぶつけても、相手は負けず嫌いですから自分勝手な論理で対抗して長引かせるだけ。悪夢です。適度な相づちで聞き流すのが一番の得策です。

 虚勢を張っていて可愛そうだなと思って接する

自信がある人、実績がある人ほど、謙虚な人が多く、結局のところ、上から目線の人の多くは自信のなさから強気な言動をしてしまいます。相手に見抜かれないよう、見下されないようにと虚勢を張っているなんて可愛そうですよね。それがわかると気持ちに余裕ができませんか? そうして相手を一方引いて接して見ると、上から目線の言動も気にならなくなってくるはずです。

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部下や彼氏の場合はやんわりと指摘する

対処法としては難易度が高いですが、相手が無自覚であれば指摘してあげて。大事なのは〝やんわり〟伝えること。例えば部下であれば、「いまのは偉そうに聞こえるから気を付けた方がいいよ」、「いまの言い方は相手に良い印象を与えないと思うよ」など、その場で具体的にアドバイスをする。

彼氏の場合は最初は冗談っぽく「上から目線すぎるぅ(笑)!」と言ってみたり、「そんな言い方されるとすごく悲しい」と伝えてみましょう。許せない発言に「いまの発言はどういうこと?」と冷静に切り返してもいいですが、それで逆ギレしたりさらに上から目線になってしまうようなら、交際を考え直してみても良さそうです。

以上、上から目線の人の言動を読みながら、自分の周りのあの人、この人を想像した人もいたのでは? 上から目線になってしまう心理や対処法を知り、上手く接してもらえたら。

実は自分が上から目線だったと、気づいた人もいたかも!?

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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