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2019.09.10

「卵子凍結」って何歳までできる? 費用は? 気になる疑問に専門医が回答【医師監修】

婦人科系の悩みをテーマとした不妊治療の名医・杉山力一医師によるカラダの不調解決コラム。今回は、「卵子凍結」についてお答えします。

「卵子凍結」に関する様々な疑問にお答え!

卵子凍結と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?「妊活中の人がやるもの」「比較的高齢の人がチャレンジされているイメージ」「なんとなく高そう…」など、いろいろなイメージをお持ちの方がいらっしゃると思います。

しかし、最近では比較的若い方が卵子凍結に取り組まれるケースも増えているのだとか。今回は、卵子凍結に関する様々な疑問をみていきましょう。

◆卵子凍結(未授精卵凍結)って?

(c)Shutterstock.com

卵子凍結とは、卵子を未受精の状態で凍結保存することを指します。将来赤ちゃんを授かる可能性「妊孕性(にんようせい)」を温存しておく方法のひとつとして、選択される方が増えている治療法です。

卵子凍結の他にも、赤ちゃんを産むために必要な組織を凍結する方法として、体外受精や顕微授精で受精・発育した受精卵を凍らせる「受精卵凍結」や、卵巣の片側あるいは一部を取り出し、疾患の手術後に体内に戻す「卵巣組織凍結」などもあります。しかし、成功率や治療の歴史などの観点から、現在は「卵子凍結」(未受精卵の凍結)が多く選択されています。

実際に卵子凍結を選択される方は、がんや白血病などの治療のため、将来卵子が採れなくなるリスクに備えて卵子を凍結される医学的適応と、健康な状態でありながら将来に備えて卵子を凍結しておく社会的適応の二種類に分類することができます。

女性のキャリアプラン、ライフプランが多様化されている今だからこそ、社会的適応も重視されているのです。

◆卵子凍結の治療の手順は? 費用はどれくらい?

(c)Shutterstock.com

ここからは卵子凍結の具体的な治療法をみていきましょう。

卵子凍結の手順って?

卵子凍結は、1.卵巣刺激 2.採卵 3.凍結保存の3つのステップでおこなわれます。

内服薬や注射によって卵巣刺激をおこない、卵巣内で発育させた複数の卵子を採卵し、液体窒素(−196°C)の中で凍結保存する、という流れです。

採卵した複数の卵子は個々で成熟度合いが異なるため、成熟卵子と呼ばれる、受精可能な卵子のみを凍結します。

実際に凍結した卵子を使用する際には、卵子を融解し、体外でパートナーの精子と受精したのちに体内に戻す顕微授精(体外受精)を行います。

凍結にかかる費用は?

1回の卵子凍結には、病院によって異なりますが排卵誘発から凍結までにおよそ25万円~50万円ほどの費用がかかります。費用は1回の採卵から凍結保存する卵子の個数や麻酔の有無、卵巣刺激のときの排卵誘発剤の種類などによって変動します。

採卵した卵子は2個ごとに1本の容器に保存され、1年ごとに1本あたりおよそ5万円で保存期間の更新が出来ます。

ここで気を付けておきたいのは、凍結した卵子を体外受精によって体内に戻す場合は、別途費用がかかるということです。ご自身のご予算やライフプランに沿った治療を行うためにも、かかりつけの医師とよくご相談の上、卵子凍結の計画をたてておくことをおすすめします。

◆成功率は? 年齢制限は? 卵子凍結のよくある疑問を解決!

(c)Shutterstock.com

凍結卵子が妊娠する確率は?

凍結卵子を用いた体外受精の成功率は、卵子を採取した時点の年齢によって差があります。

解凍後に生存している卵子が受精に成功した場合の妊娠率は、卵子を採取した時点の年齢が30歳以下の場合およそ35%、30代後半でおよそ25%ほどであり、40歳以上になると15%以下まで下がってしまいます。

そのため、将来赤ちゃんを授かるためには、できる限り早めに妊活プランをお立てになることをおすすめします。

未婚でもできる?

卵子凍結・保存は未婚・既婚に関係なく選択いただけます。実際に年齢や疾患などの様々なご都合から、未婚の方で卵子凍結を行われる方も多くいらっしゃいますので、まずは病院で相談してみてはいかがでしょうか。

年齢制限はある?

採卵する年齢制限は病院によって異なりますが、およそ39歳までと定められており、満40歳の誕生日までに採卵することがすすめられています。40歳以上の方の卵子凍結は、卵子の質や出産率の低下、出産の際のリスクなどの点から慎重に検討する必要があります。

また、凍結保存の期間についても、およそ45歳までと定められています。病院によって定められた年齢制限を過ぎますと、多くの場合卵子は破棄されてしまいますので、かかりつけの病院の保存期間についてもあらかじめ確認しておきましょう。

ライフプランに沿った計画をたててみましょう。

現在、将来赤ちゃんを授かるために卵子凍結を選択される方が増えています。ここまで見てきた通り、若い時期に卵子凍結を行っておくことで将来妊娠する確率を温存することが出来ます。

今はまだ妊娠のことは考えていない、という方も、「あの時卵子凍結しておけばよかった」を防ぐためにも、ご自身が「いつ」「何人」子供が欲しいかについて一度考えてみてはいかがでしょうか。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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医師 杉山力一

杉山産婦人科院長。不妊治療の名医。日本における生み分け法の権威・杉山四郎医師の孫。

東京医科大学産科婦人科医局では不妊治療・体外受精を専門に研究。その後、1999年より杉山産婦人科勤務。

監修する女性向けアプリ「eggs LAB」では、独自ロジックにより、アプリでの問診で自身の情報を入力することで、これまでにない高い精度での生理日・排卵日予測を実現。不安定な生理周期にも対応した適切なアドバイスや、妊活に関する情報まで、個々の身体の状態にフィットした「あなただけの/あなたのための/今欲しい情報」を発信中。


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