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「理非曲直」の意味と読み方
「理非曲直」は、「りひきょくちょく」と読みます。物事が正しいか誤っているか、道理にかなっているかどうかを意味する四字熟語です。
「理」は物事の筋道、「非」は道理に反することを指します。何が正しく誤りなのか、客観的に見極めることの大切さを説いた言葉です。
特にビジネスでは、個人の感情や立場に偏らない冷静な判断が求められます。「理非曲直」は、大事な選択や意見が求められるときこそ、思い出したい言葉といえるでしょう。
りひ‐きょくちょく【理非曲直】
出典:小学館 デジタル大辞泉
道理に合っていることと合っていないこと。不正なことと正しいこと。「理非曲直を正す」
「理非曲直」の使い方と例文
「理非曲直」は、おもに物事の正しさや誤りを判断する場面で用いられます。「理非曲直を明らかにする」「理非曲直を正す」などの形で使用するのが一般的です。
ややかしこまった表現になるため、文章やフォーマルな場面に適しているといえます。その場の状況を見極め「客観的な基準で判断する」というニュアンスで活用するのがよいでしょう。
・この問題については、理非曲直を明らかにする必要がある
・感情に流されそうなときほど、理非曲直を正す姿勢が必要だ
・重大な選択をする場面こそ、理非曲直が求められる
・上司は理非曲直を重んじ、公平な判断を下した
・彼女はどんなときにも、理非曲直を問いただす人物として知られている
・彼女の理非曲直をわきまえた態度は、周囲から一目置かれている

「理非曲直」の類語や言い換え表現
「理非曲直」と似た意味を持つ言葉には「是是非非」などがあります。善悪や正誤を判断することに関連する四字熟語です。
類語や言い換え表現を知ると、表現の幅が広がり、状況に応じた使い分けができるようになります。さらに、それぞれの微妙なニュアンスの違いを押さえれば、より的確なコミュニケーションが可能になるでしょう。
「是是非非」
「是是非非(ぜぜひひ)」は、よいことはよい、悪いことは悪いと公平に判断する態度を意味します。
中国の思想家「荀子(じゅんし)」が残した「是を是とし非を非とする」という言葉に由来するとされる考えです。
「理非曲直」と同様、公正な判断を重視する言葉として用いられます。なかでも「是是非非の姿勢を貫く」のように、人の態度や姿勢に対して用いるのが一般的です。
・彼女は周囲が何を言おうと、是是非非の姿勢を崩さなかった
・判断を誤りそうなときほど、是是非非の精神が求められる
・上司は是是非非の姿勢を貫き、ライバルの2人を公平に評価した
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「理非曲直」のような善悪に関する四字熟語
「理非曲直」のような善悪や正誤に関する四字熟語には、さまざまなものがあります。いずれも物事の判断や、因果関係などを示す言葉です。
・自業自得
・善因善果
・勧善懲悪
四字熟語には、状況や考えを短い言葉で伝えられるというメリットがあります。表現力の幅が広がり、文章力を向上させたいときにもおすすめです。
ここからは正しい意味を確認しながら、それぞれの語句への理解を深めていきましょう。

「自業自得」
「自業自得(じごうじとく)」とは、自分の行為の結果を自分で受けることです。
よい行為にはよい結果が、悪い行為には悪い結果が返ってくるという因果関係を示します。本来は「自分が受けるすべては自分の行動によるもの」という仏教の教えに由来する言葉です。
「自業」には「自らの行為による報いや罪」という意味があります。そのため、日常会話では悪行に対して用いるのが一般的といえます。
・無責任な行動で失敗を招いたのは、自業自得と言わざるを得ない
・資格試験の不合格は、自分が努力を怠った自業自得な結果です
・暴飲暴食で体調を崩すなんて、まさに自業自得だ
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「善因善果」
「善因善果(ぜんいんぜんか)」は、よい行為はよい結果をもたらすという意味の四字熟語です。仏教的な因果応報の考えに基づく言葉で、善行の重要性を説いています。
「自業自得」とニュアンスが似ていますが、こちらは「よい行為」に焦点を当てている点が特徴です。日常会話でも、ポジティブなイメージで活用できます。
・日々の努力がよい結果につながると、善因善果の考え方を大切にしている
・善因善果を知ってから、1日1つ、よい行いを心がけている
・毎日コツコツ努力してきた結果が評価されたのは、善因善果の1つかもしれない
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「勧善懲悪」
「勧善懲悪(かんぜんちょうあく)」とは、よい人や行いを推奨し、悪を懲らしめることです。おもに、物語の筋書きや倫理観の説明などに用いられます。
「善人が栄えて悪人は滅びる」という、道徳観を象徴した四字熟語といえるでしょう。
・そのドラマは、勧善懲悪の筋書きが人々の共感を呼んだ
・話題の小説は勧善懲悪のストーリーで、読んでいて心が晴れやかになった
・現実はそう簡単ではないが、やはり勧善懲悪の物語はすっきりする
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四字熟語「理非曲直」を使い会話の幅を広げよう
「理非曲直」は、物事の善悪を表す言葉です。日常会話では、それらを客観的に判断するというニュアンスで活用できます。
特に、物事の正しさを判断する必要がある場面に適しています。「理非曲直を踏まえて話し合いましょう」「理非曲直を明らかに」と使えば、客観視の重要性が端的に伝えられるでしょう。
「是是非非」や「是非善悪」など、類語への理解が深まれば、より豊かな表現が可能です。関連する四字熟語を使いこなせば、コミュニケーション能力の向上にもつながります。
「理非曲直」をきっかけに言葉の幅を広げ、日々の円滑なコミュニケーションに役立ててください。
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