「六日の菖蒲(あやめ)、十日の菊」の意味は?
ビジネスシーンで「六日の菖蒲(あやめ)、十日の菊」ということばを耳にしたら、その意味はわかりますか?
【問題】
「六日の菖蒲(あやめ)、十日の菊」あなたは、どちらの意味で使いますか?
1.役に立つ
2.役に立たない
正解は?
2.役に立たない
菖蒲や菊が、節句に間に合わないことにちなみ「時機をのがして役に立たないもの」をあらわす日本語です。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では78%が正解していました(2019年5月7日現在)。
菖蒲(あやめ)は現代でいうショウブのことで、5月5日の「端午(たんご)の節句」に用い、菊は9月9日の「重陽(ちょうよう)の節句」に用います。それぞれ5月6日、9月10日に用意したのでは間に合わないことから、「時機をのがして役に立たないもの」という意味になりました。
※ ※
むいかのあやめ【六日の菖蒲】
《5月5日の節句の翌日の菖蒲の意から》時機に後れて役に立たない物事のたとえ。のちのあやめ。むいかのしょうぶ。「六日の菖蒲十日の菊」
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
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ことばの総泉挙/デジタル大辞泉