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2017.11.23

アラサー世代のお金の不安第1位「老後はいくら必要?」プロが一挙解決します!

アラサー女性に調査した、お金の不安、第1位は「老後にはいくら必要か?」。日本人女性の平均寿命がどんどん延びていく現代、アラサー世代はこれから先の長い人生を生きるのに、どのくらいのお金があればいいのでしょう…!? 不安だらけの〝老後のお金〟について、プロがしっかりアドバイス!

【お金の不安 第1位】
私たちの老後は、いくら必要なの?

私たち、ここが不安です!

・今の収入、貯蓄で老後が暮らせるかどうか心配。(31歳・営業)
・老後資金はいくら貯めればいいの?(29歳・公務員)
・年金がいくらもらえるのか不安。(33歳・メーカー)
老後 イラスト イメージ

■プロのアンサー
「シングルの場合、60 歳までに最低でも1500万円は貯めるべし!」

アラサー世代の〝お金の不安〟ランキングトップは老後のお金について。

「今や女性のふたりにひとりが90歳を迎える時代。寿命が延びる半面、収入は伸び悩み、貯金も貯まらず不安ばかりが募るのでしょう。でも老後の生活は実際いくらかかるのか、現時点でわかることをもとに未来を予測すれば、手の打ちようもあります。〝どうせ状況は変わるから〟などとめんどうくさがらず、必要なお金を試算してみましょう」(山口さん)。

「老後までに貯めておきたい資金は、シングルの場合で1500〜2000万円、夫婦なら3000万円が一般的な目安です。〝今のままでは貯まらない〟と思うなら収入を増やすなど取るべき具体策がわかるし、個人型確定拠出年金を利用するなど、今から備えられる仕組みもちゃんとあります。未来に何が起こるかはだれにもわかりません。でも〝不安〟を〝課題〟に変え、ひとつずつクリアしていくことで、不安を減らすことはできるんです」(和泉さん)

私たちが教えます!

ファイナンシャル・プランナー/山口京子さん
FPのほか、証券外務員、保険募集人資格を生かしたアドバイスに定評がある。テレビ、講演での活躍のほか、『お金に泣かされないための100の法則』(主婦と生活社)など書籍の監修や著書も多数。

ファイナンシャル・プランナー/キャリアコンサルタント和泉昭子さん
大学卒業後、出版社、フリーキャスターなどを経て’95年より現職。お金はもちろん、キャリアなど女性のライフプランを総合的にサポート。近著に『お金持ちになる心理学』(日本実業出版社)。

老後に必要なお金はコレでわかる!

老後 お金

老後の生活費総額-年金受給額総額=60歳までに貯めておきたいお金

■老後の生活費総額とは
(1か月の生活費×12か月×30年)+医療・娯楽費等500万円
※90歳まで生きると想定

たとえば1か月の生活費が15万円、年金受給額が毎月約13万円(年間156万円)で90歳まで生きる場合

[15×12×30+500万円]-[13×12×25万円]=2000万円必要
※年金受給開始年齢65歳で計算

60歳から30年間分の生活費総額から、65歳からの年金受給額(下グラフ参照)を引くと必要なお金を試算できる。ちなみに、月額生活費の平均はひとりで15万、夫婦で22万円。

公的年金

※基礎年金は40年間加入したものと仮定。金額はあくまでも目安。

65歳から受給できる現行制度で算出した目安。フリーランスの人は、国民年金を40年間払った場合で年額78万円ほど。「いずれも年金だけで生活するのは難しいと考えたほうがよさそう。過去の年金記録はねんきん定期便や、ねんきんネットで確認してみて」(和泉さん)

今どき女性は、退職しても30年間は生きる時代!

退職 貯蓄

アラサー世代にとって定年退職はまだ先というイメージ。「60歳で定年退職するとして、きちんと稼げるのはあと30年。その間に60~90歳まで30年間分の生活費も貯めておかなきゃなりません。老後の生活がどうなるかは、今から決まります」(山口さん)

【豆知識1】
年金受給開始年齢が引き上げられる!?

現在は65歳から受給開始される公的年金。しかし財務省では、受給開始を遅らせ67歳以上にするという提言を発表。しかし、年金制度を運営する厚生労働省は引き上げを否定しており、結論が出るのはまだ先になる見通し。

【豆知識2】
老後の生活費は…平均2682万円!

60歳から老人ホームに入居する75歳までの、1か月あたりの平均支出は、ひとりあたり14.9万円。夫婦ふたりなら1か月あたり24万円が平均値となる(少なくともどちらかひとりは65歳以上の無職世帯)。※平成28年総務省家計調査統計より算出

※アラサー世代のお金の不安第2位「住宅購入」に続きます
2017年11月号「お金のことを考えると、不安です…」より。
本誌掲載時スタッフ:イラスト/添田あき 構成/酒井亜希子・佐々木 恵・平澤奈々恵(スタッフ・オン)
再構成:Oggi.jp編集部


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