甘いものは、毎日頑張る自分への些細なご褒美♡ でも、痩せたい…。夏はもう目前。こんなんじゃ…肌見せ、水着、ムリ。言われなくても甘いものをやめなきゃいけないことは分かっています。でも、新作のスイーツやアイスを食べずにはいられない…っ(涙)。
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「糖質をやめられない。そんなあなたは、ムリにやめる必要はありません」。そう語るのは、『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ方図鑑』の著者、森拓郎さん。糖質を摂るからこそヤセられる、そんな夢のようなダイエット法があるのですか…!?
昨今、世は糖質制限ブーム。しかし、「糖質を食べてもヤセられる」と森先生。
糖質を制限することで、いつも腹ペコ状態になり、仕事に集中できない状態が続き、低血糖状態でイライラを周囲にまき散らしているくらいなら、この際しっかり摂ってみましょう。(『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ方図鑑』より)
ただし、糖質を摂ってもいいけれど、正しく運動するという条件付き。実は、運動する人にとって糖質は、代謝アップの最大の味方なのです。
糖質摂りたきゃ運動しろ 運動するなら糖を摂れ!
というわけなのですが、そこには落とし穴も。
走れば大丈夫と思ってない?
菓子パンのカロリー分を走ればいいと思っている女子の特徴3
【菓子パンのカロリー分を走ればいいと思っている女子の特徴】
・社内でのあだ名は「すぐやる課」
・趣味はコンビニ&デパ地下スイーツ巡り
・間違った方向のポジティブ思考
これって私のことでは…!? とドキッとしたあなた…。
摂ったカロリーを、運動で帳消しにすることはできないんです。
糖質を摂りながらもヤセる仕組みより、代謝を上げる栄養素をプラスオンして摂取カロリーを正しく相殺!
■600キロカロリーの菓子パンを打ち消すことができない
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今日ムダに摂ったカロリーは今日の運動で相殺! という考え方は悪くないのですが、600キロカロリーの菓子パンを600キロカロリーの運動消費で「なかったことにする」ということにはできません。
なぜなら、運動でカロリーを消費するときには、ミネラルやビタミンも消費しています。これらを含まない菓子パンを食べてカロリーを消費すると、体の栄養不足はさらに加速するのです。(『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ方図鑑』より)
今日夜、ジムに行って600キロカロリー分消費すれば大丈夫でしょ♡ なんていう甘い考えで600キロカロリーの菓子パンやスイーツを食べるのはダメなのか…。「なかったことにする」ことができないと分かった今、軽い気持ちで高カロリーの菓子パンを食べることができない…! 気が引き締まります。
■食べ過ぎ→懺悔の絶食は、代謝の面ではかえって逆効果
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食べ過ぎた次の日は、「調整のために絶食する!」という人も少なくありません。ジャンクフードは基本的に高糖質・高脂質で、たんぱく質やミネラル、ビタミンの少ない食品で、ただでさえ栄養バランスが崩れています。次の日に絶食をしたり 、低カロリー食、サラダだけなどの食事にすると、さらに栄養不足に。余計なカロリーを摂りたくない気持ちはわかりますが、このようなときこそ、高栄養な卵や肉、魚、大豆をしっかり食べましょう。(『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ方図鑑』より)
負の連鎖を引き起こさないためにも…! ジャンクごはんをしたあとこそ栄養バランスよく食べなければいけないのですね。時間がないときのファストフードランチ、飲み会のあとの〆のラーメンを食べた次の日のご飯ほど、気をつけていかねばなりませんね。
初出:しごとなでしこ
教えてくれたのは…森 拓郎さん
運動指導者。大手フィットネスクラブを経て、自身のスタジオ「rinato」(加圧トレーニング&ピラティス)を東京・恵比寿にオープンし、ボディメイクやダイエットを指導している。トレーニング至上主義であるフィットネス業界に疑問を感じ、運動の枠だけに囚われない独自の角度からのアプローチに拘りをもち、ファッションモデルや女優などの著名人の支持を集める。テレビ、雑誌など多くのメディアで注目されている、今話題のボディワーカー。著書に『ダイエットは運動1割、食事9割』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『食事10割でヤセる技術』『食事10割で代謝を上げる』(ワニブックス)などがあり、著者累計70万部を突破している。最新著書『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ方図鑑』(ワニブックス)が好評発売中。