子どものお口を守るママになりたい! 〜新米ママさんに伝えたい3のこと〜
今回は、お母さんに意識してほしい子供のお口ケアのポイント3をお伝えします。
1:家庭内に誰かタバコを吸っている人がいたら禁煙を呼びかけよう
お母さんは禁煙する方が多いのですが、実はお母さんだけじゃダメなんです! 様々なデータから家庭内受動喫煙のある子どもは3歳までに虫歯ができる割合が上がることが分かっています。
また、産まれる前に受動喫煙があった子どもはなかった子どもより2倍近く虫歯が出来ています。
産まれてからは勿論、お腹に赤ちゃんがいると分かったら、お母さんの周りにいる家族みんなが禁煙を考えていけると良いですね。
ちなみに、子どもの前では吸わなかったとしても子どもの虫歯に影響があることは変わらないのです。
2:1歳半〜2歳半の期間はお口の菌は絶対にうつさない!
1歳半〜2歳半の期間は虫歯菌が最も移りやすいと言われています。
いずれは持ってしまうこの菌を何故子どもだけ気をつけるのかというと、2歳までに虫歯菌をもってしまうとその後、虫歯になる本数がグッと増える可能性が。
この2歳という境がポイントになってくることも様々な研究で分かっています。口移しや、同じスプーンを使うなど可愛いが故にしたくなってしまうのですが、我慢しましょう。
リスクを減らすためにも、お母さんの口腔ケアもしっかりして、少しでも菌を減らすと良いですね。
3:抱っこは頭を固定して口呼吸になりにくい姿勢に
頭に固定がなく反っているような体勢になると子どもの口は開き、口呼吸をしやすくなってしまいます。
口呼吸は正常な歯並びや上顎の成長を妨げてしまう可能性があるため、歯列不正などの原因になりかねません。抱っこだけではなく鼻詰まりなどが慢性的にある場合も口呼吸しやすくなるため注意が必要です。
子どものお口を守るのはお母さん。お母さんの注意で子どものお口トラブルは予防できます! 親子ともに健康なお口でいたいですね。
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Oggi.jp's 野尻真里
日本審美歯科学会所属の歯科医師。朝日大学を現役卒業後「うずら歯科」に勤務。写真集『美人女医図鑑』を発売中。華道脇教授の資格を持つなど充実した趣味と、美容やファッションにもこだわっているインスタグラム@nojirimari も要チェック!