東洋医学では、秋は「体をゆっくりと休める季節」とされています。春夏とアクティブに活動した体を、落ち着かせ冬に備えて温存、蓄える時期。
重要なのは「冷やなさい」「よく寝る」「乾かない」!
秋を元気に過ごすためのポイントはこの3つ。日々意識することで季節の変わり目のゆらぎに負けない体づくりを!
1. 冷え対策
まず、やはり日本人が常に意識すべきは「冷え」による不調。特に秋口は、体が気温変化についていこうと頑張っている時。体の内外が冷えないよう、飲食や服装に注意を。
お守りアイテムは【貼るカイロ】
ストールやカーディガンももちろん良いですが、外で過ごすレジャーやスポーツ観戦、レストランやオフィス、新幹線・飛行機など、同じ場所で長時間過ごす場合に意外と使えるのが「貼るカイロ」。ぶるっと寒気がしたら首の後ろ~肩に、お腹や下半身が冷える時は腰に、足元が冷える時は靴の中やパンツの裾の内側に。すぐに温まるのもポイント。2個持ち歩くと便利です。
2. 良質な睡眠
体を落ち着かせるべき季節、やはり睡眠は特に大切です。規則正しい睡眠時間は大事ですが、難しい場合は睡眠の質にこだわって。
お守りアイテムは【アイマスク】
少しの明かりでも体は敏感に感じ取っているもの。ぐっすり眠れない、明け方に目覚めてしまうという人は一度アイマスクをお試しあれ。キャンプなどのレジャーや宿泊先・移動中でも役立ちます。午後の仕事に向けてちょっとお昼寝…なんて時にも。同じく耳栓もおすすめ快眠グッズの一つ。
3. 乾燥に要注意
以前もご紹介のとおり、乾燥に弱い秋の体。特に、乾燥の影響をダイレクトに受ける喉のケアは入念に。喉から悪化する風邪も多いのがこの時期です。
お守りアイテムは【蜂蜜入りのど飴】
少しでも喉のイガイガや乾燥を感じたら、喉を潤す作用を持つ蜂蜜入りののど飴を。風邪でなくとも、咳き込む事が続けば炎症につながります。その後はもちろんマスクも必携です。
秋は、ポーチに上記のお守りアイテムをぜひ仲間入りさせてくださいね。
大木さと子
国際中医薬膳師・漢方アドバイザー。日本中医学院(旧・国立北京中医薬学大学日本校)卒。普段はメーカー勤務、よく食べよく飲むOL。ふだんメシをアップするinstagramにて、薬膳の情報も発信中。