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2017.11.29

働くアラサー女子に保険って絶対必要なもの? 手厚くすればいいという考えは前時代的

アラサー女性に調査した、お金の不安、第5位は「保険に入る? 入らない?」。日本人女性の平均寿命がどんどん延びていく現代、アラサー世代はこれから先の長い人生を生きるのに、どのくらいのお金があればいいのでしょう…!? 万が一に備えての保険は絶対必要なのでしょうか? 不安だらけの〝保険〟について、プロがしっかりアドバイス!

【お金の不安 第5位】
保険入る? 入らない?

私たち、ここが不安です!

・そもそも、働くアラサー世代に保険は必要なの?(35歳・メーカー)
・医療保険を選ぶポイントは?(28歳・営業)
・いろいろありすぎて、どんな保険を選べばいいかわからない。(32歳・一般事務)
保険

■プロのアンサー
「シングル&既婚子供なしなら、シンプルでOK!」

「基本的に保険とは、〝万一何かが起こったとき〟の費用をカバーするためのもの。生命保険はおもに、残された家族の生活保障となる死亡保険と、病気やケガの治療費に備える医療保険やがん保険などに分かれます」(和泉さん)。

働くアラサー世代にとって、保険は絶対入っておかないといけないもの?

「自分が死亡したとき、家族に残すお金がいらない独身者や子供のいない共働き夫婦なら死亡保障は不要。医療についても公的な健康保険と貯蓄でまかなうという選択肢も。保険の利回りがよく資産運用代わりになった昔と異なり、今は貯蓄や投資で備えたほうが自由もきいて効率的です」(和泉さん)。

一方、山口さんは「『もし病気になったら…』という不安を軽減する意味で、保険に加入するのはアリ」とアドバイス。

「とはいえ、あれもこれもと手厚くする必要はありません。保険料は抑えて、必要な時期に必要なだけの保障をシンプルにつけるのがおすすめです」(山口さん)

私たちが教えます!

ファイナンシャル・プランナー/キャリアコンサルタント和泉昭子さん
大学卒業後、出版社、フリーキャスターなどを経て’95年より現職。お金はもちろん、キャリアなど女性のライフプランを総合的にサポート。近著に『お金持ちになる心理学』(日本実業出版社)。

ファイナンシャル・プランナー/山口京子さん
FPのほか、証券外務員、保険募集人資格を生かしたアドバイスに定評がある。テレビ、講演での活躍のほか、『お金に泣かされないための100の法則』(主婦と生活社)など書籍の監修や著書も多数。

保険はライフスタイルに合わせて賢くチョイス

【既婚・子供ありの場合】子供が小さいうちは死亡保障を手厚く

妻も家計を担っている共働きの場合は、自分がいなくなったら経済的に困る家族がいるということ。

「夫に一定の年収があるなら、妻は1000万円程度の死亡保障のある保険に加入を」(和泉さん)。

「子供が小さいうちは保障が手厚く、成長とともに受取総額が少なくなる収入保障保険という商品もあります。保険料を抑えられて合理的」(山口さん)

働く女性におすすめ!
ネオファースト生命 収入保障保険「ネオdeしゅうほ」

被保険者が死亡した場合、子供が独立するまでなど経済的な保障が必要な期間、給料のように毎月一定額が受け取れる。たばこを吸わない人や、血圧や体格(BMI)などが所定の基準を満たすと、保険料が割り引かれる。

【収入保障保険イメージ図】

保険

【シングル・既婚子供なしの場合】入るなら早いうちに終身の医療保険を

「死亡保障は原則不要。医療費が不安なら終身医療保険かがん家系ならがん保険を。最近は入院期間が短期化しているので、入院保障より通院保障やがん診断時の診断給付金、先進医療保障を充実させて」(和泉さん)。

「病歴や健康診断結果によって保険に入れないことも。30代女性は妊娠・出産にまつわる疾病も多いので、早めに加入を」(山口さん)

働く女性におすすめ!
オリックス生命 「医療保険 新CURE」

治療が長引きやすい3大疾病による入院は支払い日数無制限。さらに糖尿病、肝硬変など7大生活習慣病の支払限度日数を長くするなど、手ごろな価格で幅広い保障を得られる。

働く女性におすすめ!
東京海上日動あんしん生命 医療保険「メディカルKit R」

入院給付金などの受け取りがない場合、所定の年齢まで支払った保険料を、全額還付金として受け取れる。医療保険は掛け捨てタイプが多いため、お得感があり満足度が高いのが特徴。

【保険の豆知識】
不妊治療費もカバーする日本で唯一の生命保険
日本生命「3大疾病保障保険ChouChou!」

不妊治療への保障を盛り込んだ日本初の保険が話題に。体外受精、顕微授精など高額になりがちな治療でも、1回につき5~10万円の給付金が、最大12回まで支給される。また、出産給付金やがん、脳卒中などの3大疾病への保障も。
2017年11月号「お金のことを考えると、不安です…」より。
本誌掲載時スタッフ:イラスト/添田あき 構成/酒井亜希子・佐々木 恵・平澤奈々恵(スタッフ・オン)
再構成:Oggi.jp編集部

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