カルシウム補給をするなら「しらす」! ダイエットにも効果的!
ご飯のお供で定番の「しらす」。1年中売り場に並んでいるイメージですが、実は3月中旬~5月頃の春が旬! 地域によっては9~10月頃の秋を旬とすることも。
しらすは魚の名前ではなく様々な魚の稚魚の名称で、一般的に食されているしらすは片口いわしがほとんど。「白魚」は名前も見た目も似ていますが、別の魚です。
しらすを塩茹でしたものが「釜揚げしらす」、塩茹でしてから干したものは「しらす干し」、しらす干しよりも更に乾燥させたものは「ちりめんじゃこ」。そんな「しらす」は、ダイエットと関係があります。
◆カルシウムが不足するとダイエットに悪影響
しらすに豊富に含まれているものといえば、カルシウム。このカルシウムの働きは、骨、歯などを形成するだけでなく、ホルモン、神経伝達物質の分泌、血液凝固、筋肉の収縮、体内のイオンバランスを正常に保つ、神経の興奮を調整する、細胞増殖・文化・維持、血圧上昇の防止など多岐に渡ります。
食事から摂取するカルシウムが不足すると、血中のカルシウム濃度を一定に保つために、骨や脂肪に貯蔵されたカルシウムが溶かし出されて利用されます。これにより、骨粗しょう症になるだけでなく、ダイエットにまで悪影響を及ばしてしまうことに。
骨や脂肪から溶かし出されたカルシウムは血中に入るのですが、脂肪細胞では脂肪酸合成酵素が多く作られるようになり、中性脂肪が増加。このようにカルシウムは脂肪の代謝にも関わっており、体内に十分なカルシウムがあると脂肪の合成が抑えられ、分解が促進されます。
しらすには、カルシウムの吸収を助けるビタミンDがたっぷり含まれているため、カルシウム補給を意識するならしらすがぴったり。体に良い油の「オメガ3脂肪酸」に分類されるDHA・EPAもしらすに含まれていますが、しらす一食分では摂取できる量はわずか。オメガ3脂肪酸を積極的に摂取するなら、稚魚のしらすより成魚であるいわしの方がおすすめ。
ご飯のお供にしたり、サラダに入れたりしながら「しらす」を定期的に摂取してカルシウムを補いましょう♡
情報提供/microdiet.net