後ろから声をかけたくなるのは足首のキュッとした人、と男性からよく聞きます。そう、引き締まった足首は色っぽさの象徴。ヒール靴を履かないなら、ココで女らしさを出しておこうではありませんか!
足首のための3つのルール
✔︎ 足首を回す
✔︎ 足首を温める
✔︎ 正しい歩き方を意識する
こんな足になっていませんか?
ゆるませてやわらかくして老廃物の流れを促すことが「足首キュッ」への近道!
「足首は体全体の毒素がたまる場所!」と指摘するのは美脚トレーナーの久優子さん。
「重力の関係で心臓からいちばん遠い足首の部分には毒素がたまりやすく、脚が太くて悩んでいる人のほとんどはここに毒素がたまってむくんでいるだけ。足首をケアしてやわらかくすることで、膝関節や股関節、骨盤もゆるみ、下半身全体の流れがよくなります。さらに血流やリンパの流れもスムーズになり、代謝がアップ。やせやすい体質にもなれるんです」
チェックしてみてほしいのは、くるぶし周りを押してみて痛いかどうか、そして足首が冷たくないか。
「痛い、冷たい、と感じる人は足首に老廃物がたまり、脚が冷え切っている証拠。また、長時間同じ体勢でいたり、運動不足などで脚がむくんでいると、筋肉が硬くなり血液やリンパの循環が悪くなって冷えを助長させるうえ、皮下脂肪がたまりやすくなり、脚が太くなるという負のスパイラルに…。足首をスッキリ細くしたいなら〝足首回し〟&〝温め〟を習慣化するのがおすすめ。さらに〝正しい歩き方〟を見直して引き締まった美脚を目ざして」
簡単! いますぐできる3つの習慣
[1] 1日3分の足首回しでむくみオフ
足首を回して関節をゆるめることで血液やリンパの流れがよくなり、脚がすっきり細く。膝しつ関かん節せつや股関節、背骨も定位置に戻りやすくなり、全身のバランスもよくなります。寝起きすぐやお風呂の中で… 1日何回行ってもOK。まずは1日3分から、くるぶしが硬く冷たい人は今すぐ始めて!
1.座った状態で片脚を曲げてもう片脚のひざ上に乗せ、足の指の間に手の指をしっかり入れて、足の指と指の間を広げます。指の股までしっかり入れてギュッと握り、足指の末端にまで血液を巡らせて。
2.足の指の間に手の指を入れたまま、もう片方の手の親指でくるぶしの横のへこんだ部分を、老廃物を流す気持ちでプッシュ。そのまま足を手前に引き寄せ、ひざから足先までが一直線になるように足の甲をしっかりとストレッチ。
3.足指の間に手指を挟み、くるぶしの横を押さえたまま、大きな円を描くように足首を回します。まずは時計回りに回して足指の骨をゆるめ、さらに反対にも引っ掛かりがなくなるまで回して。足がポカポカしてきたら効いている証拠!
[2] 足首を温めるひと手間を取り入れて
冷えこそが「足首なし脚」の元凶。足首が冷えると関節が固まり、血流が悪くなり、むくみの原因に。の足首回しをコツコツ続けて習慣づければ冷えも解消できますが、素足で過ごすことも増えるこれからの季節は温めるグッズにも注目。
婦人科系のツボも集中している足首の温め&かかとの保湿をWでサポート。光電子を練り込んだ遠赤外線温活繊維製。かかとソックス ¥4,200(ピュビケアサロン白金台)
保温&保湿性に優れたシルク素材97%。汗も発散してくれるので夏でも心地よく使える。シルクレッグウォーマー 各¥2,000(かぐれ 表参道店)
[3] 正しい歩き方でメリハリ脚ゲット
ペタンコ靴でペタペタ歩きこそが締まりのない脚の始まり…。正しい歩き方で歩くことができるようになると、脚の筋肉をまんべんなく使うことができるため、脚にメリハリができてラインも自然と美しく! 1cmヒール靴だからこそ、美しく魅せる歩き方も意識して。
歩くときの目線はやや上のほうへ、胸を張り胃を持ち上げるようにして、脚の付け根から一歩踏み出して。正しい歩き方を意識すると、脚全体の筋肉を自然に使えている感覚がわかるはず。正しい歩き方で〝キュッと足首〟な美脚に。
1cmヒール靴やスニーカーなど歩きやすい靴で歩くときは、かかとから着地→足の裏の外側→足裏全体→親指の付け根というように重心移動を。足底筋(足の裏の筋肉)が鍛えられると全身のバランスもよくなる効果が。
Oggi6月号「キュッと足首をつくる3つの習慣」より
撮影/来家祐介 スタイリスト/金子 綾 モデル/安座間美優 イラスト/ツグヲ・ホン多 デザイン/Permanent Yellow Orange 構成/門司紀子
再構成/Oggi.jp
美脚トレーナー 久 優子
下半身デブから脚タレモデルへと転身した自身の経験をもとに、美脚メソッドを提案。『押したら、ヤセた。頑張らなくても1週間で結果が出る!』(宝島社)など著書も多数。