「綺羅星のごとく」を正しく使える?
「綺羅星(きらぼし)のごとく現れた新人の漫画、もう読んだ?」などの会話でも出てくる“綺羅星のごとく”という表現。みなさんは、正しく使えている自信がありますか?
【問題】
「綺羅星(きらぼし)のごとく現れた新人」この文章は正しい? 誤り?
1.正しい
2.誤り
正解は?
2.誤り
この場合ならば「彗星のごとく現れた」のほうが適切です。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では65%が正解していました(2019年4月24日現在)。
「綺羅星」は、「綺羅、星の如し(=美しい衣服を着た人々が星のように並んでいる)」を省略した言葉で、対象が複数人の場合にしか用いません。有能な新人を星にたとえる言葉には、「彗星のごとく現れた」などがあります。
※ ※
きら‐ぼし【綺羅星/煌星】
《「綺羅、星の如し」からできた語》きらきらと光り輝く無数の星。地位の高い人や明るいものが多く並ぶようすのたとえ。
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
ことばの総泉挙/デジタル大辞泉