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まずは「務める」の意味をチェック!「勤める」「努める」との違いも

ビジネスシーンで、意外と迷いがちなのが「務める」の用法です。
「務める」は役割や任務、責任のある立場を担当することを意味する言葉で、会社や組織の中で一定の役職を担ったり、イベントなどで決められた役割を果たしたりする場面で用いられています。
イメージを固めるために、例文でチェックしておきましょう。
<例文>
「部長を務める」
「司会を務める」
「委員長を務める」
つまりシンプルにいうと「務める」は、何かの役割を担う意味で使われる表現です。
♦︎【誤用が多発!】「務める」は“仕事をする”の意味では使わない
ところで「会社で働く」という意味では「務める」は使いません。
この場合は「勤める」が正しい表現です。
つまり「商社に務めています」は間違いで、正しくは「商社に勤めています」です。
このように、勤務先に「つとめる」という意味のときには「務める」ではなく「勤める」を用います。
役割のときには「務める」、勤務先のときには「勤める」と覚えておくと、使い分けをしやすいですよ。
♦︎【要注意】「努める」は努力を伴うときに使う言葉
ところで、もうひとつの「つとめる」である「努める」の意味もさらに異なります。
「努める」は、ひと言でいえば「努力をする」「力を尽くす」という意味で用いられます。
例文でイメージをチェックしましょう。
<例文>
「改善に努める」
「健康維持に努める」
つまり「努める」は、何らかの努力をする事柄に対して使われる表現です。
「務める」の正しい使い方と例文をシーン別にマスター
「務める」の意味がわかったところで、さらに使い方と例文をマスターしていきましょう。
Oggi世代に関わりが深いシーン別にまとめました。
♦︎ビジネスシーンでの使い方と例文
「プロジェクトリーダーを務めています」
「司会を務めさせていただきます」
「新商品の責任者を務めます」
このように、何かの立場や役割が与えられていて、その役割について「やります」「やっています」を表現したいときに「務める」を用います。
♦︎学校関係や地域活動での使い方と例文
「保護者会の役員を務めます」
「地域ボランティア団体で責任者を務めています」
「今回のイベントで実行委員長を務めることになりました」
このように、仕事以外でも組織などで何らかの役割を担っていることを伝えるときにも「務める」が使われています。
【注意】気をつけて!「務める」を誤記しがちな落とし穴がある…!

ところで「務める」と書きたかったのに「努める」や「勤める」に変換された“誤変換”でメールや文書を作成してしまうミスは、比較的ありがちです。
パソコンの予測変換も、ときに誤った判断をするため、正しい変換になっているかをチェックする心がけが大切。
実際に筆者も、過去に変換ミスをしたままのメールを送信してしまった経験があります。
あとから自分が送ったメールを読み返して気づきましたが、あとのまつり…。そのときには急いでいたのも影響していたのですが、事前にもっと丁寧に確認をすれば良かったと反省をしました。
同じ読み方で複数の変換がある言葉を使うときには、パソコンやスマホを過信しないよう意識しましょう。
もう間違えない!「務める」を正しく使うためのたったひとつのポイント
「務める」は日常会話よりも、ビジネスやフォーマルな場面で目にすることが多い言葉。
だからこそ、正しく使えるようにしておきたいですよね。
迷ったときには、「役割を担当しているのか」それとも「会社で働いているのか」を判断の基準にしてみてください。
この基準を覚えておくだけで、多くの場合は適切に判断できます。
「務める」で間違えがちなポイントを専門家がワンポイント解説

「務める」にまつわるOggi世代が間違えがちなポイントを、専門家がワンポイントで解説しましょう。
♦︎Q1:「社長を務める」って正しい表現?
A1.正しい表現です◎。
「社長」という役職・役割を担当していることを表しているので、「務める」を使います。
♦︎Q2:「銀行に務めています」は間違い?
A2.間違いです。
「銀行で働いている」という意味ならば、役割ではなく働いていることを表しているので「銀行に勤めています」が正しい表現です。
♦︎Q3:「務める」「勤める」「努める」を簡単に覚える方法ってある?
A3.ざっくりとした基準ならあります◎。
ざっくりとした基準ではあるけれど、「役割=務める」「会社=勤める」「努力=努める」と覚えてみて。使い分けをしやすくなります。
「務める」は役割を担うときに使う言葉
「務める」は、役割や任務、責任ある立場を担当することを表す言葉です。
一方で、よく迷いがちな「勤める」は会社などで働くこと、「努める」は努力することを意味します。
どれも読み方が同じなので、うっかりミスを招きやすいのですが、意味はまったく異なります。
正しい使い分けられるよう、自信をもって言葉を選べるようにしておきましょう。
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