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人間関係がめんどくさいと感じるのは甘えなの? 答えはNOです!
社会に出ると「みんな我慢しているんだから」「社会人なんだから仕方ない」などと思って、人間関係のストレスを我慢しがち。
しかし、日々のストレスは仕事への満足度やメンタルに大きく影響します。
人間関係に疲れる理由の多くは、他人に合わせなくてはならない環境にもあります。
気を遣う相手が多かったり、本音が言えなかったり。
過剰に空気を読まなければならない環境での仕事は「めんどくさい」を招きやすいのも事実でしょう。
Oggi世代はキャリアと人間関係の両方で悩みやすい時期でもあるため、仕事は好きでも人間関係に不満を抱えている人が、思いのほか少なくないのも傾向です。
また、自分に厳しいタイプほど人間関係へのストレスを「甘え」として認識しがちですが、「めんどくさい」という感情は、甘えではなく自然な反応です。
アラサーの“あるある”? 職場の人間関係をめんどくさいと感じる理由

実は、Oggi世代は職場の人間関係を「めんどくさい」と感じやすい年代でもあります。
その理由を解説しましょう。
♦︎理由1:気を遣う相手が増えるから
20代までは先輩を中心とする人間関係でも、アラサーになると上司や後輩、同期のほか、他部署や取引先との接点も増えます。
上には気を遣って、下には気を遣わせないように振る舞っているうちに、板挟み状態になることも多々。
これが人間関係にストレスを抱く背景にもなりがちです。
♦︎理由2:プライベートをもっと大事にしたいから
アラサー世代は、恋人や結婚、家族との時間や趣味といった仕事以外の時間への考えが変わりやすいタイミング。
20代までは必死に仕事に向き合っていた人でも、年齢とともに「これからはプライベートも充実させたい」と価値観が変わるケースも散見されます。
そのため「仕事終わりの飲み会には出たくない」「休日にまで職場の人と連絡をとりたくない」などの気持ちが強まり、以前なら平気だったことにもプライベートを邪魔されているような気がしてストレスになりやすいのです。
♦︎理由3:人を見る目が育つから
アラサーになると、それだけ経験値が増えます。
すると自然に人を見る目も育っていくので、機嫌次第で態度が変わる人や嫌味発言が多い人などを的確に見抜きやすく、これが逆にストレスを生むことも。
20代までなら気づかなかった“人の裏”や“本性”を読めるようになってくると、人間関係に疲れを感じがちなのです。
【実例】「人間関係がめんどくさい職場」でもこれはNG! 逆効果になる対処法

ところで、人間関係がめんどくさいと感じる職場では、自分を守るための行動に移す人も少なくありません。
しかし自分のためを思っての行動であっても、かえって逆効果になるパターンも…。
苦い経験をした先輩たちの失敗談です。
♦︎失敗談:嫌いな本音を態度に出してしまった
Aさん(当時34歳)は職場にいる嫌いな人との接触を、とにかくストレスに感じていたそう。
次第に「顔を見るのもストレス」になってしまったそうで、Aさんは自分を守るためにその人を露骨に避け始めたそうです。
しかし、Aさんから避けられた人物が上司に相談をしたことにより、Aさんが“感じの悪い人”という評価になってしまい、ちょっとした問題に…。
「どんなに嫌いでも、態度に出すのはやっぱりダメなのだな」と悟ったAさんは、その後は最低限の礼儀だけは忘れないように心がけたそうです。
♦︎失敗談:お誘いを断りすぎて孤立
Gさん(当時32歳)は、職場での人間関係にストレスを感じ、ランチや飲み会に参加するのも面倒に感じていたとのこと。
そこで思い切って、お誘いはすべて断るようにしたところ、最初はかなり快適だったそうです。
しかし数ヶ月経ってみると、必要な情報が入ってこなかったり雑談での共有がないので自分だけが知らないことが増えていたりといった状況に…。
周りから避けられていたわけではないものの、これまで雑談によって得られていた情報がゼロになってしまったことで、大きな孤立感を抱いたそうです。
それに気づいて以降は、Gさんはまたランチや飲み会にも少しだけ参加をするようになったと話していました。
人間関係がめんどくさい職場での正しい対処法は?

職場の人間関係においては、もちろん全員と等しく仲良くする必要はありません。
目指すべきは、周囲との接触によって自分を疲れさせないことにあります。
人間関係がめんどくさい職場での対処法を解説します。
♦︎対処法:必要以上に好かれようとしない
人間関係に疲れやすい人には、いわゆる“優しい人”が多い傾向があります。
空気を読み、頼まれると断れずに自分よりも相手を優先してしまうタイプほど、無理をしてしまいがち。
しかし全員に好かれる必要はないのですから、嫌われない程度に境界線を引きましょう。
「必要以上に好かれる必要はない」と心に決めるだけでも、これまでより線引きができるようになります。
♦︎対処法:距離感を人によって変える
全員と同じ距離感で付き合う必要もありません。
たとえば、仲の良い人とは雑談をするけれど、そこまで親しくない人とは仕事の話と軽い挨拶だけにとどめるなどとマイルールを決めるのも◎。
苦手な人とは、思い切って必要最低限のコミュニケーションしかとらないのも一案です。
距離感を調整するだけでも、疲労感は大きく変わります。
♦︎対処法:仕事を「軸」に考える
仕事の人間関係において「仲良くしなくちゃ」を軸にしてしまうと、負担感が大きくなりがち。
そこで発想を変えて「仕事が回るか」を軸にして考えるようにすると、気持ちが軽くなります。
職場は友だちづくりの場ではなく仕事をする場所だと割り切って捉えると、どんなふうに接するのがベターなのか判断しやすくなります。
人間関係がめんどくさい職場へのモヤモヤ… 専門家ならどう解決する?

人間関係がめんどくさい職場にまつわるモヤモヤに、専門家がアンサー!
Oggi世代が抱えやすいモヤモヤをまとめました。
♦︎Q1. 人間関係がめんどくさいと思う私は、協調性がないの?
A1. 協調性とは別の問題です。
人間関係がめんどくさいと感じるのは、協調性の問題ではありません。
そもそも協調性がない人は、相手に気を遣わないもの。「めんどくさい」と感じるのは、むしろ気を遣いすぎているからなのかも。
協調性のせいにして、自分を責めないで!
♦︎Q2. 職場に仲の良い人はやっぱり必要ですか?
A2. いたほうが楽しいけれど、必須ではありません。
職場は友だちをつくる場所ではないので、仲の良い人の存在はマストではありません。
ただし、完全に孤立するよりも軽く話せる程度の相手はいたほうがベター。ちょっとした雑談ができるレベルの人が近くにいるだけでも、精神的な負担は軽くなります。
♦︎Q3. 人間関係だけを理由に転職をしてもいい?
A3. 転職を考える理由として妥当です。
人間関係を理由に転職をする人は意外と多く、実は退職理由のなかでも人間関係は大きな割合を占めています。
毎日積み重なるストレスは想像以上に疲労感を生みますから、限界を迎える前に転職をするのもひとつの方法です。
人間関係がめんどくさい職場では頑張りすぎないのも大切
職場での人間関係をめんどくさいと感じるのは、Oggi世代だからこそ起こりやすい悩み。
経験が増え人を見る目が育つにつれて、20代までとは異なる感覚も抱きがちです。
人間関係を頑張ることが目的になってしまうと仕事にも影響が出ますから、疲労感が積み重なる前に、自分なりに力を抜く術を見つけておきましょう。
もしも限界を迎えそうなのであれば、無理をせずに環境を変える選択肢も視野に入れてみて。
TOP画像/(c)Adobe Stock

並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。



