「下世話な話だけれど、隣のフロアにいる山本さんと坂野さん、付き合っているらしいよ?」などと同僚から社内の人にまつわる噂を聞くシーンって、職場の「あるある」でもあります。
ところでこの「下世話」ということば、よく耳にするわりには正しい意味を認識できている人って、意外と少ないかもしれません。
間違えて覚えていたら、会話がおかしな方向に向くこともあるだけに、この機会に正しい意味を覚えておきたい。
日本語の「いま」を見つめる国語辞典『大辞泉』が発信しているクイズで、ことばセンス&知識に関して自己点検してみましょう。「間違いやすい表現」をマスターして言葉・表現に自信をもてるビジネスウーマンに♪
【問題】
「下世話に言うところの」といえば、どんな話のことでしょう?
1.下品な話
2.世間の話
実は、2.世間の話 のことを指すのです
「下」という字が付いているから「下品」を想像する人もいるかもしれませんが、性や排泄にまつわる下ネタを示すわけではありません。
【ことばの総泉挙/デジタル大辞泉】では、70%が正解していましたが、29%が誤った意味を正しいと思ってしまっています(2018年4月25日現在)。
げ‐せわ【下世話】
世間で人々がよく口にする言葉や話。「下世話に年貢(ねんぐ)の納め時という」
(ことばの総泉挙/デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
▶︎ことばの総泉挙/デジタル大辞泉
初出:しごとなでしこ